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日記やノートを書くのが好きな話

書きものをする時間が大好きです。

わたしは note と Filmarks 以外の SNS は見る専門なのですが、よく Instagram や YouTube などで書きもの好きの方の投稿を見て、素敵だなあとわくわくしています。

ふと思いたって、わたしのノートの使い方もまとめてみたくなりました。

いつものように、ネットの海に投げ入れるメッセージボトルのようなイメージで書きます。
どなたかと共有できる何かがあれば嬉しいです💐


現在使っているノート

いま使っているノートは、こんな感じ。

左から、言葉ノート、未来ノート
インスピレーションノート、日記(なんでもノート)
マンスリーノート、キロクノート、五年日記
鑑賞ノート、お金のノート


言葉ノート

言葉ノート、未来ノート、インスピレーションノート

言葉ノートには、好きな言葉を書いています。本や映画で心に響いた言葉や、好きな歌詞など。他のノートにもメモしていますが、このミモザのノートは、より永久保存版というか、おばあちゃんになっても大切にしたいくらい、わたしにとって選りすぐりの言葉を集めています。

ページをめくるだけで、心満たされるような。自分にとって大切な「軸」に立ち返らせてもらえるような、そんなノートです。

そういえば、昔から歌詞を書き写すのが好きで、高校生の頃はよく授業中にノートの端っこに歌詞を書いたりしていました☺️笑
そういう友だち、他にも何人かいたのですが、どういう心理で書き写したくなるんやろう……?


未来ノート

とくに名前のないノートで、あえて名付けるならウィッシュノートかな?と思ったのですが、未来ノートのほうが、なんだか夢が叶う前提、本当にそうなる予感に包まれる気がして……!

生きているあいだに行ってみたい場所や、してみたいこと、叶えたい夢など、いわゆる Bucket List を視覚的に表現したノートです。

ノートとは別に、ヴィジョンボードも作っています。夢を集めてわくわくするだけでなく、潜在意識にインプットできたらいいなあって。どこまでこのノートのおかげかはわかりませんが、すでに叶った願いもいくつかあります🌿


インスピレーションノート

死ぬまでに叶えたい夢のひとつに、自分のつくる物語を本にしたい、というのがあります。そのためのアイディアや、ふと思いついたインスピレーションを書き留めているノートです。今でもときどき童話を書いて公募にだしたりしています。ずっと心にある長い物語も、いつか形にしたい。なんだか自分にとってよりパーソナルなノートなので、このノートについてはこの辺でおしまい。


日記 (なんでもノート)

無印良品の A5再生紙(100枚)を使っています

これまでいろんなノートを試してきて、ようやく落ち着いたのがこのノート。ここには、なにもかも、本当になにもかも!書いています。日々の些細なできごとから、誰にも言えない本音、考えていること思っていること、すべて。

本音や本心を抑え続けると後で大変な皺寄せがくることを学んだし、本当に心身によくないので、なるべくこうして解放するようにしています。

黒い気持ちをバーーッと吐き出したり、かと思えばピュアな感謝や願いを綴ったり。文字も綺麗だったり、ぐちゃぐちゃだったり。シールでかわいく飾ったページもあれば、小さい文字がびっしり詰まったページもある。読み返すことの少ないノートですが、わたしは多重人格か……? ってなるほど、ページによって込められたエネルギーが違います。誰より身近な相棒のようなノート。書く量もいちばん多いです。

こちらもあまりにパーソナルでモザイクだらけになっちゃうので、中身は割愛。


マンスリーノート

ノート自体は、日記と同じ無印良品の A5 再生紙(100枚)を使っています。ただ、こちらはより書くこと見返すことを楽しむためのノートです。

写真や画像を印刷したり、シールやカラーペンを使ったり。上のいつものノートにはポジティヴからネガティヴまで、喜怒哀楽さまざまな感情が込められているので(本当はどんな感情にも良い悪いなんてありませんが)よりハッピーに書き残せるノートを作りたくなって、分けました。

このノートもとくに名前はなかったのですが、毎月見開き1ページ書くことにしているので、マンスリーノートと呼んでみます。

こんなふうに、その月好きだったもの、心に残った出来事、楽しかったおでかけなどをまとめています。このノートには、なるべく「楽しい」「嬉しい」を集めるようにしています。「好き」に心をフォーカスするためのノートです。

自分らしさとか自分の好きなところとかはよくわからないけれど、好きなものを好きだと思える自分のことは、なんだかとても好きだから。

このマンスリーページは 2021年12月から続けているのですが、こうしてふり返ってみると、あっというまで平凡に思えた毎日も、ちゃんと喜びや感謝で溢れていたんだなあと、実感することができる気がします☺️

