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初書籍出版‼「イーサリアムがよくわかる本」の販売がスタートしました

皆さんこんにちはファンク編集部です。
今回は、2022年12月17日に自身初となる書籍を出版した株式会社ファンク代表 廣田章氏にどんな人におすすめの本なのか、見所などとあわせて執筆に関するお話を伺ってきました。

気になる本の内容とあわせて、初めて書籍出版に挑んだ廣田氏の想い・考えを赤裸々に語ってもらったので、ぜひご覧ください。


2022年12月17日発売開始「図解ポケット 次世代プラットフォーム イーサリアムがよくわかる本」

Q.どのような経緯で、今回の書籍を出版するに至ったのでしょうか?

経緯というほどでもないのですが、初の書籍出版のきっかけは2つありました。

まず1つは、2018年くらいから、暗号資産およびWeb3というものの可能性がこれからどんどん広がっていくんだろうなというのを漠然と考えていたということ。そして2021年になってからは、暗号資産を保有するだけではなく、事業投資するようなったことが関係しています。

2つ目に、2022年に入った頃、自身でWeb3のコミュニティを開いている、今回書籍の監修を務めてくださった松村さんと出会ったことが大きなきかっけとなりました。(松村さんは、今回僕の書籍の監修以外にも同シリーズの本などを6冊執筆をされている、若き作家であり経営者です。)

Q.廣田さんは、書籍出版に関して元々、興味があったんでしょうか?

そうですね!元々僕の中に「パートナーや協力者の力を借りて、何か一つのものを作り上げるという経験をしてみたい」という気持ちが漠然とありました。もちろん、今まで自分で事業を立ち上げたり、行ったりする中で、ユーザーさんから商品やサービスについてご指摘をいただくことはあったんですが…一緒に取り組むパートナーさんから仕事のやり方や進め方について指摘をいただくことってほとんどなかったんです。

それが今回は、監修の松村さんや出版社の方がいらっしゃって、さらに手伝ってくれるライターがいて、色々な指摘を受けながら一緒に一冊の本を作るという新しい経験ができたことを嬉しく思います。

実は、今までにも何度か自費出版などで、本を書こうとしたことはあったんですが、タイミングなどが合わず出版には至りませんでした。そのため、商業出版の執筆についての相談を、この度、秀和システムさんと松村さんからいただけてとても光栄でした。

ーー日々色んなことに挑戦されている廣田さんらしい、新たなチャレンジが今回の書籍執筆・出版なんですね…!

僕の人生および仕事の楽しみ方・スタイルには、基本的に経験のないことには、果敢にチャレンジしたいという確固たるポリシーがあります。そして、今回は良いご縁とタイミングに恵まれたお陰で、「やってみたいこと」を「やったこと」にするための新たなチャレンジができました。

印刷業は世の中的には斜陽産業かもしれないですし、SNSがどんどん発展していく現代では「今更本?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、個人的に書籍は、まだまだ大きな自己表ができる場であると思いますし、僕の人生の中で今も関わりが深いものなので、機会をいただけるのであれば書きたかったんですよね。

もちろん、時代の変化にあわせて、各種SNSやWebメディアの運営も行っていますが、そうではないメディアにも携わりたいなと。それに、Webからすれば先輩にあたる書籍の執筆を一度は経験しておきたかったという想いもあります。

Q.今回はなぜ、「イーサリアム」にスポットを当てた書籍を執筆されたんでしょうか?

今回出版したイーサリアムの本は、秀和システムさんの大人気シリーズ「図解ポケット〇〇」の中でも、ニッチなテーマに絞ったと(社内でも)言われています。そのため、このnoteを読んでくださっている方の中にも、きっと「なんでイーサリアム?」と思った人は多いですよね。

僕が今回、イーサリアムにスポットを当てた一番の理由は、「暗号資産やブロックチェーン、Web3やNFT(アートやゲーム)、取引所やプラットフォーム /マーケットプレイス、これら全てに関連する一番有名な技術であり通貨がイーサリアム(イーサ)だから」です。

暗号資産と言われてパッと思いつくのはビットコインですよね。ですが、その次に有名であり、取引されているのがイーサ(イーサリアム)だというのも理由の一つです。

さらに今後、Web3ならではの様々なサービスやゲームを作る際の基幹の技術として、イーサリアムを利用する機会が増えていくのではないかと考えているため、今回の書籍にまとめさせてもらいました。

それに、Web3に関連した事業をやっていこうとか、仕事がしたいと考える人にとっては避けては通れないのがイーサリアムなんです。そのため、まずは暗号資産やイーサリアムについて全く知らない人が少しでも興味を持てたり、理解を深められる本を作ろうと考えました。

