G-Ups交流会 Swimmy ダイアローグレポート【第9回〜第12回】

第1回~第8回までのレポートはこちら

<第9回>

開催日:2024年3月25日(月)

先日3月25日(月)、「G-Ups交流会 ~SwimmyダイアローグVol.9~」を開催いたしました。交流会の一部始終の内容を振り返りとして、報告いたします。

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<題材にした記事>
https://growing-ups.org/finland1-school/

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<交流会での意見など(一部)>

・クラスの人数が少ないことがいいなと思い、子どもたちがいろんな方向を向いて授業をしていることを知り、子ども一人一人に合うカリキュラムになっているのか気になりました。

・記事の中で「日本の宿題の出し方が好きです」と宿題について書かれていたところで、どのような視点でこう感じたのか知りたいなと思いました。また、保護者が子どもの送り迎えをしていることも知り、登下校のことについてもさらに知りたいなと思いました。

・フィンランドに連れてきたことは子どもの経験にもなると思っていた中で、「来るのは最初嫌だったけど、来てちょっとよかったなと思った」と子どもの気持ちを知ることができてよかったと思います。

・地理的な要因で、空が暗い時間が長く、親が心配する面もあり、夕方も暗くなるのが早いので遊ぶ時間が少ないのは辛いのかなと思いました。

・学校の給食費は無料です。教科書、ノート、鉛筆など学校で使う文房具は無償で提供されますし、通学のバス代も子ども割引が適用されています。学校に対して、金銭的な負担は感じていないです。

・プールの授業は、冬季に市営プールで数回行われます。

・学校と保護者との連絡は、専用のアプリを使います。欠席連絡もそれを使いますが、遅刻した場合は厳しく注意されます。宿題の提出も厳しく、子どもがしていなかったら、保護者に連絡が来ます。

・4年生頃から習う英語の授業は、日本のような「楽しくやりましょう」という感じではなく、英単語なども真剣に学習していくようなスタイルです。英単語のスペルミスは多少許されています。

・フィンランドの学校に道徳の授業はなく、「宗教」がその代わりのようになっています。様々な国からの人がいるので、それを受けるか受けないか選択することができます。

・理科の授業については、日本は実験活動が多いですが、フィンランドでは野外に出て活動することが多いという違いがあります。

・学校のハロウィンのイベントでは、保護者も仮装して参加できます。保護者もバザーを開くことができ、教室もお化け屋敷などにして楽しめるイベントでした。

・PTAの活動があるかどうかまでは不明ですが、フィンランド全体や地域ごとで保護者の会があるようです。強制的に活動に参加する形ではないと思います。

◆そうすけさんへの質問
Q現地のクラスの雰囲気はどうですか。
A 友達と笑ったり遊んだりしておもしろいです。学校のグラウンドでホッケーもしています。

Q 休み時間の過ごし方と先生の関わり方はどうですか。
A 次の授業に急がないといけないとき以外は、必ず外で遊ばないといけないです。雨でも雪でも。クラスの先生は一日に一回外に出るか出ないか、です。外で遊ぶのを見守る役割の先生がついてくれています。

Q クラスには、どこの国の人がいますか。
A スリランカ、ソマリア、アルバニア、インドなどからの人たちがいます。

Q 給食では何を食べていますか。
A 好きなメニューは、マッカラや小さなパンケーキみたいな食べ物です。

Q 学校のルールや校則で、日本との違いはどうですか。
A 「廊下は走っちゃいけません」と言われました。休み時間は外で遊ばないといけないことと、雪を投げてはいけないことです。

Q 宿題の出し方が日本の方がいいと記事に書いていたことについて詳しく教えてください。
A 日本では、朝登校してすぐに宿題を出せるけど、フィンランドでは授業中に先生に見せるので、日本の方が楽です。

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<ご感想>

●フィンランドの学校生活について知れて、すごくおもしろかったです。住んでみての気づき生活体験を通してはじめてわかることがあると改めて感じました。続編の記事も楽しみです。久しぶりにG-upsのイベントに参加できてよかったです。このわくわく感、いいですね。(akiko・小学校教諭)

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