タグ解説8 #バックパッカー

自己紹介を兼ねた、ハッシュタグの簡単な解説を続けます。

今回は、 #バックパッカー

---低予算で国外を個人旅行する旅行者のこと。バックパック(リュックサック)を背負って移動する者が多いことから、この名が付けられた。---Wikipediaより

自分よりも大きなパックを背負って電車に乗ってくる外国人を見て、少し憧れがあったのでしょうね。そして、ご多分に漏れず沢木幸太郎氏の『深夜特急』を読んだ学生時代の私は、ごくごく自然にパックをもって旅に出ることに軽く目覚めました。

ネットもスマホも普及していない時代には、‘格安航空券’なるものさえ新鮮でした。北海道に進学した私には、金銭的なメリットを除外しても、飛行機のチケットは必ず往復でとるものだという思い込みがありました。それが、片道はおろか、一時的に降りるとか、降りた後に別の場所から乗るとか様々な形態があることを知り、既にこの時点で私の知らない世界を垣間見ていました。古本屋で情報を集める程度しか下準備はしていないのですが、旅先での過ごし方仕方をあれこれ妄想する時間は素敵なものでした。

バックパッカーあるあるですが、いかにして安く・遠くを回ってくるか?これに頭を使っている時間も楽しかったですね。事実、この頃は貧乏学生でしたから、けして金銭の余裕があったわけではなく、当然カードも持っていませんでしたから、現地で金が尽きたら(無くなったら・盗られたら)即アウトでした。

これまで体験したことのない行動とはいえ、言ってみればただの海外旅行にすぎませんが、同時に、ただの大学生というちっぽけな存在の自分が、自力で地球上を徘徊して戻ってくること、机上ではない生きるための道具として言語を駆使してくること、そんなことに意味を求めていました。小学生から続いた偏差値教育が、けして無駄ではないと己に言い聞かせたかったのもあるでしょう。こうやって実際に使うことで意味が出るんだ、と。

手始めの東南アジア縦断に味をしめて、社会人になってからも、世間とは少しタイミングのずれた長期休暇を利用して、南米や欧州や中央アジアへと足を伸ばしてゆき、およそ50ヶ国ほどのスタンプ集めをするに至りました。

年齢を重ねると共に、安さではなく自由さ、そのための快適さも追及するように変化していきましたが、帰国のたびに噛みしめる自国の素晴らしさや、政治や武力衝突で生きることに精一杯な人たちと比べて恵まれた自分の立場も変わることはなく、それなりのタフさを身につけることができたと信じています。

それでは皆様、今回も最後まで目を通して頂きありがとうございました。
引き続き宜しくお願い申し上げます。

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    #読んだ本   #バックパッカー

未解説:#相続設計 #マイルール #TOKIOラヴァーズ  #実験

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