僕自身、専門的な知識や技術力というのは全然持っていないんです(今回執筆をするに当たって監修の村松さんにたくさんご指摘・ご教授いただいたたほど…)。でも近い将来、イーサリアムやビットコインなどの暗号資産、Web3が当たり前になる世の中が絶対に来ると思っているので、それに対して少しでも認知を広げ、スポットを当てられたらいいなという想いの元、この本を書き上げました。

Q.今回のこの書籍に対する想い・考えを教えてください

さきほど、お伝えしたことと少し被るのですが、僕は技術者でも専門家でもないにも関わらず少なくない量の暗号資産を保有していたり、Webアプリなどに見識があるわけではないのにWeb3の世界に次の未来の可能性が詰まっていると考えたりします。

そんな僕が、もっと多くの人が暗号資産やWeb3などのこれからの未来を作る技術や世界に興味を持てるように、今回の書籍を執筆しました。

僕には、天才や優秀な人材を育てる力はありません。ですが、そうした人材を作るきっかけの提供には携われるんじゃないかなって思うんです。

従って必然的に、今回出来上がった本は、暗号資産(イーサリアム)初心者の方に何か一歩踏み出すためのきっかけを作る入門書・スタートブックになるように執筆しました。

Q.具体的に、今回のこの書籍はどんな人に読んでほしいと思っていますか?

今回の「イーサリアムがよくわかる本」は、イーサリアムという言葉しかしらない人、暗号資産という言葉は聞いたことがあるけれどまだ良くわかっていない人、これから暗号資産について調べたり勉強したりしたいと考えている人、暗号資産に対して「投資詐欺みたいなものでしょ?」などと漠然とした不安を持っている人に読んでほしいですね。

そういった、いわゆる暗号資産初心者の方に、(今回の本はイーサリアムに偏った内容にはなっていますが)安心安全な部分と、リスクの部分を知ってもらえたらいいなと。

もっといってしまうと、すでに暗号資産やイーサリアムについてある程度知識があるとか、現在暗号資産投資をしていますという方は、この本を読む必要は全くありません。そういう方は、もっと専門的な本を読まれた方がいいと思います…!

Q.今回のこの書籍、どんなところに注目して読んでもらいたいですか?

特別注目して読んでほしい部分はないのですが、僕としては、一度騙されたと思って気軽にこの本を読んでもらえたら嬉しいです。

イーサリアムってこうして始まったんだとか、いいときも悪いときもあったんだとか、今後こうなっていくかもしれないんだっていうのが一通り分かるように書いたので、暗号資産やイーサリアムについてある程度の知識を身につけることができると思うので。

また本書籍では、誰もが知っている有名な企業も、イーサリアムやWeb3、メタバースに関連した事業を行っている(行おうとしている)っていうところにも少し触れているので、本を読むことで暗号資産やイーサリアムが何にどう繋がっているのかも把握できます。もっというと、どんな未来がこの先待ち受けているのか(すでに来ているのか)も分かるはず。

その後は、今回の書籍を読んでいく中で興味を持った、もっと知りたいと思った分野の本やWebの記事・ブログを読んで、学びを深めていってもらえたらいいなと思っています。

繰り返しにはなりますが、今回僕が執筆した本は、中身の濃さを売りにしている書籍ではないので、関連する事柄の点と点を線で繋ぐ役割のものとして受け止め、楽しんでもらえたら嬉しいです。

Q.この本を読み終えた後、読書の皆さんに行動に移してほしいことはありますか?

すごく突拍子のない回答にはなりますが、僕は40歳で初めて今回出版した本を書きました。

そう、今の世の中は体力や思考力の衰えを感じ始めた40歳の僕でも、少し前を向いて、良いご縁さえあれば本を出版することができる世界なんです。もちろん、著者として特別優秀でもないし、宝くじが当たるレベルのめちゃくちゃラッキーな縁があったわけでもありません。

些細なきっかけ次第で、(華やかな言い方にはなりますが)40歳の僕でも作家デビューができ、10年後、20年後の世界を変えるかもしれないといわれているWeb3やメタバースの根幹となる技術の一つであるイーサリアムについてまとめた本を1冊書き上げることができました。

だから、この本を読んでくれた皆さんにも、暗号資産はそんなに難しい分野じゃないこととか、もっとこんなものにイーサリアムを使えたりしないかと考えるきっかけを提供できていたらいいなと思っています。そしてさらに、何か次の行動を起こすための1歩に繋がったら最高ですね。

今回出版した本は、啓蒙本ではないんですが、「はじめに」と「終わりに」では、僕の主観を語らせてもらいました。そして本当に僕が書きたかったことは、Web3や暗号資産、ブロックチェーンには世界を変える可能性があるということ。さらにその世界を変える可能性を秘めているものに対して興味を持つ日本人が増えたらいいなと考えています。そうすれば、今は国としての経済状況が良くない日本ですが、再び世界をリードする存在になれるかもしれません。

だからこの本を読んだ後に、前向きな気持でチャレンジする若い人にも、チャレンジしたいと考える中年の人にも、僕と同じように少しでも世界について興味を持ってもらえたらいいなと思っています。

Q.今回出版する書籍とあわせて読みたい本、おすすめの本はありますか?

