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立てようじゃないか「一年の計」

さてさてさてさて、元日である。みなさんどうも、ふたしきです。

そんな書き出しで去年の元旦も随筆を投稿したのですが、一年って早いものですね。ほんとに。
私をご存知の方、いつもありがとうございます。知らねえよという方は、これもなにかのご縁なので、拙作をお読み頂ければ嬉しい限りです。

そんなこんなで新年最初の投稿となります今回は、例によって昨年の振り返りと今年の抱負を綴りたいと思います。
「一年の計は元旦にあり」と言います。
今年もしっかり創作活動に打ち込むために、耳が痛かろうが傷口をえぐろうが、まずは足元をしっかり見つめ直さないと。
『脚下照顧』というらしいです。こういうの。

2022年の創作活動を振り返る

先ほど確認しましたところ、2022年にnoteに投稿した小説は全部で4作品でした。短編と掌編が2作品ずつですね。
ではそれぞれの作品を、簡単に振り返ってみたいと思います。
公開型反省会の始まりだぜ!(後悔型と読むとなお切なくなるね)

◆短編小説『アンタレスの涙』
「今年は公募作も含めていっぱい書くんだぞう!」と意気込んで、早速取り掛かったのがこちらの作品です。
縛りなく自由に、思いついたまま書いてみようと思ったのと、ダークファンタジー仕立てのストーリーにちょっぴり憧れてとりかかった作品です。一人称よりの三人称にもトライしました。
相変わらず不穏な仕立てではありますが、「愛も執着も、切り口によって見え方が変わるだけで本来は玉虫色なものよね」と、そんなことをテーマにして書いた記憶があります。
怪物と少女の感情の対比をもっと明確にすれば良かったかなと、反省しています。
※基本的にこのような反省が続きます。

◆掌編小説『ただよりこわいものはなし』
寓話大好きふたしきさん。なんか良いこと言おうとしたのかな。というのが、読み返しての感想ですね。
淡々と、テンポよく展開させようとするあまり、するっとぬるっと終わってしまった印象です。
軽くするなら軽く、重くするなら重く。中途半端はいかんよなと反省しています。

◆短編小説『ある夏の記』
(山姥が主人公のハートウォーミングストーリーが書きたい……!)
嘘偽りなく、これが最初の動機でした。
9月に投稿した作品ですが、ちょうど公募用の作品づくりの中だるみ期に、しっかりずっぽりはまってしまっていて、もがきながらも、どうにか這い出ようと書き上げた作品です。
細かいことはさておき、「まずは一から終いまで書き上げようぜ」と自分を鼓舞しながら書きました。テイストはもう自分の中ではお馴染みの路線になってしまいましたが、きちんと結びまで書いたのでひとまず良しとしています。
反省点としては、『あえて書く部分』と『あえて隠したい部分』のバランス感覚をもっと養う必要があると感じました。

◆掌編小説『悔恨の靄』
「嫌いじゃないよ!こういうの!」と、私はそう思います。
この書き出しで始めたとして、物語をどう着地させるのかな私はと、自分を試すようにして取り掛かった作品です。思いつきによる創作も、息抜きには良いものです。
不確かで不可思議なへんてこりんな物語を、これからも書いていきたいなと改めて思いました。
前回(山姥)の反省点が多少は改善されたのではないかと、自己評価をしています。
お話の濃淡がもっと際立てばなおよいというのが本作の反省点です。

2022年は、作品数だけ見ると物足りなさを感じないでもないですが、なんといっても昨年は公募作に注力した一年でありました。
年明けすぐに構想を練り始めて、それをひと月ほどかけてプロットに起こし、春先からちまちまと執筆して。。。
実はまだ完成していないのですが(!)、年間を通して一つの作品作りに明け暮れていました。

そんなこんなで2023年

年は変われど締め切り変わらず。泣いても笑っても3月末日が新人賞の締め切りになります。あなおそろしや。
兎にも角にも、公募作をしっかりと書き切って、仕上げ切って、自信をもって送り出すんだというのが私が私と交わした誓いになります。人事を尽くして天命を待つ。というより、待とうと思えるだけの作り込みをしないとですね。
一年を通して、自分のお尻を叩くことの難しさやスケジュール管理の大切さ、長編小説を書くとはどういうことかを身に染みて痛感致しました。これは良くも悪くも。
結果良ければ全て良し。笑って結果を迎えることができるように、日々やるべきことをやるのみです。
昨年の反省点は余所見の多さ。けれど、寄り道をしなかったことは褒めてあげたい。
今年は一心不乱に、真っすぐに。私が私に責任をもって、成長につながる行動を取り続けたいと考えます。
が!なによりも楽しんでいこうぜ!私!

引き続き不定期更新となりますが、作品を投稿した折には暖かい目と柔らかなお心でお読みいただけますと幸いです。
そして皆様におかれましても、より良い創作の日々を過ごされますように心からお祈り申し上げます。
やったりましょね。お互いに。

二〇二三年元日 ふたしき


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