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フルリモート勤務をコロナ終息後も継続したい理由【理想の会社像と育児の大変さ】

こんちわ。神奈川県でエンジニア兼代表をしている株式会社ファンチップの白濱です。dodaでエンジニア求人を掲載開始したので、弊社が理想としている会社像について語りたいと思います。

理想の会社像

結婚しても子供がいても
時間的にも経済的にも生活が成り立ち
笑顔で幸せになれる会社

これが弊社の理想の会社です。結婚して子供を作ることが皆に推奨される幸せの形ではないので、適宜各々で置き換えて読み解いてほしいのが前提です。

現実問題として、通勤時間が大変とか保育園の送り迎えとか、子供が突発で熱出して仕事できないとか、産休・育休に入る女性のキャリア育成の難しさとか、多忙でプライベートの時間が取れないとか、いろんな事が問題としてあります。

こうした問題を解決するために、ファンチップでは「フレックス・自由勤務」「突発休暇OK」「フルリモート・テレワーク・在宅勤務」「共働き世帯でも生活が成り立つ」「8時間睡眠がとれる」「男女が産休・育休をとれる」「長期休暇がとれる」「海外旅行や旅など冒険できる」といった事を社員ができる会社にしていきたいです。

こうした取り組みを行う企業の証として、「かわさきSDGsゴールドパートナー」と「かわさきえるぼし認証」の認証企業となりました。主に下記のような項目に取り組んでまいります。

  • 女性役員をつくる

  • 全社員にメンター(助言者)をつける

  • 全社員へのセキュリティ教育

  • 女性比率向上、女性管理職比率向上

  • 有給休暇取得率70%以上

  • 男女問わず産休育休推進

  • ワーク・ライフ・バランス推進(フレックスタイム制、残業削減、副業許可)

かわさきSDGsゴールドパートナー
かわさき★えるぼし認証

このような考えに至った経緯について、詳細に語っていきたいと思います。

幸せの定義

「社員が笑顔で幸せになれる」とあるが、そもそも幸せとはなにか?これについては人それぞれ幸せの形が異なるので、僕にとっての幸せの形をみんなに押し付けたいという気持ちは一切ありません。

「独身」「子供のいる夫婦」「子供のいない夫婦」「共働きで子供のいる夫婦」「共働きで子供を持たない夫婦(DINKs)」「LGBTQ」など様々な人がいます。
子供が欲しくてもできない夫婦もいます。うちでは不妊治療したり流産を経験したりといったこともありました。
結婚すべきとか、子供を作るべきとか、そうした古い考えではなく、多様性を認める事が望ましいと考えています。

会社としてやるべきことは、こうした多様性を認めつつ、すべての社員が笑顔で幸せになれる会社にすることです。そうした前提のもと、私自身の境遇でもある「共働きで子供のいる夫婦」としての実体験をもとに、会社をより良くしていこうと思っています。

子供がいると忙しい

実際問題として、子供がいると忙しいです。はじめのうちは楽しいことや嬉しいことよりも、ストレスが溜まる出来事のほうが遥かに多いです。

0才児のいる生活

はじめての子供のいる生活が始まりました。何もかもがわかりません。親になった実感もありません。けれども、目の前にはよくわからないけど泣きわめく赤ちゃんがいます。0才児は言葉の喋れないモンスターです。

「ウギャアアアアアア!!(おなかすいた)」
「ウギャアアアアアア!!(おむつかえろ)」
「ウギャアアアアアア!!(だっこして)」
「ウギャアアアアアア!!(ねむい)」
「ウギャアアアアアア!!(かまって)」

もうね、何で泣いてるのかわからないです。ママは会社を産休・育休で休んで旦那を会社に送り出し、一人でこのモンスターの面倒を見るわけです。しかも数ヶ月もの間、夜は2時間ごとに起きてミルクです。

ママは出産後ホルモンバランスが崩れて精神状況も不安定のなか、そんなのお構いなしに赤ちゃんは自分の欲望のみを押し付けてきます。

冷静に考えてみてください。寝不足のときってイライラしますよね?そんな時に話しの通じないモンスターが現れて絶対に逃げられない状況にされたらしんどいですよね?