年間のウィッシュリストのページ
とくに好きだった本のまとめページ

他にも、旅行の日記、読みたい本のリスト、観たい映画や舞台のリスト、欲しい物のリスト…… などなど、とにかく書いてて楽しい、見返しても楽しいことなら、なんでも書いています🌼


キロクノート

Seria のクラフト素材 A5バインダー

わたしは本や映像作品、舞台などに触れている時間がなにより幸せなので、その一つ一つの感想を一冊のノートにまとめています。

本の引用、感想
映画の感想
アニメの感想
観劇の感想

エトランジェ・ディ・コスタリカの A5 紙に印刷し、セリアのバインダーに綴じています。しばらくは手書きでまとめていたのですが、追いつかなくなったので印刷に切り替えました。

ちなみにキロクノートがカタカナなのは、他のノートに「詳しくは記録ノートに書いたけど」と書いているうちに、漢字が面倒になって「キロク」になったからです。笑

一冊めの終わりには、目次もつけています


わたしは人間のことが好きだけど、怖くて複雑だなあと思うことも多いです。ふとしたことで傷つけたり、傷ついたり。人間って本当に難しいなあとよく思うのですが、素晴らしい作品に出会うたび、ああ、やっぱり人間って素敵だ……! って心から思うことができるんです。人に期待するのはやめたいけれど、この世界に無数にある美しい作品たちには、たっぷり期待して生きていたい。キロクノートを開くと、そんな気持ちになります。


五年日記

左は、先代の三年日記

五年連用の日記です。先代の三年日記は最後の一年でリタイアしてしまったので、今回は最後まで完走したい……! 一度書かなくなるとそこからずっと白紙になってしまうと学んだので、寝る前の5分を習慣にしています。

ただ、書けない・書きたくない夜ももちろんあって、そんな日は  iPhone のメモアプリに書き留めて後日まとめて書いたりします。

モザイクすぎて載せる意味あるのかという感じですが
ちゃんと4年目突入してますアピールを…!笑


マンスリーノートは、この五年日記をふり返りながら書いています。

そうそう、先代の三年日記の裏表紙に、こんな手紙が挟まっていました。そういえば書いたなあと思い出しつつ、中身は全く記憶にありません。なんて書いてあるんやろう……!

2028年に読むときは、当時のわたしを
がっかりさせないようなわたしでいたいです


鑑賞ノート

アルパカは、高校生〜大学生のとき使っていた先代

感想などは一切省いて、タイトルと読んだ・観た日付だけを羅列したノートです。美術展やコンサートなども記録しています。表紙は、大好きな末吉陽子さんのポストカードです。

最近は使っていませんが、
↑の枠はほぼ日のものをアレンジしました
映画の半券を貼ったり
チケット類はなんでも貼っています


先代のアルパカノートは、もともと普通の綴じノートだったのですが、表紙と中身が分離してしまって紐で結びなおした分、愛着があります🤭

使えなかった握手券も、経年によって消えかかっている半券や図書館の貸出レシートも、すべて大切な思い出。


お金のノート

左は、先代のノート

おこづかい帳と呼ぶにはなんだか気恥ずかしいほど大人になり、でも実家暮らしなので家計簿とも呼べず「お金のノート」にしました(笑)中身は名前のまま。お金についての収支、クレジットカードの利用歴などを記録しています。

ときどき友人に、書くのめんどくさくない?と訊かれたりもしますが、もう10代の頃からの習慣だし、何より、あのとき何を食べたとか、旅先でどんな経験をしたかとか、お金の動きを見るだけでその時々の記憶が鮮明に蘇ったりするので、わたしにとって大事なノートの一つです。

ジョセフィン・テイの『時の娘』に、「真実は家計簿にあり」という言葉がでてきます。 

—— 本当の歴史は歴史として書かれたもののなかにはありません。衣装代の計画書のなかに、皇室内廷費のなかに、個人の手紙のなかに、財産目録のなかにあるんです。たとえば、そう、某夫人には子供がなかったという説が一方にあるのに、一方でその家の家計簿に“ミカエル祭前夜、妻が出産した男児のために青いリボン五ヤード、四ペンス半”という記入があったら、その夫人はミカエル祭前夜に男子を生んだと推理するのは当然です」

145頁、小泉喜美子訳

書きながら、ふとこの文章を思い出しました。


これまで使っていたノート

少しだけ、これまでのノートについても 💐

キロクノート (昔)

ミドリのMDノートに
ほぼ日(カズン)のカバーをつけていました

本や映画などのキロクノートは、もともと手書きで始めたノートでした。

書く時間はすっごく楽しかったのですが、書きたい文量に追いつかず、手が痛くなったり、書く時間で次の本を読めたのにって本末転倒だったり。二冊目の途中で、印刷に切り替えました。

ただ、印刷ではなかなか難しい、マステやシールでの自由な飾りつけが楽しかったし、ふり返ってもお気に入りのページが多いです。

いくつか、お気に入りを🌷


ほぼ日手帳

高校2年生〜大学生の途中まで、ほぼ日手帳(オリジナル)をつかっていました。

毎年、ホームページでカバーのラインアップが公開されるのを心待ちにしていました!

