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これ以上、傷付けないで

引きこもっている人達を、自立支援と言って無理やり連れだそうとする人達がいるそうです。
引き出し屋といわれるその人達によるトラブルが、各地で起きているという報道を見ました。

少し見ただけなので、もし内容に間違いがあったら申し訳ありません。

引きこもっている人たちは、心に病を抱えていたり、傷を負っていたりする人が多いそうです。

これ以上、傷付かないように、自分を守るため引きこもっていたり、ダメージを受けすぎて、出られなくなっているのです。

しかし、社会的には、甘えている、だらしない、と責められ、家族も焦り、どんどん苦しみが大きくなっていきます。





ニュースでは、訴えられた代表者がコメントしていました。

連れ出そうとした際は、家族が一緒にいた。

行かないという人を無理に連れていくことはない。

というようなコメントでした。

でも、その家族自体が、本人の気持ちを無視していたとしたら。

なんとか連れ出して欲しいと、本人の気持ちにそぐわないことを外部に頼んだのかもしれない。

ただでさえ苦しんでいるのに、家族関係も壊れてしまいます。

そして、その話し方が、引きこもっている人たちに対して、上から見たような話し方に聞こえたのが気になりました。
怒りをにじませるようなその代表者に、どれほどの当事者への思いやりがあったのでしょうか。

幅広い年齢層の人が、引きこもっている日本。

その中には障害のある人も大勢いるのかもしれません。

皆ができることをできなければいけない。

枠からはみ出してはいけない。

空気を読んで、望まれる行動ができなければならない。

横並びで、個性を排除した教育を受け、本当は才能があるのに、それを活かせず、苦手なことを強いられ、疲弊していく。

疎外され、傷付き、自分を責める。

何度も自分を奮い立たせ、頑張りすぎて、そして、動けなくなったのかもしれない。

とても難しい問題だけど、良い方に向かう為には、
専門的な知識のある方を頼り、家族だけで解決しようとしないこと。
親は、育て方が悪かったと自分を責めないこと。
感情的になって、追い詰めてしまわないこと。
本人の生きづらさを知ろうとすること。

寄り添う姿勢を見せることが、回復へのきっかけになるのではないかと思います。

自分が自分のままで輝ける、誰かの役に立てる社会になって欲しい。

そのための仕組みを作って欲しい。

傷付いた人達は、皆、適切な支援が受けられる社会であって欲しい。

回復し、本人に合ったサポートがある職場なら、充分社会生活が送れる可能性もあります。

「今までは、個人が社会に合わせてきた。

これからは、社会が個人に合わせる時代。」

と。誰かが言っていました。

はやく、そんな社会になって欲しいです。

読んでいただき、ありがとうございました。

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