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【5分でわかるDCFM】eメールマーケティング基礎編

マーケティングチームの花澤です。

当社では、マーケティングの先進国であるアメリカの全米広告主協会(ANA)が提供しているマーケティングeラーニング講座DCFM (DMA Certified Fundamental Marketer) の日本語版を提供しています。

DCFMは全10モジュール(講座)あり、1講座あたり120~150分の動画見て学習します。10講座受講後は、「修了テスト」に「合格」すると認定資格が受けられる仕組みです。

そんなDCFMの各講座の内容を紹介していくのが、この【5分でわかるDCFM】シリーズ

▲1モジュールずつ順番にnoteで紹介していきます

第1回は「eメールマーケティング 基礎編」です!


「eメールマーケティング基礎編」で学べること

・法に準拠したパーミッション(許諾)の取り方を解説
・メール作成のテクニックは、タイトルの文字数やレイアウトまで紹介
・効果検証は、見るべき指標とその計算式まで網羅


<「eメールマーケティング基礎編」目次>

1、eメールチャネルの本質的理解と概要
・チャネルの現状
・パーミッション:eメールマーケティングの根幹

2、外部リストの活用について
・外部リストの使用:リストレンタルの基本
・自己所有権があるオプトインeメールリストの作成

3、オファー:価値の提供
・レスポンスさせる心理学
・「するべきこと」と「してはいけないこと」
・進化するアプローチ方法

4、メッセージの作成
・eメールメッセージの構造
・モバイル時代のデザインレイアウト

5、測定指標について
・eメールパフォーマンスの測定
・実利的な貢献


基礎編なので、これからメルマガを始めたい人、MAを入れたけど機能を使えていない人、メールマーケティングの成果を上げたい人に、特におススメです。
では、さっそく内容見ていきましょう!
なお、画像は全て実際の講座から抜粋しています。


1、eメールは「顧客との対話」

マーケティングオートメーション(MA)の普及で、専門知識がなくてもセグメント別にタイムリーな情報発信が簡単にできるようになりました。
また、他のデジタル施策と比べて費用対効果(ROI)が高いこともあり、多くの企業が実施しています。

ですが安く簡単に発信できるからと言ってやみくもに配信すると、「うるさい広告」として嫌われてしまうので注意が必要です。

eメールマーケティングはダイレクトレスポンスメディアであり、「顧客との1to1の対話」です。
顧客のライフサイクルステージに合わせてeメールプログラムを設計することで、初めて成果につながります。

2、配信リストを収集する

配信リストを収集する際の大事なポイントは2つあります。

①パーミッション(許諾)を必ずとる

メルマガなどのeメールを送る際は、必ず受信者にパーミッションを取ります。
その理由は2つ。
・個人情報保護法で要求されている(必須要件)
・パーミッション=認識=信頼=エンゲージメント(成果につながる)

メルマガ登録はあるが開封してもらえない、では意味がありません。
パーミッションでは、下記の6つの項目を網羅したものにします。

パーミッションを取ってメルマガ登録してもらうことを「オプトイン」と言い、逆に、メルマガを解約することを「オプトアウト」と言います。
オプトインの方法には2種類あります。
 ・シングルオプトイン…1回の入力で登録が完了
 ・ダブルオプトイン…一度仮登録をして、届いたメールから本登録をする

「シングルオプトイン」は登録のハードルは低いですが、その分興味が薄い人が集まってしまう可能性もあります。
「ダブルオプトイン」は、登録の手間はかかりますが、本当に情報が欲しい質の高いリストを集められるメリットがあります。

どちらも一長一短あるので、扱う商品や企画内容に合わせて設計します。
また、メールの配信頻度と内容を明確に提示し、いつでも配信停止ができることも登録時に必ず伝えることで、オプトアウトを防ぎましょう。

日頃から使っているアドレスを入手する

アドレス登録数が増えた!と喜ぶのはいいですが、本当に読んでもらえていますか?