ママは誰からも褒められない

でもまぁ自分の子供なので、ストレス溜めながらも対応せざるを得ないと思うでしょう。実はこれよりも大きな問題は、『ママは誰からも褒められない』ということに育児の問題があるのです。

会社での仕事の場合、やったらやった分だけ評価されます。上司から褒められたり、同僚から感謝されたり、部下から尊敬の眼差しを受けたり、給料やボーナスが増えたり。自分が頑張れば頑張っただけ、何かしらの形として報われるのが仕事です。

一方、ママはというとどうでしょう?旦那さん、ママを褒めていますか?ママに感謝していますか?育休を取っていない旦那さん、仕事で疲れているとか、会社で嫌なことがあったとかを理由にママにあたってませんか?「会社でも仕事で家でも仕事をさせるのか!」「誰のおかげで飯が食えてると思ってるんだ!」そんなこと思ったりしてませんか?その考え、口に出さなくてもママには透けて見えますよ。

ママは子育てをしても、その見返りや報酬は無いのです。子育てをして当たり前、という目で見られるのです。しかも、たった一人での子育てです。

こうした問題があることから、僕は会社で男性の育休取得を奨励しています。1日でも良いから、0才児のモンスターを一人で育児してみてください。1日で音を上げるくらい大変なんです。これをママは一人で365日、8760時間もやっていると考えてみて下さい。多少寝たり旦那がやっている分を考慮して3分の2にしても、ママは1年間で5840時間、1日16時間を時給0円ボーナスなしで子供に費やしています。

「育児なんてスマホいじりながらできるじゃん」とか言わないで。逆に言えば『2時間集中して映画見る』とか『誰にも邪魔されずにゲームする』とか『誰にも邪魔されずに漫画を読む』とか『スーパー銭湯でのんびり』とか、やりたくてもできないことのほうが圧倒的に多くてストレスになります。というかそもそも、2歳までの子供の教育が一生をつくるとか言われるくらい大事な時期に、子供をおざなりにしてスマホいじってる自分を考えると、真面目なママほどそんな選択とれなかったりするのです。

男性の方、育休をとって『ママといっしょに子育て』してください。二人でやるだけですべてが解決するとは言いませんが、悩みを共有できる、相談できる相手がいるだけでママは嬉しいんじゃないでしょうか。

パパもしんどいところもあるよ

ちなみにあんまり語られないんですけど、育児に参加するパパもしんどいところがあります。僕が思うにパパがしんどいところは、赤ちゃんにとってパパは『2番手』であることです。赤ちゃんにとっての1番は常にママなんです。

赤ちゃんはパパに行くときもあるかと思えば、きまぐれなんです。ミルクをあげるのもママが良いとか、ママに抱っこしてほしいとか、ハイハイしだしてもパパの方に来てくれないとか、そういう日もたくさんあります。

最初は彼氏・彼女いないって言ってたのに、付き合ってみたら実は既婚者で、自分は不倫相手だった、みたいな感覚ですかね。『一生二番手』と感じるのがパパの大変なところです。でもこれは3歳くらいになるとパパの方が良いと言ってくることも増えるので安心してください。

とはいえ喋れるようになると、ママが良い!と子供に言われたり、どうせママが良いって言うからと何もしないと、ママからなんで何もしないの?と言われたり、無理やり子供をママから引き離すと暴れられたり、もうどうしろっちゅーんだという板挟みにあったりするんだけど。ママもパパもどっちも大変な面があるので、ママとパパがお互いリスペクトする関係性が大切です。

