見出し画像

12/21

寒くて布団から出られない。

年末だからと張り切って予定を詰めすぎたので、生活リズムがだだ崩れしてしまった。最近はふうか、りんりん、あみみん、という世界レベルで性格が良くて優しい愛すべき居候達がしょっちゅう遊びにきていて、毎日が修学旅行みたいだ。

フーコーが、「好奇心は自分自身からの離脱を可能にする」などといっていた。要は別の世界にとびこむことで、新しい世界の見方を知って、ついには自分自身も変わってしまう、ということだ。

新しい見方に変えることで、何もかもが上手くいく、ということはよくある。

当たり前だと思っていることは疑うのも難しいから、私たちは八方塞がりになる。ベタな例えだが、昔は太陽が地球の周りを回っている、という考え方が主流だった。だけど、コペルニクスやガリレオ・ガリレイなんかが「地球って太陽の周りを回ってね??」ということに気がついたその瞬間、当時のほとんどの宇宙の謎は解明された、ということがあった。同じように、絶対に机に立てることができないと思われた丸い卵は、少しひびを入れることによって簡単に直立した。コロンブスの卵である。

きっと、新しいものの味方を手に入れたとき、全てがひっくり返るように、何もかもが上手くいく時がくる。

革命が好きである。絶対に歯向かうことのないと思っていた市民たちが、王政をぶち壊しにやってくる。富裕層は怯む。そんなこと、「有り得ない」と思っていたから。

警察の催涙スプレーや暴力に、黒人達が団結して立ち向かっていく。アパルトヘイトが蔓延していた時代の動画である。力の差は歴然としていて、武器を持たない黒人達は次々と負けてしまう。それだというのに、画面の中の彼らはとても生き生きとして見える。

なぜかってその理由は簡単である。彼らには今まで服従するという選択肢しか与えられてこなかった。今更白人に本気で歯向おうなんて、考えもしてこなかったのだ。だけど、彼らの視点は変わった。自分達は怒っていいのだ、誇りを持って立ち向かっていいのだ、と考えるようになった。

なんと、夢を見られることは、夢が叶うこと以上に幸せなのである。言ってしまえば、どうせ負けてしまうし、最初から勝てっこない。それでも、「どうせ負けてしまうから〜」と物分りがいいフリをして諦めることは、その人の自信を大きく蝕んでいく。

「服従するしかない」から、「立ち向かってもいいんだ」へ。天動説から、地動説へ。絶対無理だと思っていたことをやってみること、飛び込んでみること。そうしなきゃ何も分からない。私の好きなアランやカーネギーなんかも、大体そんなことを言っている。

私が好きなカイジという漫画で、Eカードというゲームが出てくる。めちゃくちゃ強い「皇帝」のカードに勝てるのは、めちゃくちゃ弱い「奴隷」のカードだけ。「捨て身の奴隷が一番強い」、と作中で利根川(じゃなかったかもしれない)は言う。「だけど、人間はそう簡単に捨て身にはなれない」とも。

そういえば確かインドネシアのじゃんけんでは、「ゾウ」に勝てるのは「アリ」だった気がする。大きなゾウもアリに群がられると死んでしまうから。ゾウに勝つのは、ライオンやクマではないのだ。まさに弱者の逆襲、BUMP OF CHICKEN。

私はどちらかと言うとずっと負け続けてきたような人間だから、こういう逆襲や革命くらいしか、もう縋るものがない。思い出すことや言葉にすることから逃げてきた過去や弱音がのしかかって、どうしようもなく動けなくなったりしちゃうなー、たまに。全部上手くやってこれなかったのは私のせいかな。

だけど、いつも同情で人の気持ちを引くような、面倒くさい奴には絶対になりたくない。

最近、マガポケで1日1話づつ無料で読んでいる漫画がある。ストーリーは本当に胸糞で酷いものだけど、主人公が「自分を貶めて惨めにする言葉はクセになる。楽になるのは一瞬で、あとは傷だけが残る。」と言うシーンがあって、その言葉がめちゃくちゃ好きだ。自虐って楽。戦わないでいい口実ができるから。だけど少しずつ自信を蝕んでいく。

いつまでも「自分は」って言ってないで、近くにいてくれる人を笑わせることに精一杯になっていたい。あーいなきじたいにーーうーまれたわけじゃないーーー⤴︎︎⤴︎︎


( ´・_・`)」パラッポウパラッポウ


(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ

(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ

(☞ਊ ☜)目がァアアアアァアアアアッッ!


全然関係ないけどABCマートのグリルチキンめっちゃ美味しいから是非買ってね。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?