ほとんどの人が複数のメールアドレスを使い分けており、広告受信用(受信ボックスには届くが開かれない、ゴミ箱状態)のアカウントを持っている人も少なくありません。

日頃から使っているアドレスを入手するには、「見逃したくない情報」と思ってもらうことが必要です。パーミッションと同様に、いつ、どんな内容を送るのかを説明し、アドレスを提供する価値があることを示しましょう。

3、オファー決める

eメールでレスポンスしてもらうには、オファーは欠かせません。

オファーとは、商品・サービスを販売促進する際の、購入を後押しする条件提示です。
日本語では「特典」と訳されることが多いので、プレゼントや値引きのことと思われがちですが、英語のOffer(提供する)が語源であり、「商品の付加価提供」になるものは全てオファーになります。
※オファーについては、「オファーと行動喚起」の講座で詳しく解説します

eメールでは、シンプルで即時性があるオファーが特に有効です。


4、メッセージの作成

メッセージは、ヘッダー(宛名・件名)・ボディー(本文)・フッター(SNSリンク等)で構成されます。それぞれに作成するポイントがあります。

作成時のポイントの一例
・件名は、企業(ブランド名)+オファー+期限を入れ、25文字以内
・ボディーは、ヘッドライン→オファー→CTA(行動喚起)→ベネフィット→サービス詳細の順で記載
・フッターには、必ず配信停止リンクを入れる

また、HTMLメールでは、
・F型の視線を意識してオファーが左側に来るように配置
・画像にはALTテキスト(代替えテキスト)を必ず入れる
といったテクニックも。

この見取り図に沿って作成すると、必要な構成要素が網羅できますよ。

また、今はビジネス(BtoB)でもモバイルでメールを閲覧する割合が50%を超えています。モバイルに届いたeメールがうまく表示されないと即座にメールを削除する人は69%、との調査結果もあります。

モバイルは、届いた瞬間・開いた瞬間が勝負です。本文を読むかどうかは3秒で決まる、とも言われるほどなので、モバイルを意識したレスポンスデザインが必須です!

【事例動画】※海外事例なので英語です。講座の中では日本語訳を掲載
▼Salesforce Marketing Cloudを使った、モバイルeメールマーケ事例


5、効果測定

最後は効果測定です。下記は検証の基本中の基本、必須項目です。

また、eメールの特徴的な指標として、「レベニューパーeメール(RPE)=eメールごとの収益」を算出するのもおすすめです。
1つのキャンペーンに対して、メール1通あたりいくらの収益につながったかを計測します。

収益÷(送信されたeメール通数-バウンス数(不達率))で算出します。

この指標を継続的に見て、収益を上げるためのオファーを再検討したり、バウンス率を下げるためのオプトインを見直すなど、検証結果を次の取り組みに反映させていきましょう。


ここまで、「eメールマーケティング基礎編」の内容を抜粋してご紹介しました。
講座の内容は、eメールでどうやって人を動かす(=成果を出す)かに焦点を当てているので、これに沿って施策を設計・見直しをすれば、きっと成果が上がります。
ぜひ「お勉強」としてではなく、実践で使ってみてくださいね。

第2回「ソーシャルメディアマーケティング編」
第3回「コンテンツマーケティング編」
第4回「オファーと行動喚起編」
第5回「クリエイティブコピーライティング編」
第6回「データベースマーケティング編」
第7回「データ分析とテスト編」
第8回「効果測定~基本編~」
第9回「WEBとサーチエンジンマーケティング編」

▼参考)DCFM受講者インタビュー
「マーケティングの全体像」が把握できるeラーニングDCFMの魅力とは
印刷会社がマーケティングを学んだら、オウンドメディアが立ち上がった話


ーーーーーーーー受講してみたい!という方にーーーーーーーー

▼実際の講座を最初の5分だけお見せします

▼DCFMの詳細資料▼
こちら (サービス紹介資料PDF版)

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