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「私の転職体験記」② 新卒で入社して1年で退職しました。その原因とは?

前回の記事「私の転職体験記」① の1社目の詳細記事です。

私は、専門専門学校を卒業し、新卒で入社した会社を1年で退職しました。当時は、色んな感情やら思考やらが、頭の中をグルグル回っている感じで、なぜ退職したのかわかっていなかったと思います。
今になって、やっと冷静に振り返る事ができました。

退職の原因は?「自分を知らなすぎた。」

学生から社会人になる時、面接対策とか、資格の有無とか、履歴書の書き方とかも大事だけど、1番大事なのは「自分自身のことをよく知ること」だと思います。
この時期にじっくり自分の事を考えておかないと、この先は、意外と考えてる暇がないと思います。

そして、私が新卒入社した会社を1年で退職した原因は、自分のことを知らなすぎたからだと思います。

私は専門学校の夜間生だったので、昼間はアルバイトで生活費と学費を稼ぎ、夜は学校で授業という生活を送っていました。2年制学部で、2年生に進級と同時に就活がスタートしました。
当時の私は、20歳前後でしたが、学校が夜間という事もあり、同級生には既に正社員で働いている年上の方々も多く、就活をする生徒は少なかったと思います。

そんな中、就活をスタートさせた私は、次の様な基準で会社を探しました。

私の当時の基準

①電気工事の施工会社または、ハウスメーカーの施工管理職
②少人数の会社
③基本給18万円以上
④説明会時のインスピレーション

①を基準にした理由は、自分のまわりには電気工事の分野に苦手意識のある人が多く、更に、一生食ってけると思ったからです。施工管理職を志望したのは、設計職よりも初任給が良かったからです。
②を基準にした理由は、少人数の方が、1人に任される仕事く、自由に働けると思ったからです。(大企業を受ける勇気が無かったのもあります。)
③を基準にした理由は、単純に生活費のためです。
④を基準にした理由は、特にないのですが、今になって思うと割と気にしていたなと思います。

ご覧の通り、ざっくりした基準で決めていました。
また、当時の私は、将来の給料よりも今日の時給の方が大事だと思っていたので、昼間の時間は就活よりも、アルバイトを優先していました。

結果として、内定をもらった会社の中で、一番近くて、初任給の良い会社に決めました。

自分がこの会社で働くことを想像したり、残業はどのくらいあるか、やりたい業務が含まれているのかなど、まったく考えていなかったと思います。

入社してから自分の事に気が付いた。

入社したばかりの時は、事務職で、始めての事ばかりで面白かったし、2人しか居ない女性の先輩も優しくて、楽しく働いていました。
しかし、1ヵ月くらい経つ頃には、ルーティンワークに対する飽きがやってきました。
この時、自分の事で始めて気がつきました。私、ルーティンワークめっちゃ嫌い。

そして、入社から半年経った頃に工事部に異動になり、希望だった施工管理職に就きました。
最初は希望していた職に就けてやる気満々でしたが、その2か月後には辞めたい気持ちで一杯でした。

予想もしていなかった肉体労働、細かい書類仕事の山、職人さんには話も聞いてもらえず、こんなはずじゃなかったと思うようになりました。
また、施工会社ではよくあるのですが、「みなし残業」という残業手当がついていました。これは、残業が有っても無くても、一定時間分は毎月残業代がもらえて、超過した残業分は別でもらえる、というものです。
当時、何時間分がついていたのか気にしていませんでしたが、働いても働いても給料が増えない感覚は辛かったかなと思います。

この時も、自分の事で初めて気が付きました。大雑把な私は、細かい書類仕事は苦手だし、あまり大勢と関わる事も好きじゃないし、体力もないし、残業はしてもOKと思っていたけど、それも嫌でした。

とある会社の面接で「どんな会社も3年はいないと自分に合っているかわからないよ。」と言われたのを思い出し、それから数か月は、トイレに隠れて泣いたりしながら仕事をしましたが、結局は1年で退職しました。

退職時に、会社の人事の方から「今後の新卒生採用のために、辞めたいと思った理由を聞かせて欲しい」と聞かれたのを覚えていますが、私は何と答えたか覚えていません。考えがまとまらないまま、逃げるように辞めました。

退職して直ぐに「もっと色んな会社を見ておけばよかったな」と思いましたが、あの時の私では、どの会社に入っても同じ結果だったと思います。

私は、社会人になる前に「自分自身のことをよく知ること」をおろそかにしたのです。
自分の事をよく知らないまま、自分にとっての善し悪しを判断し、会社を選び、入社してあっという間に退職しました。

その後は、長い長い自分探しの旅へ

その後、「建築はやりたい事じゃなかったのかな」と、思った私は、美容系のスクールに通いながら、美容関連のアルバイトを始めました。とても楽しかったのですが、これも長くは続きませんでした。

この頃から、長い長い自分探しの旅に出たまま、未だに彷徨っているような
気がします。

学生の方も、社会人の方も、自分自身のことをよく考えて、よく知っていけるといいですね。
大変だけど、いっぱい時間をかけて、ゆっくりと。







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