【5分でわかるDCFM】コンテンツマーケティング編
マーケティングチームの花澤です。
当社では、マーケティングの先進国であるアメリカの全米広告主協会(ANA)が提供しているマーケティングeラーニング講座DCFM (DMA Certified Fundamental Marketer) の日本語版を提供しています。
DCFMは全10モジュール(講座)あり、1講座あたり120~150分の動画を見て学習します。10講座受講後は、「修了テスト」に「合格」すると認定資格が受けられる仕組みです。
そんなDCFMの各講座の内容を紹介していくのが、この【5分でわかるDCFM】シリーズ。
今回の第3回は「コンテンツマーケティング編」です!
「コンテンツマーケティング編」で学べること
・作成前の情報収集から作成のコツ、効果測定の指標までを網羅
・チームでコンテンツを管理する際に必須の管理表も複数パターン紹介
・「コンテンツマーケティングが失敗する理由」を解説しているので、
現状の取り組みの見直しができる!
<「コンテンツマーケティング編」目次>
Section1:コンテンツマーケティングの背景
・コンテンツマーケティングの定義
・コンテンツマーケティングのゴールは?
・自社のコンテンツマーケティングの成熟度は?
Section2:コンテンツの収集と管理
・コンテンツの管理
・ターゲットオーディエンスとコンテンツの整合
・スケジューリング
・コンテンツ管理システム
Section3:コンテンツの作成と発信
・コンテンツの収集/色褪せないコンテンツ/ストーリーテリングと構成
・チャネルプランの作成
Section4:測定方法とマネジメント
・コンテンツマーケティングを成功させるマネジメント
・トラッキングツール
・コンテンツマーケティングの注意事項
・継続的に成功するためのヒント
講座の中からポイントとなる部分をピックアップしてご紹介します!
なお、画像は全て実際の講座から抜粋しています。
Section1_コンテンツマーケティングのゴールを設定する
コンテンツマーケティングとは、
「収益につながる顧客行動を喚起させることを目的とし、ターゲット顧客に対して魅了し、獲得段階を経てエンゲージメントにつなげるため、関係性が高く価値あるコンテンツ(内容)を創造(または収集)し、配信するマーケティングのテクニックのこと」
と定義されています。
目的は顧客に行動を起こしてもらうことですが、コンテンツマーケティングによって、
・直接的にコンバージョンを獲得すること
・直接的にリード(見込み客)を獲得すること
・直接的に売上を作ること
を目指すのは危険です。
なぜなら、いかにも販売目的のコンテンツは消費者に嫌われ、読んですらもらえない可能性があるからです。
では、読まれるコンテンツとはどういうものでしょうか?
顧客(読み手)にとって価値を感じる内容であることはもちろん、それがちょっとおもしろいストーリーで語られていると、シェアにもつながりますね。
Section2_コンテンツの現状把握
新しいコンテンツを作成する前に、現在発信しているコンテンツを棚卸ししてみましょう。
「コンテンツ現状把握の4ステップ」に沿って解説します。
ステップ①:既存コンテンツを洗い出す
コンテンツと言うとブログ記事や動画などWEB上での情報発信をイメージしがちですが、オフラインの雑誌や報告書、受賞実績なども十分コンテンツになり得ます。
また、自社以外のWEBサイトに掲載された記事は、自社をまだ知らない人にリーチできるコンテンツとして有効です。
自社が持っている情報の中で、コンテンツとして活用できるものを洗い出してみましょう。
ステップ②:内部情報を追記する
洗い出しができたら、コンテンツ別に社内の承認フローや実績(評価)などの管理指標を追加していきます。この段階で整理しておくことで、今後コンテンツの優先順位を決めたりスケジュールを立てるのがスムーズになります。
ステップ③:競合を調べる
次に、競合他社がどのようなコンテンツを出しているかを調べ自社との差別化ポイントを見つけていきます。
この時、調べる競合は4~5社程度にとどめておくこと。情報を集めすぎると、時間がかかるばかりか自社ができていないことに目が向いてしまい、コンテンツの有効性の判断ができなくなってしまいます。
ステップ④:世の中の人が何と言っているのかに耳を傾ける
ソーシャルリスニングやGoogleアナリティクスなどを用いて、人々が何を検索しているのか、自社に興味を持っている人は誰か、自社のコンテンツがどう受け入れられているのかを把握するステップです。
