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「だめェ!!」と言って爆発する少女たち

折に触れて、ここnoteでも何か書く時に例示として使わせてもらうことがある自由度の高いフリーゲームで「elona」というものがあります。

※ヘッダ画像には有志のイラストレーターであるだったん様

がゲームユーザ向けにご提供されているゲーム内差し替え画像の一部をお借りしています。

elona

ETERNAL LEAGUE OF NEFIAの略でelonaなんですが、便宜上ぼくはエローナと発音して読んでいます。

人によって読み方はえろなえろいな等さまざま。

そもそも人間には7時間強の睡眠時間が必要ですが、エローナには明確な区切りというものが存在しないため、いきおい寝ることができない。

エローナの主人公といいますか、PC(Playable Chara=操作キャラクタ)自身はたしか24h以上寝ないと「要睡眠」状態になり、あらゆるステータスに異常を来すため睡眠が必須でありながら遊んでいる人間は起きっぱなしという自体も起こりうるなんて皮肉な話だとも言えるでしょう。

またその過程も、

「睡眠可(寝ることでそれまでの行動に応じたステータスボーナスが入手できたり、ランダムイベントなんかが発生するため、この状態になった時点ですぐに寝るべきとぼくの主観ではしています)」

「要睡眠(黒い文字)」

「要睡眠(赤い文字)」

と解りやすい親切構造。最後の赤文字になると何をやっても上手くはいきません。

ぼくはいわゆる広大なコーポレート的オンラインゲームを遊んだことがないのですが、恐らく体感的にはそういったものにあるような世界観からオンラインという成分を完全に排除したもの。

厳密には、ユーザカスタマイズによるマップへと移動できるゲートが世界各所にランダムに落ちているため、そちらを利用すると左記の通りさまざまな場所に飛べますが、悪意ある場所だったり猟奇的な場所だったりするため、ぼくは無いものとして考えます。

他のオンライン的機能としては他のユーザがどんな敵NPC(ノープレイングキャラクタ=PC以外のキャラクタ)に殺されたかというログや井戸水を飲んだ時に極稀に起きる、どんなものでも手に入るSSRイベント「願い」で他ユーザがどんな願いをしたかというログがランダムに流れたりするというもの。

少女と妹

長くなってしまいましたが題名にもある本題に移ります。

と言いながら特に本題というものは設けておらず、そんなゲームがあるのか程度に思って頂けたのであれば書いた身としてはほぼ100%満足できてしまうような姿勢で身を正すばかりでございます。寝ながら書いています。明日は金曜日ですね。……

仲間キャラクタとして、最初の町に初めて突入した際にペットがもらえます。

もらえますというといくらなんでも物扱い過ぎて気が進みませんが、ゲーム内ではまず主人公は乗っていた船が転覆してこの世界に漂着、そしてそのペットと離れ離れになってしまったことになっており、この街で再会できるという非常に強い整合性がある内容。

noa(ゲーム作者)氏の手腕を感じます。手腕として挙げるのであれば、そのゲーム性大体の内容において挙げられるのですが文字通りなんでもできるゲーム過ぎてきりがないため、上記再会できるペットの紹介をしますと、犬か猫か熊か少女。

萌え萌えな異世界生活を求める方であれば少女を選び、動物が好きな方なら動物を選ぶかも知れませんね。

ぼくはエローナでよく遊んでいた当時はそういった異世界的な概念とは無縁(恐縮ながら今でも無縁ではございますが)ではありながら、自分が紡ぐ物語にいくらかの華を求めて、後に何度やり直しても少女を選ぶことが多かった。

その少女ですが、大体似たキャラクタとして後に妹というキャラクタも仲間になることがあります。

彼女たちは非常に脆い。もちろん初めから重鎧やバルディッシュなどを持たせれば最前線でゴブリンと殴り合ったりできますが、それがなければすぐに殺されてしまいます。

デフォルメキャラクタで表現されるため、視覚的猟奇さはあまりないですが、そういうものにからっきし弱いぼくでも耐えられるほどにはだんだん慣れていきます。しかしその逝去時の描写が生々しいというかまた独特で堪えます。

いわゆる弾け飛んだとかミンチになったとかそういうもの。

書いておいてなんですが、あまり書きたくない部分です。

そして同時に何らかの台詞を言って鬼籍に入るのですが、少女や妹のそれは「ダメぇ!」というもの。

デフォルトの台詞であり、後から何らかの方法でカスタマイズも可能。

しかしながらデフォルトのひとつであるこれはかなり背徳的な雰囲気を持っているとぼくは思っていました。

ぼくにはいわゆるリョナ的な趣味は一切ないため、当然そういう楽しみ方もできず、ベクトルは全く違うものになるのですが「ダメぇ!」といって少女や妹が力尽きる感じにはかなりの羞恥を感じることがありました。

大切な仲間がやられてしまうという苦しみ、劣等感(?)、悔しさ、そういったものを綯(な)い交ぜにして、後で街のバーテンダーに話しかけていくらか積むだけで少し好感度が下がった状態で完全復活するという安堵の思いと諦めに包まれるような意味不明な気持ちをnoa氏によって心憎いほど適切に表現されてしまったといえるでしょうか。

ゲーム内ではその後に血の海になってしまうわけで、性癖も何もあったものではないのですが……

明日を乗り切れば週末ですね。頑張りすぎないで無事に過ごしたいものです。そのようにいたしましょう。

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