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ピ ン ク の く る ま

付き合う、とハッキリ決めたわけじゃないけど、ゆらゆらと付き合って。ゆらゆらゆれながら離れた、わたしと隣の男の子。

日に日に忘れていくことはまだ出来ず。
物音や動向が気になってしまう。
そして、短いけど密に過ごしたので、情みたいなものがにょきにょき。良い思い出を振り返ってみたりも。
部屋が隣で、物理的に近くて。
どーーやって忘れる、ちゅうねん。
まだ鉢合わせはしてないけど、鉢合わせたらどうしよとビクビクしてしまう。
そしてわたしは微妙にまだ凹んでいて。
先週末はカーテンを閉め切り、寝倒した。
睡眠しかいま、わたしを癒すものはない。
とでも言うように。

そして、大根とセロリとあげのお味噌汁を作った。作り過ぎて、お味噌汁と戦ってた。今度は、量には注意しよう。
ふとしたときに、外食しがちな彼に、自作の料理を持っていきたくなる。
また不健康な生活に戻ってるんだろな、確実に。

そんなある日、彼の駐車場に見知らぬ車が停まっていた。ピンク色のかわいい車。
え、?!
誰!!
あの色ぜったい女の人やん。
でもなんで、彼の車がなくて、ピンクの車オンリー?来客用の駐車場は空いてるし、、
謎すぎたけど、そのときは絶対女の人だと核心してた。
夜ウォーキングに行ったときも、モンモンモン。ミステリーのように考えたくなる。彼は私と一緒にいたときも、水面下で別の女の人と関係をすすめていて。彼は今その彼女の部屋に泊まっていて、彼女が彼の荷物を取りに来ている。その彼女の車がピンク。。。
そして、ウォーキングから帰宅。しばらくしたら、一回いなくなったピンクの車がまた戻ってきてる。気になる・気になる・気になる。
でも、今のアパート壁がうすいのに、聞こえる音がいつもの感じと変わらない。あれ?
どうやら彼が車を変えたぽかった。それか、どっかで小さく車をぶつけて代車借りてきてる?

翌日。いつもの彼の車に戻ってた。なんだ、やっぱり。別に女の人じゃなかったじゃん・・ てか、どっかでぶつけたの?車。修理したの?身体大丈夫なの?気になる。でももう、もちろん、聞けない。

前までは隣に彼がいると安心できて。よく眠れたのに。
最近は、この微妙な感じのまま隣なので。緊張してしまい、リラックスできなく、どんどん眠れなくなってきた。

彼の隣の部屋に引っ越すって。自分で決めたことなのに、急展開でひっくり返った今の状態にやられちゃってるわたし。ピンチ。やば。なにこれマンガの中にいるんですか私・・・



つづく。

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