映 画 「 し あ わ せ の 絵 の 具 」 に じ ん わ り き た 。
久しぶりに、良い映画みました。
このところAmazonプライムで映画を観るのが加速中のわたしなのですが。
ラインナップは、
島々清しゃ、くれなずめ、青葉家のテーブル、パターソン、アイネクライネナハトムジーク、おばあちゃんの家、ホノカアボーイ、弥生三月-君を愛した30年-、mellow、オーバーフェンス、坂道のアポロン、東京公園、しあわせの絵の具、蜜蜂と遠雷 ← いまココ観終わった。
と、どちらかというと洋画より邦画が多いです。
いろいろな映画を観ていろいろなことを感じるし、ぜんっぜん違うんだなーそれぞれ… 世界観が… と、ほぉーとなったり、新しい世界をたっくさん観させてもらいとても楽しいです。コロナだから県外に旅は出来ないけど、旅してるみたい。たのしい。映画によっては映し方というか景色に癒されることもあるし、キャストの俳優さんに見入る場合もあります。
単純に成田稜さんが好きなので成田さんが出てる映画を多く見てたりもあります。(笑)それぞれの映画に★マークで自分なりに点数つけてみたりね。そんなのもたのしい。
で、また観終わった映画についてみじかいレビューを書いてみたりもしたいのですが、今日はこの中のひとつの映画について語りたいなと思いました。自分のなかでは★5。(いちばん高いです)「しあわせの絵の具」という洋画です。いままでみた映画では感じれなかったことを、この映画では感じました。もっと若い頃に観てたら分かんなかったであろう事が、今のわたしだとじんわりきたという感じです。
【あらすじ】
カナダの小さな港町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日モードは、魚の行商を営むエベレットが家政婦募集中と知り、自立のため、住み込みの家政婦になろうと決意する。幼い頃から重いリウマチを患い厄介者扱いされてきたモードと、孤児院育ちで学もなく、生きるのに精一杯のエベレット。はみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだったが、徐々に2人は心を通わせ、やがて結婚。 一方、モードの絵を一目見て才能を見抜いたエベレットの顧客サンドラは、彼女に絵の創作を依頼。モードは期待に応えようと、夢中で筆を動かし始める。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。いつしかモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来て……。
(HPより引用)
絵描きさんが主人公の物語。
といっても、わたしはあらすじ読んでから観るタイプではないので(先が分かっちゃうから)、単に、絵を描いている女性のトビラ写真(こういうの何て言うのかな。本でいうと表紙。CDでいうとジャケット。の役目をはたす映画のタイトルが入っている写真)に惹かれて、観はじめることにしました。
でも、最初はスロースタートだったんだよね。めちゃ正直な感想なんですが、主人公のモード役の女性の方って、顔は派手めなんだけど美人って訳ではなく、がっつりほうれい線も入っているし、のちにモードと結婚する旦那さん(エベレット)は、めちゃんこパワハラっぽいぶっきらぼうな男性。なんでモードはこの人と一緒にいられるの?ついてけるの?家政婦に応募したの?と、モードの気持ちにとてもじゃないけど共感できませんでした。自分の父が重なっちゃったのかな・・ そんなもんで、観たことを後悔。
でも、モードがぶっきらぼうなエベレットを無条件に受け入れているうちに、エベレットも優しい面をたまに垣間見せるようになり。いつの間にか距離が縮まり、そして結婚に至るんだよね。エベレットはどこまでも不器用だったけど。身体が不自由なモードと性格に難ありなエベレットという不器用な二人の不器用な恋愛・・ というか、ふかい愛情の芽生えが、はっきりと言葉に出さなくてもじんわりと伝わってきて。それがね、熱すぎないお風呂でじっくり身体を芯からあたためてる感じなの。映画を観ている側に押しつけがましくないその感じが、あんま邦画とかでは観たことなくて。よかったんだよね。性格は悪くてもさ、惹かれたりとか・・ 一緒にいると距離が縮まったりとか。これは、元彼と生活をともにするうちに芽生えた自分の感情に似てたから、とっても共感したな。
なんかもう、20代じゃないから、ドキドキ!きゅんきゅん!みたいなのよりこっちのが胸に迫ってくるんだよね。(ドキドキきゅんきゅんも好きではあるのだけど)
で、またモード役とエベレット役の俳優さん二人の演技がうますぎるんだ。自然すぎるんだ。邦画ってわりと、わー美人って思えるような女優さんが多く映画に出てるけど、洋画ってこういった味のある女優さんが出てる映画がいっぱいあるような気がして、だからこそリアリティがあるって気もする。
ずーっと観ていくうちに、水面下で深まり続ける愛の形がありありと見えて、それが自然で、とても良かったな。あんなふうにお互いを思いあえるっていいな。モードが大事にしていることを、エベレットが一番分かってあげていたりもあって。
感想うまいこと書けてるかわかりませんが、あーいい映画みたなあー!と久しぶりに思ったので、つらつら書いてみました。
しあわせの絵の具
ここのとこ、いろいろハッとしたり感動しすぎたりしちゃってます。
いいことなのかな。
つい今日観てた、恩田陸さん原作の「蜜蜂と遠雷」の映画も、松岡茉優ちゃんの演技が瑞々しくって。すーごく魅入っちゃった。素敵な女優さんだなあ。言葉の落とし方も、ピュア感のある笑顔も好き。触れたらこわれてしまいそうなあやうげな感じがした。月に照らされながらのピアノのシーンも良かったなあ。松岡茉優ちゃんの透明感がやばし。
蜜蜂と遠雷
そして、映画じゃないけど、楽しみにしてた新生水曜日のカンパネラの詩羽ちゃんもすーーーごく良かった。もちろん曲も・・(今日がMV公開日だったのです)
水曜日のカンパネラ「アリス」
そんな感じで、県外に出かけていないぶん
映画や音楽に励まされている今日のわたしでした◎