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【おまけ付き:一旦の調整局面か?】11月13日週振り返りと11月20日週シナリオ戦略②

こちらの記事は後編になります。
前記事もご覧いただけると分かりやすいです。


お世話になります。
FXファンダリストのグースGOOSEと申します。

最近はレビュー数も増え、
週に100人以上もの方々に
記事にアクセスいただいております。

先日出した記事が好評ですので、
見ていただければ幸いでございます^^

いつもご精読いただき有難うございます。
少しでも良いと思えば、
いいねしてくださると幸いです。

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前回は米金利について触れて終わりました。

短期的には米金利は下落しているが、
そろそろ下げ止まりするだろうとお伝えしました。

それを踏まえて、
株や為替等のシナリオといきましょう。

時間軸を読者様と擦り合わせることは
この記事だけでは難しいと思いますので、
分かりづらい点は、質問やオプチャ等ご活用ください。


指標等確認

その前に11月20日週の
イベントを確認しておきます。

日本市場11月23日(木)
米市場11月23日(木)、24日(金)一部

で休場となっております。

その他指標を見ても
特に重要なものはないように思えます。

強いて言えば、以下です。

11月20日(月) 米20年債券入札
11月21日(火) カナダCPI、FOMC議事要旨
11月22日(水) 失業保険、ミシガン




株式

DOW30

米金利の高止まりや
その他の懸念が落ち着いたことより
10月末から強い買い相場です。

そこにCPIによる金利安が重なり、
株は買い相場となりました。

DOW30 日足

一旦ここで株式市場は
買い相場の調整に入る局面と想定します

たとえ下落とならずとも
上昇率は限定されたものになるでしょう。

意識されるテクニカルポイントは
35500-35700付近です。

週足レベルで引ける抵抗ラインと
35700付近に引ける水平線ライン

今の材料でここを大きく抜けると
かなり強い買い相場となりますが、
まだそこまでではないかと思います。

後ほど記述しますが、
景気後退感もあるので、暴落に警戒です。


日経平均株価

DOW30と大体同じですが、
調整に関してはマイルドと想定します。

米と異なりマイナス金利であること
程よくインフレしていること

を加味すると、

日本株は米株下落に対する
下落率より低くなると思います。

ただし一旦の調整局面想定より
保有していた日経225先物は全利確しました。

前々から株は上昇局面に入る考えでしたから
初志貫徹で最長3000円程の上昇を取れました。

株とは違ってマイナススワップですので
ここら辺の利確が妥当との判断です。
また押し目があれば拾うつもりです。


ドル円


ドル円実質レンジ 149.200-151.900
(終値 149.500-600)
ドル円予測レンジ 148.000-152.000

11月13日週ドル円レンジ

ドル円下落の主原因は、米金利低下です。

金利差によってドル円は上昇続けてきましたが、
それも終わりを迎えようとしています。

よってこれ以上の上昇を見込めないことによる
利確の動きも出てくるタイミングです。

といっても金利差を考えると
中期的な上昇トレンドは継続ですので、
急落はなく、買い支えはあると思います。

このように時間軸の違いを意識すると
立ち回りはだいぶ楽になると思います。

来週ドル円予測レンジは、148.000-151.000

11月20日週 ドル円予測レンジ


【おまけ】景気後退に関するリスク


ここ最近は金利安によって
相場はリスクオンで楽観的であります。

しかしその反面、
景気後退リスクの想定が必要と考えます。

昨年よりインフレ抑制のために
リスクを犯してでも利上げし続けてきました。

利上げしてきた1年半の間に、
クレディスイス破綻、米銀行破綻、
米国債の暴落や格下げ、
碧桂園の債務不履行など
多くの有事を経験してきました。

さらにウクライナ戦争や
イスラエル/ハマス戦争による原油リスクと
米金利が外部環境に左右される状況です。

米政府・FEDは先行き見通しが
かなり不透明な中、物価、株、金利など
経済を上手くコントロールしたと思います。

流石としか言いようがありません。

しかし、金利高による潜在的リスク
いつ大きな形で露呈してもおかしくありません。

実質金利の影響による消費落ち込みで
米金利安の楽観的な状況だからこそ、
