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美容師さんとも相性があるっていうけど

私は人見知りである。ネットにおいてはある程度何とかなる部分はあるものの、実生活ではそれゆえに困ってしまうことが多い。


例えば私は初対面だけは普通に話せるが、二回目以降はそれがどうしてもできなくなってしまう。会話に対して受け身になったりして固まる。

前回からの話題をつなげて話すということがうまくできなくなってしまう。ある程度自分の持っている話題を使い切ってしまったためにどう話を展開したらいいのかわからなくなる。

相手がリードしてくれる場合ならまだ何とかなるが、自分ではうまくできないので焦りだけが募っていく。


調べてみるとどうやら私と同じ二回目以降が苦手だという人はけっこういるらしい。ネット友達などある程度相手と接したことのある場合は違うのだが、いずれにせよやっかいなタイプの人見知りだ。




そんな私には特に苦手な場所があった。それは美容室。

本来私は誰かと話すことが大好きなものの、二回目以降はうまく話せないのではないかと不安に感じてしまい何も言えなかった。そして毎回美容師さんと楽しくお話している他のお客さんを見ていて羨ましく思う日々。

仕方がないので雑誌に夢中なふりをしていた。


コミュニケーションがあまりうまくできないからというだけの理由ではないが、美容室はけっこう変えていた方だったように思う。

美容室でお客さんと話している形によってもいろんな種類があると感じた。何となく女性の美容師さんは聞く側になっていることが多く、男性の方は自分が話す側になっているように見えることが多かった。

そんなことを観察したりしつつ、私はいつか話せるようになる時のためにいろんなことを考えていた。



そしてついにその時は来た。


唯一普通に話せる一回目の会話タイムにて、とある美容室にて奇跡的な出会いを果たしたのだ。それは同じ地域に住んでいる美容師さん!地元トークが弾む弾む。

こんなに楽しく話せたのは初めてだったし、次に予約をして来てみてもまた同じ地元トークでも話せたので私はすっかりリラックスして話せるようになっていた。

美容師さんも同じ理由ですぐに私のことを覚えてくれた。


一方的に話を聞いたり聞いてもらったりの関係ではなく、お互いにうまくキャッチボールできる間柄になることができた。いろんなことを話しては笑いあえる間柄になっている。人間関係って本当に出会いなんだと感じた。

私は今まで美容師さんとはこういった通じ合える関係には出会えなかった。いくつもの美容室を渡り歩いてきたように感じるけど、それでも自分に合うところを諦めずに探してきたのは無駄ではなかったのだと思った。

noteも私にとってそんな場所なのかもしれない。



いろんな方との出会いに感謝しています。
いつもありがとうございます。


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