学童の伝統は受け継がれていく
こんにちは!うさぎの人です。今年新たな挑戦をした団地の学童、とにかく楽しかったです!少人数の子どもたちと約30日間大家族のようなアットホームな環境で保育をしてきました。今日は、その団地の学童「うさぎっこはうす」を手伝ってくれたスーパーボランティアの中学生のお話しをします。お付き合いください!
「団地学童ってなに?」の方は合わせてこちらも読んでいただけると幸いです!
思い出話しから
団地にオープンした「うさぎっこはうす」には、この夏休みを応援してくれる、スーパーボランティアの子がお手伝いに来てくれていました。
もちろんうさぎっ子の学童を6年間通った卒室生!
頼りになるのは、間違いないですよね!子どもたちと一緒に遊んでくれたりお姉さんらしくまとめてくれたりと、さすが中学生そして元学童っ子という感じです。(以下、Mちゃんとします)
そんなMちゃんと学童時代の思い出話しをしているときに「かわら落とし」という遊びの話題になりました。
北本の学童の中での「かわら落とし」とは、小さな板を使い16個の課題を行いながら、相手の板を倒していくという遊びです。
先に全ての課題を終えたチームが勝ちというチーム戦での対戦遊びとなっています。
昔遊びですが、似たような遊びはあるけれど、まったく同じルールは見たことがありません。おそらく、北本で長い年月掛けられて今の形になった独自昔遊びといった感じです。
地域によって、ルールが違う遊びって良くありますよね!
うずうずしてくる!!
そんな話しをしていると、Mちゃんが言いました。
「あー、久しぶりにかわら落としをやりたい!!うずうずしてくるー!」
中学生になったMちゃんは、かわら落としで遊ぶ暇なんてありません。しかし襲ってくる懐かしさの禁断症状!(笑)
良く分かります!皆さんにも絶対に1つぐらいそうゆうのありますよね!
続けてMちゃんはこう続けました。
「私は、1年生の時に高学年のお姉さまたちに、「やるよ!」と連れられてルールも分からない中、付き合わされた思い出があるんだよ!その時は、早く終わらないかなと思ったけど、そこからがかわら落としとの出会いでハマっていったよね!!」
めちゃくちゃ笑いました!(笑)
まさしく子どもの中の世界感だなぁと感心してしまいました。
北本は昔から1年生から6年生までが在籍する学童です。1年生からしたら6年生の存在なんて圧倒的ですよね!そんな6年生に連れられて、ルールも見たこともない遊びに誘われる。
もちろん6年生からしたら、これは学童で流行っている遊びだよ。
「ルール教えてあげるよ」と可愛い1年生に伝えたい気持ちがあったのだと思います。
当時1年生のMちゃんの印象は「やるよ!いくよ!」という風に見えたのでしょう。でも、それをきっかけ新たな遊びを覚えて、ハマっていく。
これこそ、学童保育の伝統の受け継がれであり、1~6年生までいることの素晴らしさなんだなと感じました。
その話しを聞いて、団地学童でも「よし!やろう!!」と伝えると、Mちゃんはとても嬉しそうに、子どもたちに伝えに行きます。
そして、学童に通う子どもたちの反応は「知らない」「なにそれ?」
Mちゃんと二人で「まじかー!!」とがっくり。。
でも、つぎの瞬間にMちゃんはスイッチを切り替えて「よし、私が教えよう!」と。
こうして伝統は受け継がれていくのだなと感激しました。
予想通り「かわら落とし」は大盛り上がり!!初めてやった子たちもルールが簡単なので、すぐに慣れて、白熱した対戦になっていました!
そして、うずうずしていたMちゃんは、誰よりも楽しそうに、最高の笑顔で懐かしさを実感していたんだろうなぁという感じでした!笑
昔の事を続けていくことの大切さ。こんな時代だからこそ、学童にいる時間は昔遊びを全力で行うそんな事も必要なんだよなと感じた一面と、改めて学童保育は異学年が一緒に遊べる最高の遊び場だなと思えた場面でした。
おまけに・・
Mちゃんは、そのほかにも色々なお手伝いをしてくれて、お皿洗いなどもやってくれました。調理の職員と一緒にやっているときに、「学童でお皿洗いやってきたから、行動がスムーズだよね!身体に染み込んでいるんじゃない?」という会話をしたそうです。
北本の学童では、おやつ後に毎日支援員と子どもたちで、掃除を行います。その中に自分たちが使ったお皿を洗ったり、拭いたりする掃除も入っています。何かをやり続けること、それが生活の一部に反映されているのならば我々はとても嬉しい事だと思っています。
学童は第2の家庭!!自分で出来ることは自分でやる。それが、卒室した後の子どもたちのためにもなるという事を続けていく事もやっぱり大切な事なんだなぁ~。うさぎっ子クラブは、この伝統も伝え続けなくてはいけないんだなと感じさせられました。
スーパーボランティア、Mちゃんのおかげで大切にすべき学童の在り方というのを再認識させてもらったような気がします!
ありがとう!!また、来年も遊びにきてね!
今回はこのへんで。。ではまた!
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