言葉の「これから」が気になる話
言葉の「これから」が気になってきました。
先日クラファン支援のリターンとしてお邪魔したこちらのイベント以降、より一層気になっています。言葉の持つ意味と、言葉が未来に果たす役割のことが。
技術の発達は僕たちに新しい世界を見せてくれる一方、文化人類学的には人類は進化がない。まあ要は、ドラえもんがいても、のび太がしずかちゃんが好きでドキドキする気持ちって22世紀でも変わらないよねー、みたいな(笑)
e-lampって個人的にはめっちゃ面白いなー、と。
すごく素敵でワクワクするキャッチフレーズに感じます。ワクワクやドキドキが目で見てわかったら、どんな未来になるだろう?人と人が向き合う未来が変わるかも・・・✨
でもここには否定的な人と肯定的な人、結構分かれそうですよね。心が見えてしまうのはマズい・・・みたいな😂
好きという気持ちも、ドキドキもワクワクも、どうにかして相手に伝えたい。その想いが溢れて、言葉は時に音楽になり、そしてまた時に詩歌になった人類の歴史がありますからね。どうやって伝えよう?どんな風に伝わるのだろう?と。
また別の話。
「そこにいる全ての人が手話で会話をしていた島の話」を知っていますか?
この島では皆んなが手話を使っていたので、そもそも聾唖者が障碍者という認識もハンデも無かった・・・と。コンヴィヴィアルな生活の、また別の側面を見せてくれるな、と思いました。
言葉の持つ意味や役割は、技術的な意味合いで変わることは多分無いのだろうと思います。そうすると、これから先、言葉はどんな風に人類と共に歩んでいくのか?
言葉は伝えるための道具であり、また或いは思考するための道具なのだと思います。でも、伝える・伝わる・思考することが、人類の長い歴史の中で大きく変わりつつある。僕たちが生きている今が、ちょうどその転換点なのかな…という想いが強まりつつあります。だからこそ、言葉の「これから」が気になる・・・。
今、この時代の何が面白いって、例えば絵も、音楽も、小説も、文化人類学と共に歩んできた諸々に素晴らしい技術が入り込んだことによって、一見すると感動的に上手い絵や音楽や物語を誰でも生み出すことができる点だと思います。
このプロのラッパーを機械学習で学ばせて作った楽曲とかすごいですよね。ちなみにこのPVに出てくるラッパーもディープフェイクで作ったAI画像だそうで…。
曲として聴く分には、もはや人なのかAIなのか気にならない・・・というかわからないですよね?
でも、歌詞はよくよく聴くと「?」が結構あります。
「なぜその言葉をチョイスしたの?」
「どんな想いを込めたのかしら??」
そりゃーそうです。多分僕らは言葉そのもの以上に、その人の生々しい体験を感じ取れる言葉に感動しているのです。或いは生々しい体験を想起させてくれる、素晴らしい体験と想像を共有させてくれる物語に感動しますよね。
AIにはまだ文脈が足らない。
体験から発せられていない言葉には僕らもまだ懐疑的です。
でも。
技術の発達によって、言葉を使わずとも、ダイレクトに体験や感情を相手に届けることができるようになったら?
今の技術革新の速度からして、そう遠く無い未来に結構「良い線」いっちゃうんじゃないか?と思ったりもするのです。
言葉の「これから」が気になります。
でも、「これから」を予想することは控えておきます。予想や妄想の遥か斜め上をいく世界線に入って来ましたから。
でも、暫くは言葉に乗せる体験と文脈が人類の武器になりそうですね🌟
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