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03:挫折を味わい、無力さを知る

こんばんは、timberです。

この記事では、私の人生における挫折をお話しします。

人とうまく話せない

自分が良い人間関係を構築できないと感じ始めたのは、

小学校を卒業し、

中学校に入学した頃でした。

それまでも、あまり友達がいない私でしたが、

中学に入学してから、その兆候は顕著になってきました。

「理由は分からないけど、よく独りでいる。」

そのことについて、恥ずかしいという気持ちがありました。

ですが、ある時から少しずつ理解できるようになったことがあります。

自分の会話のリズムがおかしいのです。

他人の会話を遮っていたり、何も話さなかったり、

会話の内容が飛躍していたり。

この感覚も話している最中には気付くことができません。

あとから考えると、ひどい会話だったなと、

落ち込んでいました。

人とうまく話せないと、相談することも怖くてできません。

誤った内容で伝わってしまっても、それを訂正できる会話能力が無いと、

やる前から諦めていました。

そうして私は、このやる前から諦めるという性格を、

敵視しながらも持ち続けることを選んでしまうのです。

他人のせいにする

中学の頃、父親に無理を言い、クラブチームで野球をしていた時期がありました。

結論から言えば、私は数ヶ月と持たずにやめてしまいました。

この頃から、辞め癖がついていきます。

周囲の明るく爽やかな青年たちと、

地味で暗い自分を比べ、

常に劣等感でいっぱいでした。

また、「そのような私は良いいじめの標的です。

暴力はふるわれなかったものの、まともに会話をしてくれる人は、

いませんでした。」と、考えていたのですが、

よく考えると、このことは自身の会話能力のせいなのです。

プライドの高い私は、自分の弱さや惨めさを受け入れたくありませんでした。

だからこそ、他人のせいにしていたのです。

仲良くしたくて声をかけてくれた人も、

もしかしたらいたかもしれません。

ですがその頃の私は、全てを否定することで、

自分を保っていたように感じます。

そうでもしなければ、

人と距離を置かなければ、

私は自身の無能さに覆い尽くされてしまう。

そんな気がしていたのです。


つづく