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フルリモートのエンジニアたちがコミュニケーションを増やすための施策を公開します

こんにちは!ファンタラクティブPRの石原です。
最近社内のエンジニア同士でGather(バーチャルオフィス)に集まって何かやってる様子があり、その実態を探るべくエンジニアの小西さんに聞いてみました。

(キャンパーというわけではないらしい)

2021年12月にファンタラクティブにフロントエンドエンジニアとしてジョイン。
1993年生まれ、京都府出身。Webや業務系、ゲーム開発を経験し再びWebへ。 ひとを幸せにするをキーワードに日々勉強中。 映画観たりコーヒー淹れたりするのが趣味。

――最近Gatherでエンジニアが集まって何かやってません?何やってるんですかあれ。

小西「あれはですね〜、ざっくり言うとエンジニア同士の情報共有会という感じですね。」

――ほう。Slackでたまに通知が来るやつですか?

小西「そうそう、これです。『Mob.*(モブアスタリスク)』が会の名前ですね。」

――いつの間にか爆誕してたんですね…!詳しく教えてください。

給湯室で談話風にお話を聞いてみました

エンジニア間での課題

――Mob.*の発案者は小西さんなんですよね。そもそもなぜMob.*を始めようと思ったのですか?

小西「ファンタではデザイナー同士のコミュニケーションが多いのですが、エンジニア同士はコミュニケーションが少ないと感じていました。Slackのtimes(分報)やQuokka(社内情報共有ツール)でもエンジニアは投稿が少なかったんです。
自分が関与していないプロジェクトで何か困ったことがあった時に、社内の他のエンジニアに聞いたら解決するかもしれない。そうやって相談しやすい環境を作りたいと思ったんですよね。」

Mob.*の目的

――ではMob.*の活動の目的としては、まずはエンジニア間のコミュニケーションを増やすことでしょうか。

小西「そうですね。最初は皆で集まって何か一つのプロダクトを作ろうという考えもあったんです。エンジニアに限らずデザイナーも巻き込んで。
でも集まり始めてみて、まずはお互いが今悩んでいることや上手くいったことを共有する方が大事かなと思いました。ファンタラクティブのカルチャーコード『技術と思想を共有しよう』を体現する取り組みでもあるかなと。」

――Mob.*という名前はどんな意味ですか?

小西「『Mob』はMob Programming(モブプログラミング)から取っています。モブプロは3人以上のチームで一つの成果物を作るという開発手法のことです。1人がコーディングをして、他2人がそれに対してフィードバックするという形を取ります。
エンジニア界隈では元々ペアプログラミングの文化があるんですよね。
あとの『.(ドット)』は任意の文字列を意味していて、『*(アスタリスク)』には正規表現で"直前の文字またはパターンの0回以上の繰り返し"という意味があります。
プログラミングに限らず、相談会とかワークショップとか色々な企画を繰り返していけたらいいなという思いを込めています。」

――ファンタには社長やマネージャーとの1on1もありますが、それとの違いは何でしょう。

小西「1on1の機会はたくさんあるんですが、その名の通り1対1のコミュニケーションなんですよね。Mob.*では横のつながりや交流を目的としているので、まず目的が違いますね。」

Mob.*の活動内容

――具体的には集まってどんなことをしてるんですか?

小西「月1回Gatherに集まり、それぞれのエンジニアの今の状況を話してもらっています。事前にGoogle Docsに次の項目を書き込んでもらいます。」

  • やってみてよかったこと

  • つらみ

  • 雑談で話したいこと

事前に書いておけば当日発表もスムーズ

小西「当日は僕がファシリテーションをして、書いてもらったことをそれぞれ発表してもらい、それに対して皆にコメントしてもらっています。口頭での発言の他、Google Docs上に👍などのリアクションやコメントを付けてもらうようにもしています。」

コメントは後で見返したり欠席者も見られるので👍

小西「エンジニアって結構一人で悩みを抱えがちなんですよね。だから『つらみ』の項目では、相談だけでなく愚痴を吐いてもらう場にもなればいいかなと考えています。一人で抱えても本人も辛いだろうし、状況も改善しにくいと思うんです。
逆によかったことでシェアされたことは皆でどんどん真似したり、各々が携わるプロジェクトでも有効活用してもらえたら良いなと思います。」

狭いエリアにみっちり

Mob.*で使っているツール

――Mob.*ではどんなツールを使ってるんですか?

小西「特に真新しいツールは使っていなくて、シンプルにGoogle Docsに事前に書き込んでもらっておいて、会の終了後にはGoogleフォームでアンケートを取っています。
集まる場所としてのバーチャルオフィス『Gather』も一応ツールに含まれますかね。」

始めてみての変化、感想

――今年の2月からスタートして4ヶ月程経ちましたが、やってみてよかったなと思うことはありますか?

小西「実際にプロジェクトで役に立つ情報が得られることの他、誰がどういうつらみを抱えているかが見える化されてきたのはよかったなと思いますね。それを皆で共有していると、誰かが「あの人こんなこと悩んでたな」と想像して、times(分報)に解決につながりそうな情報などを投稿してくれるようになりました。Mob.*の開催中だけでなく、お互いが助け合う雰囲気が生まれたなと。」

――逆に難しいなと思うことはありますか?

小西「なかなかまだ全員が参加できているわけではないので、どうしたらもっと皆が参加してくれるようになるかは考えていますね。強制参加にはしていないので、自発的に『参加してみたい』と思ってもらえる場に育てたいと思っています。
あとは、皆の前で話すのが苦手な人がいるかもしれないとか、皆の前では言いにくい内容とかもあるのかなと思うと、別の拾い方をした方がいいのかなとは思っています。辛いこともあまり深いところまでは聞きにくいというか。」

継続することで徐々に社内の認識も高まり、参加者も増えてきた様子

小西さんがファンタで取り組みたいこと

――小西さんは社内で率先してエンジニアに限らず色々な人とコミュニケーションを取っているように見えますが、その行動の根底にある思いはどんなことなのでしょう。

小西「僕は前職では基本出社してたんですが、オフィスで結構色々な人と話すことが多かったんですね。当時自身がプロジェクトのリーダー的なポジションについていたこともあり、プロジェクトを進行させるために悩んでいるメンバーの話をよく聞くような立ち回りをしていました。
こちらが積極的に聞きにいかないと、悩んでいる人たちはなかなか自らアウトプットするタイプではなかったので、その状態のままでいるとプロジェクトに遅れが出てしまったり上手くいかない気がして、自分からなるべく動くようにしていました。そうして一緒に悩みを解決して、前に進めることが楽しいと思いました。

ファンタは最初からフルリモートワークだったので、そのギャップに最初は慣れないところはありましたが、同じような動き方はリモートでもできると思い自分から積極的に皆に絡みにいってますね。」

――今は皆から「こにたん」と呼ばれる愛されキャラを確立してますもんね。入社して約半年経ちますが、どうですか?

小西「仕事面で言ったら、フロントエンドをやりたかったのでそれを思い切りやれているのは楽しいですね。サーバレスな開発もできてバックエンドも少し触れられるなど、業務の幅が広がっている感じがあります。
働き方の面ではフルリモートの良さも感じているので、さらにより多くのメンバーが働きやすいと思える環境を作っていけたらと思っています。
そのためにどんなことをしたら良いか、ファンタでは何でも試していける文化があるので色々なメンバーと組んで実現していきたいです。」

小西スタンプもこんなに

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