当時大好きだったアルパカシール🦙


ほぼ日手帳の中身は、

楽しかった日記だったり
好きなドラマの記録だったり
旅行の写真を貼ったり
好きなものについて書いたり
愛犬で埋め尽くしたり
カーテンコールの映像についてだけで
見開き1ページ埋めたり!笑

文字だけで埋め尽くされている日もあれば、白紙のままのページ、手が追いつかずパソコンで打ち込んだものを貼り付けているページもあります。

ほぼ日手帳のいいところの一つが、このポケットだなと思います🌼

久しぶりにポケットのなかを見ると、懐かしいものがいっぱいでてきました……!

高校の定期券、学生証、初めてのアルバイトでもらったお給料袋、オカリナを習っていたときのヤマハカード、奮発したお買い物のタグ、ショップカードやチケット類、特別な食事のおしながき、期限の切れた愛犬のどうぶつ健康保険証、旅先のレシートや切符、予算立てや課題のリスト、高校生のとき親友とよく行ったカラオケのレシート、渡せなかった手紙…… どれも懐かしいです。

とくに、おっ☺️ てなったのは、

旅先のホテルで(たしか友だちがお風呂に入ってるあいだに書いた)メモ。裏に「明日もめいっぱい楽しもう〜」って書かれていて、なんだかその瞬間のわくわくや幸福感のようなものが詰まっていました。

ちなみにほぼ日を使わなくなったあたりから、そういう細々したものは無印良品の EVAケースにまとめています。

他にも何冊か、小学生〜高校生のときに日記として使っていたノートが残っています。ずっと文字を書くことや、文房具そのものが大好きでした。


日記やノートを書くのが好きな理由


「日記やノートを書くのが好きな理由」というタイトルにしましたが、理由なんて多分、あってないようなもの……!笑

ただ、書くことが好きで、思いを言葉にしてみるのが好きで、シールや文房具が好きで、読み返すのも保存するのも好きで、続けています。

そういえば昔から、無かったことになってしまうことへの恐怖心(?)が、人一倍強いように思います。いつか忘れてしまう記憶、たしかに経験したはずの出来事や思いを、書き留めることで形に残しておきたいのかもしれません。

ときどき、そういう「執着」から自由な人を見ると、なんだか自分がエゴのかたまりのような気持ちになったりもしますが(笑)、生きてきた道のりを大切にしたいのなら、これからも大切にすればいい、と思っています🌼

昔の日記やノートをふり返ると、楽しかったこと幸せだったことはもちろん、かなしかったこと苦しかったこと、散々悩まされたことなんかも、懐かしいなあってなんだか抱き締めたくなって。そういうところも好きです。↓ の、大好きな言葉を思い出します。

たのしかったことも、かなしかったことも、みんな、なつかしくなるね

角田光代「なくしたものたちの国」より

今はこんなに悲しくて
涙もかれ果てて
もう二度と笑顔には
なれそうもないけど

そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
だから 今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

中島みゆき「時代」より


それに、昔の日記を読み返してみると、ああ、大丈夫、わたしはちゃんと良い方向に変化していってる、と思うことができます。
日々のなかに埋もれてしまいがちな感謝や好きの気持ちを、見つめ直すことができます。

何より、誰にも何にも気を遣わず、自由に自分の思いや考えを表現できる時間が、わたしには必要なんだと思います。


さいごに


SNS はもちろん、周りの人たちにも見せる機会のなかった、わたしのささやかなノートコレクションを、ふと誰かに見てもらいたくなりました☺️

どんなに蓄えても、死んでしまった後はノートなんて持っていけないよ〜と思いつつ、これからもできる限り大切に保管していきたいです。

ちなみに今は、絵本専用の記録ノートと推しノートをつくりたいなあとイメージしています〜♡

可愛くてつい買っちゃったクリアバインダーも
使い道を模索中……!


すごく長くなってしまいましたが、もしも、ここまで読んでくださった方がいれば、本当にありがとうございました💐

日記やノートと向き合う時間も大切ですが、やっぱり誰かと何かを共有することでしか得られない喜びもあって……。だから人と話すのが好きだし、こうして note を書くのも好きです。

この note も、いつかどなたかの目に留まったら、とっても嬉しいです。

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