共働きでも少ないストレスで8時間睡眠できるように

こうした子育ての経験や背景から、僕は会社で「フレックス・自由勤務」「突発休暇OK」「フルリモート勤務」「共働き世帯でも生活が成り立つ」「8時間睡眠がとれる」「男女が産休・育休をとれる」「長期休暇がとれる」「海外旅行や旅など冒険できる」を実現したいと思いました。

正直、コロナがなければフルリモートで働いたりここまで子育てに参加できなかったなと思います。そしてこうした経験があったからこそ、結婚しても子供ができても、社員が少しでも少ないストレスで8時間睡眠できて笑顔で幸せになれるように、コロナが終息してもフルリモート勤務はやっていきたいなと思っています。

30歳から刺激がない

僕の場合ですが、30歳から刺激がないなと感じています。映画、ゲーム、漫画などの娯楽に飽きてきたというか、なんか昔よりもハマらないなって。本を買っても積んじゃって読まないとか、ゲームでも同じことが起きたり10分で飽きたり。とにかく、日常がつまらなくなった。

趣味よりも家族との時間の方が楽しかった

子供が産まれてから月に1回くらい、自分の時間をもらう休暇をとったりしていました。その当時僕は雀魂という麻雀ゲームにハマっていたのですが、子供が起きている時間に1時間ほど集中してやらなければできない麻雀をするのは困難でした。そして麻雀をしたいという欲望がどんどん溜まっていったので、妻に子育てをお願いして一人で大好きなスーパー銭湯で麻雀をしました。しかし、半日も過ごすと「麻雀×スーパー銭湯(岩盤浴もあるよ)」すらもなんか楽しめなくなってくるのです。というか、楽しいんだけど『想像できる楽しさ』であって、そこに新しい発見や驚きや感動が無いんです。

僕の中では、自分が最高にリフレッシュできる「麻雀×スーパー銭湯を8時間する」よりも、「子供と公園で30分遊ぶ」方が遥かに楽しかったのです。

子供が横断歩道を見て『見てみて!パパの銀歯!』と言ってくるとか、想像を超えた面白さが子供にはあります。

銀歯

子供ひとりに2000万円はお金がかかる

とか言われますけども、毎日『大好きと言われて、大好きと言う。大好きと言って、大好きと言われる』イベントが経験できるので、ママ・パパの自己肯定感向上のための自己投資と考えることもできるのではないでしょうか。

海外の家族は仲が良くて、よく『I love you』とかクリスマスは家族で過ごすとかありますよね?この流れが日本にも来てるのか、子供が大好き!って言ってくるケースが昔より増えてるように思います。Youtubeのキッズチャンネルが外国動画多いのもあるかも。親側もモンテッソーリ教育が入ってきたり、昔のような『寡黙な父と、専業主婦の母』みたいな家族像から大きく変わってきてるように感じます。

現実問題として子供4人つくりたい、とかってなると収入的にもスケジュール的にも厳しいですよね。個人的に老後までの家計シミュレーションができるものを作ってるので、興味ある方いればお渡しします。収入・支出の推移、株式・積立投資の推移、学資保険やiDeCo、キャッシュフローなど、子供が産まれて15-18年後のお金がかかる高校・大学に備えて、具体的にいつどのような貯蓄をすれば良いのか、キャッシュフローの事前把握をシミュレーションすることができます。学資保険やiDeCoはかけすぎるとキャッシュフローが悪化して、資産はあるのに現金ショートするので要注意ですよ!学資保険が100%超えるのは中学・高校での現金ショートによる中途解約の元本割れが一因だと思います。

ファンチップは、子供が4人以上いても時間的にも経済的にも生活が成り立つような会社にしていきたいです。

まとめ

このような実体験から、僕は子供との時間や、家族との時間、プライベートな時間を充実させる事が大事だと考えました。そして、これらを実現するために、会社をより良くしていきたいなと日々邁進しております。一緒に会社を作っていってくれるエンジニアを探しています。ぜひ下記の求人情報からご応募ください!


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