見出し画像

「マーケティングの全体像」が把握できるeラーニングDCFMの魅力とは

こんにちは。フュージョン株式会社マーケティングチームの花澤です。

 当社では、マーケティング先進国であるアメリカの全米広告主協会(ANA)が提供している、マーケティングeラーニング講座DCFM (DMA Certified Fundamental Marketer) の日本語版を提供しています。

DCFMで学べるコンテンツは、当社が実際に企業のマーケティング支援で活用しているものでもあり、現場で使えるノウハウが詰まっているので、マーケター育成プログラムとしておススメしています。

そこで今回は、実際にDCFMを受講いただいた方をゲストに、受講の経緯や学習の進め方、実務への生かし方などについてお話を伺いました。

畠中陽子(はたなか ようこ)
畠通株式会社代表取締役社長・販促コピーライター。京都市上京区にて印刷会社の営業職を7年経て、2012年に大阪府高槻市でダイレクトマーケティングの会社を設立。現在は、中小企業のコンサルティング支援と、女性起業家の方向けのマーケティング塾を主催している。マーケティングプランを立てて効果検証まで伴走するディレクターとして、大阪・東京を中心に全国を駆け回っている。
2017年に米国DMA公認ファンダメンタルマーケター認定資格を取得。
2020年には全日本DM大賞二次審査委員も務める。
<受賞実績>
日本郵便主催第29回全日本DM大賞プログレッシブ賞受賞(2015)
第30回全日本DM大賞銀賞・日本郵便特別賞受賞(2016)
第31回全日本DM大賞入賞(2017)
ホームページ
ブログ

畠中さんと当社は、全日本DM大賞の受賞やその審査員として以前からご一緒する機会があり、インタビュアーである私も数年ぶりの再会になりました。

-まず、DCFMを受講された経緯を教えてください。


畠中:「マーケティング支援をやっているフュージョンさんが勧める講座ならよさそう」というのが始まりでした。
毎年ニューヨークに行っている(フュージョンの)佐々木社長のフェイスブックを見ていて、マーケティングのトレンドはアメリカにあるっていうのは感じていましたし、それを日本語で学べるのはありがたいなと。あと、私は身一つでやっているので役に立ちそうと思いました。

花澤:マーケティング系の資格は他にも色々ありますよね。無料のオンライン講座も溢れている中で、安くない金額をかけることには迷いはなかったですか?

畠中:マーケティング関係の資格を何か、と探したときに、まず宣伝会議さんの「コピーライター養成講座」が浮かびましたが、調べてみるとちょっとマス媒体寄りかなと思い保留に。あとは、例えばマーケティングオートメーションの製品を出している会社が無料でやっているウェビナーとかは、当然ですが自社の事例紹介がメイン。独学だとしたら、「ザ・マーケティング」を読んで、結局、本を飾って終わり、みたいな。

私は、印刷会社に勤めていたときにDM協会のDM制作教室DMMEを受講していたので、その拡張版という意味で、マーケティングの全体像が見えるDCFMはいいなと思いました
基本セットで20万という金額は、個人でやっている者の投資としてはまあ行ける範囲、かと。

左:畠中さん 

花澤:印刷会社から独立されてマーケティング全般の支援をするようになってから、必要な知識は変わりましたか?

畠中:いや、変わらないですね。もともとDMを中心に紙もののディレクターをやっていたので、それがマーケティング全般になったことで提案する手法は増えましたけど、考え方は同じなんだ、と。勉強することで安心できた感じはありましたね。

畠中:テクノロジーが発達して誰でも情報が得られる世の中で、小規模企業でも可能性が等しく与えられている時代なので、そのチャンスを最大限に活用してほしいなと。知らないだけで使う機会を逃しているツールの機能だったり、マーケティングの基本的な考え方だったり。こういうことを翻訳して伝えられたらいいなあっていうのはありました。

花澤:「翻訳」って言葉、いいですね。

畠中:自分がよく言っているのは、私の役目は「売り手の言葉を買い手の言葉に翻訳する」こと。例えば、お店が「営業時間が長くなりました」ってことを告知する時って、買い手のお客さんにとっては、「仕事帰りに寄りやすい」「買い物帰りにどうですか?」と言われないと、聞こえない。それが翻訳ってことだと思っています。

-実際にDCFMを受講して感じたことを聞かせてください。

畠中:勉強を始めてすぐ思ったのは、「受講さえしたら自動的に合格できる、という内容じゃない!マジでやばい」でした。私は、学生時代からどちらかというとお勉強はできる子タイプだったんですが、まず専門用語が多くて何のこと言っているのかわからない・・・という状態で。

花澤:なるほど。最初は不安いっぱいの状態だったと思いますが、どうやって合格まで持っていったのでしょうか?

畠中:とても全ページ覚えるのは無理なので、一通り動画を見たら小テストをやってみて出題されている範囲を重点的に見直し、の繰り返しですね。終了試験は「絶対落とせない」という気持ちで、かなり集中してやりました。

花澤:さすがは勉強が得意というだけありますね。6ケ月の受講期間がありますが、実際の学習時間はどのくらいでしたか?

