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これまでの「名物/記念モルカー」を少し振り返る

モル予の回です。今回は次回11話について。

ぼくが更新させて頂いているnoteの中には日々学んだこと思ったことを自己満足にアウトプットする回があるのですが、今回は特殊回である、アニメ「PUI PUI モルカー」の予想がしたいという内容になっております。そちらを略してモル予と呼んでいます。

尚、あまり対になってはおりませんが前週のモルバレを含んだり含まない場合があったりする際の感想回とそこそこ対になっています(例:月曜日に先週火曜日のモルカー感想を書き上げ、月曜日深夜つまり火曜日0:00に当週火曜日のモルカー予想noteを書いて更新する)。

今回がモル予であるため、前回はモル感でした。モル感とは「アニメ『PUI PUI モルカー』の感想」ですね。

ヘッダ画像を造る際にnoteの機能を一切利用していないのですが、夜過ぎてラリっていたようです。

記念モル・名物モル

回を重ねていくと気づきますが、思うに毎回「記念モル・名物モル」を登場させることが見里さん(モルカー作者)の中でテーマとなっているような気がしてきました。

初回周辺は置いておいて、ただでさえモルカー単品で野生生物+乗用車(機械)というストレンジさを抱えていながら、その中でもさらに変わり種を出現させる。顕著なのは6話あたりのゾンモルですね。

敢えてリスト化して列挙すると、

1話……騒音モル
2話……乗っ取られモル
3話~……この辺はモル自身、単体に異常が起こります(暑い、嫌がらせ)。
5話……ジェット搭載モル
6話……ハンバーガー売りモル(orガトリング装甲褐色モル)
7話……冒険モル
8話……ロケランモル
9話……ポリスモル(2、6あたりにも?)orスケーティングモル
10話……魔法天使もるみモル(痛車にされたら羽がはえた)

という具合になっております。具合と言われても……と頭を悩ませられてしまう方もいらっしゃってしまうかも知れません。

特に6話のゾンモルはゾンビ化が解除されることなく9話のスケート回なんかにも登場したはずであり、いたたまれないものを感じます。

あるいは「今週のモルカー」として話題になった際なんかに「実はあの変な色のモルは以前ゾンビに噛まれて以来ずっとああなんだよ」「あっすごい知識!結婚して」みたいな形でウィットに富んだアフター5の会話を盛り上げるために使われることもあるかも知れません。

とにかくそういったファン自身が自ら発信してくれる可能性があるコンテンツを物語内に秘めている。この記念モルという概念も見里さんの取られている戦略のひとつなのかも知れません。

タイムモルカーとは

そして恐らく今回はそれに該当するのがタイムモルカーとやら。よく見ると片目が別個体といいますか別素材といいますかものすごく機械的な外見となってしまっている。

恐らく時間を超越できてしまう存在であるように思われます。登場しているのは理工学なんかに精通している人の気号が散りばめられた白衣を着た人とその血縁者か何かと思われる少女です。

記念モルと前段落で描写しましたが、今回は記念写真自体を撮影してしまっている。恐らく古代人でしょうか。ゴールデンカムイに登場するアイヌ民族の方々のようにも見えます。

氷河期は生命が存在することは出来ないはずなので、恐らくそのような時期ではないでしょう。過去の北国に飛んでしまったんですね。

相変わらずモルが加速している表現を羊毛を細かく引きちぎったような糸で表現している点に感嘆しますね。またタイムモルの背中をよく見るとスケルトン素材の出力機か何かが取り付けられており、非常に生々しい。

どの記念モル・名物モルに目を向けても、おおよそ「モルモット」の存在を超越した(車と合成された時点であらかた超越してしまっているかも知れませんが)風貌、機能が備え付けられていることに気づきます。

どんな過程を経てそのような姿となってしまったのか自体が語られたり、問答無用でそのモルとしていきなり登場したりと話の都合に左右されるように思えますが、恐らくなにかこっぴどい目にあったのだろうと大人が想像できるエピソードは見事に省略されており、子供向けアニメの体裁を薄氷ひとつ挟んで成立させている。

今回登場予定の11話モルなんかはちょっと想像するのが恐ろしすぎるため、上記のような想いを抱くに至りました……

これまで何度もモル生命、および自我の有無なんかについて考えたりしましたが、今回はおおよそ絶望的です。

本来人間に与えられなかった時間飛行という概念を叶えてしまおうとしたマッド・サイエンティスト風味の人間モブキャラクターがそれを物語っているように感じます。

ともあれ、そんな全てを些細なこととしていつもどおりあるがままを受け入れ、予想なんて外れるに越したことがないと楽しむのがモルカーアニメと対峙する人のあるべき姿であるように結論づけて更新をおこないたく存じます。

~あるべき、みたいな持論とかそういったものは極力書かないように心がけていますが、今回は「あるがままを受け入れる、こちらから能動的に働きかけることなく自然なままを受け止める」という結論でしたので敢えて記載しましたが勿論人様に強制するつもりが微塵もありませんのでそれぞれの楽しみ方でこのアニメとお付き合いなさるのがベストであるように思います。

それではお読みくださりありがとうございました。

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