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古川節子
2024年7月28日 00:31
【チェンマイ俳句毎日】2024年7月27日もう20年以上も前になるが、これからタイに行くという私への餞別に、友人がオカリナをプレゼントしてくれた。透明のプラスチック製のおもちゃみたいなものだったが、私はそれを持ち歩き、どこで吹いてもまあまあ喜ばれた。タイの隣国ラオスの古都ルアンパバーンを旅行した時のこと。小さな町を見下ろすプーシーの丘に朝登ると、家々から朝食の支度の煙がゆらゆらと上り、メコ
2024年7月23日 22:48
【チェンマイ俳句毎日】2024年7月23日先輩と仕事の打ち合わせがあり、約束したカフェで会うと、ブラウニーも食べるでしょ、とご馳走してくれた。先輩はチョコは嫌いだからとさっさとマドレーヌをひとつ注文して、温められたマドレーヌがテーブルに置かれるやいなや、ひょいとつまんで二口くらいで食べてしまった。その昔、チェンマイにカフェができ始めた頃のスイーツといえば、ブラウニーかバナナケーキの二択だっ
2024年7月7日 23:51
【チェンマイ俳句毎日】2024年7月6日切り紙の川の幾筋七夕笹 あまり体調が良くなくて、家で大人しく本を読んだ。友人に貸りた、坂本龍一さんの『音楽は自由にする』という自伝で、心に残った場面や言葉がいくつもあった。 その中でも、2001年9月11日に起きた米国同時多発テロを目撃した場面は強烈だった。 あの頃、私はタイに来てまだ2年目くらいで、写真を撮りながら日本語教師をしていた。家賃月