畠中:やらなきゃとは思いながらもどんどん時間が過ぎ・・・「受講期限まであと3ケ月です」とかって時々お知らせが来るじゃないですか。あれを見るたびにドキドキしながら過ごしていました。
結局、最後の1ケ月くらいで集中してやった記憶があります。でも、精神衛生上よくないので、ため込まずにどんどん進める方が絶対いいと思います。
例えばですけど、受講期間中ずっと日本語で聞いているから、途中で講師の生の声で励ましメッセージとかもらえたら、よし頑張るぞ~とやる気が出るかも!私だけかもしれませんが(笑)

右:畠中さん

花澤:応援メッセージいいですね!
メッセージとは違うのですが、実は、2021年10月に新しく出した講座から、英語音声+日本語字幕に変わって講師本人が授業しているような動画になったんです(デモ動画はこちら)。畠中さんの次の資格更新(3回目)の時はこの講座を受講いただくので、リアル感という意味でやる気につながってくれたら嬉しいです!

畠中:すごくいいですね!楽しみにしています。

-今の仕事で資格が活かせていると感じることはありますか?

畠中:講座の中で紹介されているコンテンツが実践で使えるなと。私みたいな個人でやっている人にとっては、その場でどれだけ話せるかにかかっているので、DCFMで紹介されていた事例を使ったりします。

花澤:記憶に残っているエピソードって何かありますか?

畠中: 中小企業のマーケティング支援で入っていた時に、急遽クライアントに呼ばれたんです。行ってみると、「これからSalesforceさんと打合せがあって、畠中さんに入ってもらった方が話が早いからぜひ立ち会ってほしい」と。そこでステップメールの設計の話になったんですが、クライアントがやりたいことがうまく伝わらなくて、私が翻訳する、という状況に。

今思うと、私、Salesforceの操作方法は正直わからないですけど(笑)、根本にある考え方はマーケティングの思想だから、その知識があったことでクライアントのご要望を的確にお伝えすることができた気がします。

クライアントの翻訳の役目で呼ばれているって、行ってからわかったので事前準備が全然できなかったですけど、そこを乗り越えられたのはラッキーでした。

花澤: 「eメールマーケティング」の講座の中にある、MA(マーケティングオートメーション)の考え方が解説されている部分ですね。

畠中:あとは、リアルな事例の話ができることですかね。DCFMに載っている事例は、YouTubeやWEBサイトコンテンツを紹介しているものもあるので、それを自分でも詳しく調べて、提案のストックにしたり
カーディーラーさんのWEBサイトのリニューアルの時は、一緒に他社のWEBサイトを見ながらイメージを膨らませてもらったり。

花澤:事例聞きたい、っていう要望、すごく多いですよね。

畠中:先ほどのカーディーラーさんの時は、担当者さんが社内に提案する資料にも他社事例を盛り込もう、という話になって数ページ追加したのですが、「提案に説得力が出て稟議がスムーズに通った」と言ってもらえました。

花澤:畠中さんの名刺にも、DCFMのロゴを入れてくださってありがとうございます。お手紙風デザインのシンプルな名刺、私好きです。

畠中さんの名刺。右下にDCFMの認定ロゴマークが。(ありがとうございます!)

畠中:資格は、ひとり会社にとっては箔になりますよね。印籠みたいな。名刺見せると、「これ何ですかー?」と会話のきっかけになりますし。アメリカのマーケター資格、というと、MBAかこれか、みたいな勘違い会話もあるくらいです(笑)オフィスの入り口に今も認定書飾っていますよ。

2017年、DCFM認定試験に合格して認定証を手にする畠中さん
※画像はご自身のブログから拝借しました

-ご自身の経験を踏まえ、DCFMをどんな方におすすめしたいですか?

畠中:20代で、これから起業や就職を考えている人ですかね。マーケティングって商売の基本でもあるし、セオリーがわかっていたら、この先どんな分野に進んでも、スムーズに入れると思います。
それに、マーケティングってわかったらおもしろい世界じゃないですか。その楽しさにも若いうちに触れてほしいなと。マーケティングを最初に学ぶ講座としてはぴったりだと思います。

花澤:なんと!教科書のようなおススメコメントありがとうございます!ぜひ畠中さんのマーケティング塾の皆さんにもおすすめしてください(笑)

畠中:確かに。塾生さんの息子さん(2代目)たちの世代なんかよさそうですね。

-最後に、受講を検討している方へのメッセージをお願いします

畠中:DCFMは資格自体がメジャーという訳ではないですが、中身はとても濃厚だと思います。箔だけついて中身はあまりない講座とか、資格を取ってそのままサービスも使うのが前提、っていうものも、世の中にごまんとありますからね。「DCFMの受講を検討しているあなたはお目が高いですね」ってお伝えしたいです。

資格を取ったときにブログにアップしたら、アメリカ在住の日本人の方からメッセージが来たんです。「コンサルティングファームの就職試験を受ける予定で、この資格が気になっていました」と。「この資格、取っておいて損はないですよ」と返答しました。ダイレクトマーケティングのトップランナーであるフュージョンさんが出している講座ですからね(笑)

花澤:本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。これからもご活躍をお祈りしています。またお仕事でもご一緒しましょう!

当社の札幌本社エントランスにて。また札幌にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね。


マーケティングeラーニング講座DCFM (DMA Certified Fundamental Marketer)とは?


マーケティングの先進国であるアメリカの全米広告主協会(ANA)が認定する教育プログラム。基本セットは10講座で構成されており、修了テストに合格すると資格認定となる。
資格の有効期限は2年間。2年ごとに追加モジュールを受講することで資格更新が可能。受講者は、個人のマーケター、企業のマーケティング担当者、学生など幅広い層がいる。


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro