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【みずほ銀行週休4日】正社員の廃止と一億総フリーランサー時代の足音

みずほ銀行が週休3~4日制導入を導入したそうですね!いよいよ正社員の廃止と一億総フリーランサー時代の足音が聞こえてきましたね。

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参照 upwork

ちなみにアメリカのアップワークとフリーランサーズユニオンが実施した調査によるとミレニアム世代の40%、Z世代では53%がフリーランスだとか。すでにアメリカは労働人口の半分がフリーランサーということですね。

みずほ週休3~4日制導入は全く驚きのニュースじゃない


上記はフューチャリストジュリアによる未来予想ではありません。

厚生労働省がネット上に掲載している「働き方の未来2035」報告書の一部を引用したものです。

国が見据えている未来のシナリオを見ると、みずほ銀行の思い切ったような働き方改革も至極当たり前にみえてきます。

この資料から他にも気になる箇所を引用してみたいと思います。

2035 年にはさらなる技術革新により、時間や空間や情報共有の制約はゼロになり、産業構造、就業構造の大転換はもちろんのこと、個々人の働き方の選択肢はバラエティに富んだ時代になるに違いない。AI(Artificial Intelligence 人工知能)を中心としたこの大きな技術革新は、今後の経済の構造を、急速かつ大きく変える。これは、日本経済にとって大きなチャンスでもある。
2035 年には、各個人が、自分の意思で働く場所と時間を選べる時代、自分のライフスタイルが自分で選べる時代に変化している事こそが重要である。技術革新の成果はそのために積極的に活用されるべきだ。物理的に同じ空間で同時刻に共同作業することが不可欠だった時代は、そこに実際にいる「時間」が働く評価指標の中心だった。だが、時間や空間にしばられない働き方への変化をスムーズに行うためには、働いた「時間」だけで報酬を決めるのではない、成果による評価が一段と重要になる。その結果、不必要な長時間労働はなくなり、かつ、是正に向けた施策が取られるようになる。
2035 年には、「働く」という活動が、単にお金を得るためではなく、社会への貢献や、周りの人との助け合いや地域との共生、自己の充実感など、多様な目的をもって行動することも包摂する社会になっている。誰かを働かせる、誰かに働かされるという関係ではなく、共に支え合い、それぞれが自分の得意なことを発揮でき、生き生きとした活動ができる、どんな人でも活躍の場がある社会を創っていくことになる。自立した個人が自律的に多様なスタイルで「働く」ことが求められる。つまり、「働く」ことの定義、意
義が大きく変わる。

コロナで加速した働き方改革

資料が発表されたのは2016年、つまりコロナ以前です。時間や空間にしばられない働き方への変化に関しては、コロナをきっかけに加速しました。

この資料が描くのは2035年の未来ですが、コロナで働き方改革は加速した分この世界観が我々の目の前に現れるのは随分と早まることでしょう。

2035年、それよりも前に正社員という雇用形態はなくなる

「大企業に入れたから僕は安泰だー」なんて思っていた人は、もしかして生まれた次元を間違えているのかも?

2035 年の企業は、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」のようなスタイルは変化を迫られる。
企業に所属する期間の長短や雇用保障の有無等によって「正社員」や「非正規社員」と区分することは意味を持たなくなる。このように 2035 年には、企業の内外を自在に移動する働き方が大きく増えている。それぞれの人の能力や評価に関する情報は、より幅広く情報が共有されている社会になっていく。

上記でも正社員はなくなるということは言及していますね。

もちろん正社員の利権が先に無くなります。

物理的に同じ空間で同時刻に共同作業することが不可欠だった時代は、そこ
に実際にいる「時間」が働く評価指標の中心だった。だが、時間や空間にしばられない働き方への変化をスムーズに行うためには、働いた「時間」だけで報酬を決めるのではない、成果による評価が一段と重要になる。その結果、不必要な長時間労働はなくなり、かつ、是正に向けた施策が取られるようになる。

そもそも同じ仕事をしているのに、正社員と契約、派遣で待遇が違うとか真理じゃないですよね。さらにいえば卒業した大学で入れる企業が変わるとか、前職の会社名で転職先が変わるとかめちゃ本末転倒。キャンディデイトがどんなスキルを持っていて、どれだけ売り上げや成果に貢献できるのかみるのが本質じゃないのと?まだ古き2020年には不毛な小さな利権がはびこっています。

すでに未来のシナリオは存在する

国、そして世界はすでに来たる未来を見通し、そのビジョンに向かって企業も個人も行動を起こしているのです。

"誰かを働かせる、誰かに働かされるという関係ではなく、共に支え合い、それぞれが自分の得意なことを発揮でき、生き生きとした活動ができる、どんな人でも活躍の場がある社会を創っていくことになる。自立した個人が自律的に多様なスタイルで「働く」ことが求められる。"

"誰かを働かさせる、誰かに働かされるがなくなる"、ということは資本家と労働者の構図が崩れることを指しているのかもしれません。"自立した個人が自律的に働く" ということは、ヒエラルキーがなくなる、企業に勤めるという働き方がなくなる、ということかもしれません。

AIが中間的存在を担う、はもうすでに起こっている

未来を語る上で無視することができないのはAIの話。この報告書ではAIは中間的存在を担うとありますが、これはすでに起こっています。


時代の進化は人々の精神的進化に伴う

上記のツイート、承認欲求は第4段階目の欲求ですね。第2というのは上から数えたのだと思います。

私のブログでも3番目に読まれている以下の記事をご参照ください。


その結果、個人事業主と従業員との境がますます曖昧になっていく。組織に所属することの意味が今とは変わり、複数の組織に多層的に所属することも出てくる。また、プロジェクトの中には、非営利なものも、社会貢献を目指すものや自己実現を中心としたものもある。

資料の中でも精神進化についてひょっこり触れられていますね。

今後の具体的な雇用形態の変化については、以下の記事で触れています。

また今後世界的に起こってくるだろう事象については以下にまとめています。


少子化問題に対しては

組織の進化は

2045年以降起こることに関しては


興味があればぜひ読んでみてください!









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