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アニメアイコンとは

最初ぼくはアニメアイコンを使って口汚い言葉を使う層について考えてたんだけど、そもそもそれを外部の人(外部とは一体何だ?)に説明する際に「アニメアイコン」という単語の意味がわからないと思い、自己整理のために書いている。ヘッダ画像をお借りしています。

例えばぼくはいま、ネッコの写真をお借りして文を書いています。

これはつまり、猫型アイコンを使ってなにかに対する意見を述べているアカウント、とも捉えることができますね。

この場合、「アイコン」という言葉の意味は一瞬多義的になる。つまりSNSの初期設定とかで作らなきゃいけない丸型の絵や、このページのカバー写真としての「アイコン」でもある。

「語る側の何らかの意思表示としてのそれ」、をつまりアイコンと捉える考え方である。だからSNSならヘッダとかの絵もアイコンといえるのではないか。その人をその人たらしめる「何か」がヘッダやアイコンで示されるわけであり、大袈裟にいえばSNS上の自分のブランディング戦略の一貫とすら言えてしまうだろう。三次元にいる生命体が平面なコンピューティングシステム上にしか存在しないSNSに入り込む際、同様に平面でしか表現する他ないアバターみたいなもんですかね。

翻ってこのページを見渡すと、ぼくというアカウントがおり、猫に何かを言わせている、ように見える。とはいえ、念の為ですがぼくはそんなことする気は一切ない。この写真を借りた先の方に著作権があり、それをけがすようなことは目的としていない。例えばこの写真を借りて北側諸国を口汚く罵ったり、政治について大層な意見を言うみたいなことはしてはならないとは思わないが、少なくとも今はしない。

余談ではあるが、してはならない「ことはない」理由とは、単に憲法上に表現の自由があるからです。

ところが、アニメアイコンについての説明をする場合、この借りた「がわ」自身のことや、アイコンに書かれている本来のキャラクタなりアニメや漫画自体の思想をすらけがしかねない発言をする者が多すぎることに触れなければならないし、それこそがまさにアニメアイコンが「アニメアイコン」というジャンル、レッテル貼り、なんなら「アニメアイコンとそれ以外」のSNSユーザ、というような分断(もしそんなものがあるのであれば)の原因となっていることについて触れなければならないと思われる。

 ここまで書いてしまえば賢明な読者のかたはお気づきになるだろうとは思いますが、つまり本人とそのふわっとしたアイコンというマリアナ海溝クラスの落差を日常的に演じてしまえる狂気の場所こそがSNSであるわけです。

結論がこれなので別にいちいち日をまたぐこともないとは思うけど、続いてはその落差についてお話しましょう。


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