具体的なやり方は講座の中で解説していますが、ここでは割愛します。
コンテンツの棚卸しができたら、次にペルソナを作成します。
ペルソナは複数人作っておくとコンテンツに反映しやすくなります。
BtoB向け商材であれば、現場担当者と購入の意思決定をする責任者の2人を作成します。
BtoC向け商材であれば、「●●の課題を感じている人」という課題別や、「新規顧客」「トライアル申込者」のようにマーケティングファネルのステージ別に作成するものおすすめです。
そして、それらのペルソナに名称を付け、一人一人の自社サービスとの接点を「ストーリー」として設定します。
先ほど作成したコンテンツ管理表に、どのペルソナ向けのコンテンツであるかを振り分けていきます。そうすることで、コンテンツの偏りがわかり新たに作るべきコンテンツが見えてきます。
そして各コンテンツの発信タイミングを決めてカレンダーに登録すれば、コンテンツの骨子は完成です。
Section3_コンテンツの中身を作る
骨子が決まったら、具体的な中身を作っていきます。
人の目に留まるコンテンツには、3つの要素があります。
1つは、同じテーマの情報をキュレーションすることです。
テーマ別に情報が集まっていると自ら調べる手間が省けるため、キュレーション系のコンテンツは検索結果でも上位になることが多く、それだけニーズが高い記事になります。
2つ目は、普遍的な内容を盛り込むことです。
普遍的な内容はロングテールのコンテンツとして長期的にトラフィックを伸びる傾向があります。
例えば以下のようなコンテンツです。
・「タイヤのパンクを自分で修理する5ステップ」(ハウツーもの)
・「Facebookの広告出稿を検討する人への8つの質問」(リスト化)
3つ目は、新しいコンテンツの追加です。
キュレーションや普遍的な内容を盛り込んだ上で、読み手に取って新しい発見になる文脈を追加します。冒頭で紹介した、読まれるコンテンツに必要な要素の「楽しさ、面白さ」や「シェアしたくなるベネフィット」になる部分です。
この3つの要素をミックスして、コンテンツのストーリーを組み立てていきます。
そして、コンテンツができたら発信するチャネルを決定し、コンテンツ管理表に記録します。
Section4_コンテンツの測定指標
ここまで解説した流れをおさらいします。
まず、既存コンテンツの現状把握をします。その後、コンテンツのゴールを決め発信する骨子を「コンテンツ管理表」にまとめたら、ペルソナを設定しコンテンツの中身を作成します。これの一連の流れを「チャネルプラン」と呼びます。
コンテンツを発信した後は、実績(評価)を計測して状況を常に分析し、このサイクルを回していきます。
実績の測定指標は様々ありますが、計測しやすいのはWEBコンテンツの流入やシェアですので、多くの企業がそれらを指標にしています。
二次的な成果として、コンテンツによる顧客ロイヤルティの向上や認知向上まで計測できるとなおよいですね。
ここまで、「コンテンツマーケティング編」の内容を抜粋してご紹介しました。
コンテンツマーケティングは、マーケティング担当者はもちろん、デザイナーやコピーライター、WEB広告を運用する方など、幅広い職種で役立つ基礎知識です。
実際にマーケティングeラーニング講座DCFMの中でも、複数の講座でコンテンツマーケティングの考え方に触れていますので、マーケティングを何から学ぼうか迷っている方はコンテンツマーケティングから始めるのもよいかもしれません。
最後に、「コンテンツマーケティングが失敗する7つの理由」をご紹介して終わりたいと思います。
みなさんいくつ当てはまったでしょうか?
これは全て講座内で詳しく解説していますので、興味がある方はぜひeラーニング講座の受講をご検討くださいね!
第4回は「オファーと行動喚起編」をご紹介します。
▼第1回「eメールマーケティング基礎編」
▼第2回「ソーシャルメディアマーケティング編」
▼第4回「オファーと行動喚起編」
▼第5回「クリエイティブ・コピーライティング編」
▼第6回「データベースマーケティング編」
▼第7回「データ分析とテスト編」
▼第8回「効果測定~基本編~」
▼第9回「WEBとサーチエンジンマーケティング編」
▼参考)DCFM受講者インタビュー
「マーケティングの全体像」が把握できるeラーニングDCFMの魅力とは
印刷会社がマーケティングを学んだら、オウンドメディアが立ち上がった話
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