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~お酒飲みたくない~内容重めです

適度に楽しむお酒 とても良いと思います
ただ、我が家の場合は違った

父の中に孤独、悲しみ、苦悩みたいなものが入っているのは感じていた。
その悲しみや孤独を癒すためにお酒を飲んでいたのか
悪い人じゃない、逆にやさしい人
やさしすぎるゆえに、特に昭和の時代は強さを持っていないと生きていくのが厳しい、
父の時代は沢山お酒をのめることがすごい?ことみたいな風潮があった
そのためか若いころからよく飲んでいました
何が発端だったのか、本人でないとわからないが、私が実家に帰省したころにはお酒にコントロールされているような状態だった。

お酒も過剰摂取になると、脳の高度な部分を壊していく。
よくわからないが、理性の部分が壊れていくような、
どんどん常識から外れていった
お酒を飲むと目つきが変わっていく、私の知っている父の目ではなくなった
外で問題を起こしては、後始末は、家族
悲しくてやりきれない、みじめな気持ちだったな

父自身はこの自分の状況をどこまで認識していたのか
お酒を飲む量により普段の温厚な父と そうでない どこかタガが外れた
ような父になっていく

この苦しみはいつまで続くのか
いつまでたっても終わらない戦いかも知れない
でも逃げるに逃げられない
逃げきれないだろうなという恐怖も感じていた

家庭という場所が安全とは言い切れない場所にかわってしまった

苦しいところは、
家庭の中のことは外の人には見えないところ

閉鎖され密封された中での苦しみ
決してその場所には風を通してはいけないようなそんな場所
閉鎖された中での家族だけの苦しみ
誰にもきずいてもらえない、決して誰にもきずかれてはいけない世界

そんな父が亡くなってもう10年近くになります
10年近くたった今でも これまでの苦しかった状況を振り返ってみて解決策が見つからない、
あの時私はどうすればよかったのか、何ができたのか、考えても見つからない
ただ、できるとしたら
その時の自分の背中を「大丈夫だよ」となでてあげることしか思いつかない
「きっと大丈夫」と抱きしめてあげることしかできない

こういう苦しい経験をした時の解決策や 何かできることをお伝えしたい思いはあるのに、やはりまだわからない自分がいる

いつかまた 何年かったら 「こんな時はこうしたらいいんだよ」って
自分に言ってあげられる日が来るのかな



ご覧いただきありがとうございます。いただきましたサポートを胸にきざみ、皆様の心に届く内容を目指して努力していきます。自分自身も楽しみながら長く続けていけたらと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。