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想いは溶けない/#炭酸刺繍

あの日泡に溶けて消えた観覧車
君が呟いた見えないことば

ふわり浮いたからだ今も忘れずに
やわらかくも強い力振り切って
ありもしない嘘をついて逃げてきた

私のことは忘れて欲しいなんてね
何も言わず消えてしまえば良かった


私のせいで見えなくなった二人の未来
君はあの子の愛した人で友達

あの日飲んだ最後のメロンソーダ
あの氷がゆっくり動いた音を
最後の合図として風に飛ばすよ

ひとつ残る夢のかけら胸に詰め
そして心にしまって生きる


かつて泡に溶けて消えた観覧車
君のくれた熱い想い 本当は
しゅわりと消えず耳に残ってる




藤家秋さんの企画に参加させて頂きました。炭酸刺繍なんて素敵なテーマすぎて、知ってすぐに「これは!やってみたい!!」となってしまいました。本当にときめくおことばだと思います。センスの塊です。藤家秋さん、素晴らしい企画をありがとうございます。

いつもの通りショートストーリーかつ歌詞要素のある詩になりました。実に5年以上ぶりに書き下ろした新作の詩なのでいろいろおかしなところもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

読んで下さり本当にありがとうございます。サポート頂けると励みになります。いつも通りスイーツをもぐもぐして次の活動への糧にします。