少し考えてみてはいかがでしょうか。


銀行破綻リスク

最近は金利安による
国債買い戻しムーブもありますが、

国債安による債務不履行リスクは
暫く拭えることはないと思います。

高金利によって、銀行は融資の厳格化を行い、
7-9月融資残高増加では2年ぶりの低水準でした。

銀行の資産目減りする中、
融資ができないとなるとかなり厳しいが
FRBの後ろ盾等、現状把握が難しいです。

銀行の財務状況や融資額等の
詳しい情報をお持ちの方、
ご教授いただけますと幸いです。

なんにせよ、高金利に伴う
資産状況の悪化、
高金利ローン圧力や消費の弱さなどが
銀行破綻リスクになっているのは間違いなく、
いつ露呈するかは警戒が必要でしょう。


各種ローン

ローンは負債であり、資産でもありますが、
そのリスクも検討する必要があります。
各種ローンについて、考えてみました。

学生ローン


前々から言われておりますが、
学生ローンだけでは経済危機にはなりません。

しかし影響は少なからずあります。

約3年半に亘って猶予されてきた
米学生ローンの返済が10月より再開されています。

バイデン大統領のこの政策により
学生ローンの延滞率は激減していましたが、
今後どうなるかは警戒していきます。

NY連銀

一部は免除者は要るようですが、
効果でいうとお情け程度しかないようです。

ちなみに各ローンの比率でいうと、
9%とあまり高くないようですが、
信用に大きく関わるので、
複合的・連鎖的なリスクが伴います。

特に若い世代が辛そうですね。

NY連銀

実際にこういった記事が出てきています。



住宅ローン


米金利高騰により
住宅ローン金利も高くなっており、
30年ローン水準は7.5%以上となっております。

さらに先ほどのローン比率にもありましたが、
住宅ローンは全体の7割にも及びます。

かなりヤバそうに感じますが、
私はローン返済に関しては
そこまで危機は感じておりません。

まず住宅ローン滞納率は
どの世代においても低位です。

これは米国人の9割が
固定金利ローンを組んでいるからです。

日本は変動が9割なので、
あまりない感覚かもしれませんね。

よって足元の金利が上昇しようが、
返済額に大きな変動はない
というわけです。

これは中央銀行や経済状況の違いで、
金利高によるリスクヘッジという考えでしょう。

住宅ローン高金利によるリスクは
新規借り入れのハードルが高いので
住宅市場は低迷を強いられています

データ掲載は割愛しますが、
インフレによる中古住宅価格の高騰や
中古住宅在庫の減少によって
新築住宅の需要が増しています。

消費に対する市場のねじれもあり、
住宅市場は今後も厳しいと思われます。


クレジットカードローン


米経済の消費の底堅さの裏に、
クレジットカード利用増が言われております。

クレジットカードの債務額は
過去最高の$1.08 trillionとのことです。

クレジットカードは支払いの先送りであり、
短期的な借金と考えてよいでしょう。

そのクレジットカードローンの
滞納率がじりじりと上昇しています。

車両関連ローン

こちらもじりじりと滞納率が上昇していますね。

ローン総括


こちら各種ローン滞納率の
30日、90日を並べたものです。

堅調だと思われている米経済の裏で
ローン滞納率が上がってきています。

コロナ前の水準を超えてきているものもあり、
今後より消費が弱くなる可能性があります。


景気後退リスクに関して


これは今は米金利安要因として
好材料として捉えられると思いますが、
景気後退リスクでもあります。

今後予想以上の米経済の落ち込みに対しては
金利引き下げ措置を講じてくるでしょう。

しかしそれでも耐えられない場合は
暴落相場になることを想定しています。

金利安で対応している間に
実経済がどれだけ耐えられるか
金利安 vs 実経済 のイメージです。


この話はあくまで想定であり、
どれくらい確率が高いかは不明ですが、
個人的に恐れているリスクについて
取り上げてみました。

実際には、より格差が広がるだけで
暴落相場は免れるかもしれません。

しかしそういった想定をしておくことが
今後の相場への対応へと繋がります。

このお話が参考になれば幸いでございます。
もし良ければ、いいねしてください^^

週単位の相場分析には重い内容でしたので、
また別記事で上げようかと思いますが、
折角読んでいただいたので、
こちらにも記述いたしました。




今回もご精読頂き
誠に有難う御座いました😄

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