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アラスカで熊と戯れる男の番組を観た感想

ヘッダ写真をお借りしています。

題名がこのnoteをそのまま言い表しています。

アラスカに数ヶ月テントを張って、ただただ熊をファンキーに観察している男がいる。

プログラム内で語られる素質として小さい頃から親に連れられてアウトドアしたり、とにかくそういったわざわざ分け入って侵入しようと思わないと行かないような場所に足繁く通っているというものがある。

逆にそんな人じゃなければ熊の本場アラスカで(本場とは一体なんだろう)熊だけを見るために現地へ赴き生活するなんてことは思いつかないだろうし、思いついて実行に移そうとしても数々の挫折ポイントがあるに違いないと思われます。

水曜どうでしょうの知識で、ぼくらはある時期のアラスカの冷たい川の中に数秒滞在してしまうと生命の危機に貧することを知っている。自然の中で用を足したくてもそう簡単には行かないだろうと思わされる。

学者クラスの探究心があり、実地を我が身ひとつで乗り越えるためのサバイバル能力を有しているからこそ彼の生き様が当該国のティービー・プログラムとして取り上げられたのでしょう。

上記の通り、これは彼が好きでしているアラスカでの熊密着を外国のテレビ局が撮影したもので、さらにそれが輸入されたものだった。

声の翻訳がついているところと字幕だよりな部分があるのが生々しい。何が生々しいかは不明だが、その中身が生々しかったため色々なことを思わされたのだった。

彼のキャンプは息をすれば熊がいるような場所に設営された。同行した局の人間は気が気じゃなかったでしょう。実際に、彼の10m程度まで熊が接近した深夜には、局側の人間たちは堂々と彼を置き去りにして逃げたことを番組内で告白していた。

ぼくはそれを別に間違っちゃいないと思います。

セーフティとして、寝ている10m範囲に電牧を敷設しているらしかった。熊はそこまで来た。

つまり電牧がなかったらどうなっていたのでしょうか。

また、真っ昼間に熊に近づかれた際は、熊が興奮状態かどうかを見極めていて、別に相手が興味をしめしたとて触れ合いたいとまでは思っていない様子だった。熊よけスプレーをお前にかけたくないから、それ以上近づくなと語りかけていたらしい。実際、近づかれずに済んだ。

一番衝撃的だったことは熊の死体なんかが平気で映されているところでした。日本のTV番組とりわけ民放だったらそんなものは映したがらないのでしょう。たとえ局側がそれぐらい本物のドキュメンタリを届けたいと思っても、客側は食卓で衝撃的な映像を映されない権利があるとでも思い込んでいるため。

日本のTVをめぐる思惑は緩やかな言論統制、思想統制があると言って良いのかも知れません。衝撃的な絵を流すな。

そして、ぼくは別にそれを間違っているからやめろとは言いません。寝付きにいい番組だった。また明日細かい部分について感想を書きたい。おやすみなさい。


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