見出し画像

心のゆらぎを逃さない。

こんにちは!
今回は、ガイア自然学校の代表、成田裕(なりたゆたか)によるコラムです。


---

海での活動が楽しい季節がやってきました。

海にもぐって、いろんな魚たちや海の生き物に出会うのは、本当にわくわくします。生き物大好きな子どもたちにとっては、海の中は魅力的なフィールドです。

ガイア自然学校で、地味だけども今も人気が高いのはウミウシです。

「きもちわるい〜」「毒々しい…」など、嫌いな人もいますが、それでも人気なんです。

僕もはじめのころは、あまり興味なかったのですが、子どもたちが歓声を上げているのを見て、自然と探すようになりました。

見つけ出すと、いろんな色でいろんな種類のウミウシたちがいて、レアな種類を見つけるとなんだか宝物を見つけたような気分になります。

また、なかなか見つからないのに目が慣れてくるとじゃんじゃん見つかるのも不思議な感じになります。

どうして、こんな強烈な色や模様、形で生きている生き物が、この地球にいるんだろうとか、壮大に不思議な気持ちになるのです。

画像1



昆虫も同じく、カブトムシやクワガタムシにもワクワクしますが、僕の最近の注目はセンチコガネというフンコロガシの仲間に興味津々です。

うんこの中に住むので、子どもたちには不人気ですが、とてもきれいな色をしています。

金ピカだったり、メタリックなブルーやグリーン、レッドなど、小さいけど形はカブトムシっぽくてかっこいいのです。

まあ、飼うのはちょっとアレですが…。

うんこに住んでるのにキレイだなんて、不思議じゃないですか? 見つけたら、発見場所とか教えてください。

画像2


ガイア自然学校のGリーダーたちは、ガイアで活動を始めてから生物や鉱物、植物なんかに興味を示すようになることが多いようです。

自然や子どもと触れあっていると、いろいろ気がつくからでしょう。大人になっても、生物にわくわくする人はいます。

そういう人は、きっとロマンチストな気がします。

自然ってすげーって思えることって、人間が生きていく上でも、他の生物の多様性を認める意味でも、大切な感覚なんじゃないかと思っています。

(「ガイア通信」バックナンバーより再掲載)

---

「センス・オブ・ワンダー」をご存知でしょうか?

『沈黙の春』で有名なレイチェル・カーソンの著書『センス・オブ・ワンダー』。

作中では「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」と訳されています。


作中でレイチェルはこう言っています。

生まれつきそなわっている子どもの「センス・オブ・ワンダー」をいつも新鮮にたもちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。

「これってどうして?」「不思議だな」と感じる感性が、日々生き生きし驚きと感激に満ちあふれる世界に誘ってくれます。

レイチェルによると、その感性「センス・オブ・ワンダー」は生まれつきそなわっているそうです。

しかし、その感性を失わないようにするためには、共に発見し気持ちを共有する大人が必要だと述べています。

画像3



子どもより身体能力や言語能力がある大人が子どもの発見や感動を分かち合うことで、子どもの思考や気持ちをより具体的にしたり、物事をより多角的に見るようになったりするのではないでしょうか。

またシンプルに自分の発見や気持ちをしっかり聴いてくれる大人がいることで、子どもは安心して「ありのままの自分をだしていいんだ」と感じると思います。

自分の驚きや感動を相手にも感じてほしいと思って話しても、相手の態度がそっけなかったらもう話したくないと思うでしょう。


「興味」は心がうごいている証。心がうごいているということは、生き生きしている素直な気持ちであること。

大人になっても生き生きとした人生を切り拓けるように、まずは大人がいろんなことに興味をもち、自分の心・子どもの心に耳を傾ける。

そうやって、みんながありのままで自分も相手も大切にできたらいいな。


ここまで読んで下さり、ありがとうございます! ちょっとでも「いいな」と思ったらぜひ、スキ、フォローしていただけたら嬉しいです♪

質問などありましたら、コメントなどでお気軽にお尋ね下さい。

他のSNSでも発信中! ぜひのぞいてみて下さい♪

学生のみなさん! 現在ガイアでは、学生ボランティアである17期Gリーダーを募集しています!

興味がある方は、新歓用Twitter、Instagramをチェック!