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バラモン左翼と共産党

選挙という茶番劇は、終わりました。

リベラル系の人が、いつものように捨て台詞を言っています。
毎度おなじみの風景です。

あるいは、文部科学省の事務次官だった前川喜平さんみたいに、
政治家には言えないから僕が言うが、日本の有権者はかなり愚かだ、と。

曲がりなりにも国民の審判が、選挙によって下されたのです。これを尊重して受け入れることが、憲法を守れとか民主主義を守れといつも叫んでいる人々として、当然の態度だと思います。意識が低いだの愚かなどと国民に責任転嫁するだけでは、これまで同様ずっと同じですよ。ご自分たちの意識のあり方に問題があるのです。気が付かないのでしょうか。いい年をした大人が駄々を捏ねていてみっともないの一言です。枝野氏は負けました。責任を取るのが政治家として当然です。

彼らのような人々を、バラモン左翼と呼ぶそうです。とてもうまいネーミングだと感心しました。どういうことなのか、引用しておきます。

ヨーロッパの事例なので、日本にそのまま適用できるとは思いませんが、概ね当たっています。

もう一つ参考になる記事がありました。なるほどと思うところが結構ありました。

私の人生経験も合わせて検討すると、
バラモン左翼あるいはリベラル系の人たちは、自分は絶対に正しい、正義だと思っています。
客観的根拠は、ありません。
そもそも、正しいことが自明だから、客観的な根拠の必要性はないと確信しているようです。
そして、自分と反対の意見や嫌いな人は、社会的に有害であって、地上から抹殺すべきだと考えています。
それが、正義であり、当然だとみなしています。
彼らが、蛇蝎のように嫌っている戦前の軍国主義者やヘイトスピーチをまき散らしている現在のネトウヨと同じ思考です。
さらに、この点を強調したいのですが、本当に知的であり成熟した人間に必要な、自らを懐疑して、自省するという精神を欠いています。
私の単なる思い込みによる、ひどい言い方に感じますか?
では、冒頭の澤田、前川氏の捨て台詞をどのように理解すればよいのでしょうか?

それから、共産党の志位さんの主張。あきれました。

その中で、特にひどいと思ったところを引用します。

「日本共産党が目指す社会主義・共産主義は、崩壊したソ連、現在の中国のような自由もなければ民主主義もない、人権もないという社会ではありません」

しんぶん赤旗

こんなことぬけぬけと今でもよく言えるなあ、と逆に感心しました。本気でそう思っているのでしょうか。そうだとしたら、志位さんに、あなたのただの思い込みに付き合う時間は国民にはもうないと言いたい。

どうして、私はここまで共産党のみなさんに批判的なのか、以下説明します。

それは、民主集中制というおかしな組織原則を共産党が採用しているからです。民主主義とは真逆の全体主義です。このことについて、共産党側は下のように主張していますが。

見苦しい言い訳ですよ。日本共産党の歴史を調べれば、その冷酷非情な体質がすぐわかります。伊藤律さんのことを調べてみてください。参考文献はこれです。ニュース動画もありました。

それから、日本共産党が政権をとったとしましょう。彼らが目指す社会主義・共産主義が結局のところ実現ぜず、失敗。国民に多大の損害を与えた場合、共産党のみなさんは、ご自分たちの間違いを認めるでしょうか?とても疑問です。私たち日本共産党は絶対に間違っていないが、国民がバカなので失敗したなんて言い出すのはご勘弁願いたい。

私は右寄りの考えに同調はできません。かと言って、バラモン左翼や共産党のみなさんのあまりの無謬性・独善性に嫌悪感を覚えます。日本が停滞状態のまま30年以上経過したことの大きな原因は、バラモン左翼や日本共産党が自己変革を自らに課さず、旧態依然とした体質のままであることに求められると考えます。

正義ほど厄介で、人をむなしくさせるものはない、と茶番劇が終わり改めて感じました。

追記 2023/2/14
党首公選制を主張した共産党の党員が除名されました。

共産党側の言い分は、
除名された松竹氏が「外からいきなり攻撃」したのは、党規約にある、派閥や分派をつくらないことが原則の「民主集中制」に背いた行動に当たるそうです。
共産党の中だけに通用する理屈ですよ。
私には理解不能です。
そして、共産党の幹部たちが血相を変えて、松竹氏の除名を正当化するのを見ると、共産党って何のためにあるのか疑問に思えてきます。
意見の相違があるのを認め、お互いに一致できる点を見つけ、妥協する能力が政治家には必要だと思いますよ。
ところで、志位さんが仮に総理大臣になったとします。
彼がバイデンやトランプ、プーチン、習近平、金正恩ら世界の指導者たちと結果を出せる交渉を行う能力があるとみなさん思いますか?
除名処分に対する新聞の批判的な論調に対して、記者会見の場で口を極めて反論をする志位さんの姿からは、そのような資質があるとは思えません。
それから、公開の場でパワハラをした書記長の小池晃氏が口頭警告で、末端の一党員が問答無用の除名処分です。
すごい落差にびっくりしました。
国民からの支持率がいつも3パーセント未満である政党のごたごたに、私はこれ以上付き合いません。
極めて残念ですが、自民党がこれからも政権の座に居座ることになりそうです。





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