今回出版した書籍を含む図解ポケットシリーズは、どれも図解をふんだんに盛り込んでいるため、とても分かりやすいです。また、同シリーズには内容的にも、イーサリアムに関連した分野・領域について解説している本もあるので、あわせて読みやすいかなと思います。

さらに、受験勉強用の本も多く出版されている秀和システムさんらしい、勉強しやすい、読みやすい本ばかりなので、次世代を担う技術や世界についての入門書やスタートブックを探している方々におすすめしたいシリーズです。

そして、同じく図解系で読みやすく、おすすめなのが「図解即戦力 ブロックチェーンのしくみと開発がこれ1冊でしっかりわかる教科書」という本です。この本は、技術面の情報をまとめているので、エンジニアの方などにおすすめしたいですね。

他には、やはり日本では啓蒙系の書籍が人気なので、そのジャンルで次世代を担う分野・世界に精通している(『gumi』の創業者)國光宏尚さんが書かれた「メタバースとWeb3」という本もおすすめです。

僕が書いた今回の本読んで、メタバースやWeb3について深堀りしたいと考えた方が、次に読むのにぴったりなんじゃないかなって思います。著者の國光さん自身もとても魅力的な方で、あらゆる方面から注目を集めているので、このnote記事を読んでくださっている皆さんにも読んでもらいたい1冊です。

Q.今回の書籍執筆を通して何か得たもの、得た学びはありましたか?

学びはめちゃくちゃありました…!
まず一つは書籍が出来上がる(出版に至る)までのスピード感と、そして工程というものを身を以て知ることができたという点です。僕はそもそも代理店業だけではなく色々なことをビジネスにしている事業者なので、それが学べたことはとても大きな財産になったかなと思います。

そして、自分が正しいと思っていたWebや他の書籍を読んで得た知識が、監修の方からのご指摘で、実は正しくなかった(間違っていた)と知ることができたのも大きな学びでしたね。一つの情報が正しいかどうかなんて、自分一人だけでは判断しずらいですし、自分自身で判断してしまうのは簡単ですが、それが本当に事実なのか、正しい情報なのかっていうのが、限りなくわかりにくい時代になっているんだなというのが執筆の過程でよくわかりましたから。

また、今後の情報の収集や整理の仕方、何を判断基準にするかについて考えさせられるいい機会にもなったと思います。

ーーちなみに、廣田さんは今後正しい情報をどうやって集めよう、得ようと考えていますか?

(最新情報はWebメディアや新聞、さらにスピード感重視でいったらTwitterなどから得ながら、)正しい情報は信頼できる専門家や、信じられる人・パートナーと複数繋がった上で、そこから得たものを自分の中で精査していきたいなと考えています。

情報さえも集中管理されていた、出版社や新聞社だけが強かった時代ではないことはもはや誰もが分かっています。だからこそ、一個一個の情報に対して色んな方面から正しい指摘が入る情報の取り方をしていかなきゃいけないと思うんです。

そしてさらに、分散型の情報の重みを知り、分散型の情報の良し悪しを決めるような構築・構造が必要なんじゃないかなと考えています。

ーーでは最後に、ここまでこのnote記事を読んでくださった読者の方々に、改めて書籍をPRするメッセージをお願いします!

改めて繰り返しますが、今回出版したこの本は「イーサリアムや暗号資産をもう何年も持っているよ」とか、「すでに暗号資産投資をしているよ」っていう人は買わなくていいです。むしろ、そういった方々に購入してもらうのは、逆に恥ずかしい…!笑

ただ、少しでも暗号資産に怖いとか、良くないイメージを持っている人に読んでもらい、その人の意識が変わったら嬉しいなと思います。

今回の執筆では、暗号資産が持つ可能性を感じられる流れを意識しましたし、イーサリアムがブロックチェーンやメタバース、Web3やDAOといったバズワード(注目ワード)と、どのような繋がりがあるのかも明記しています。こうした情報をまとめて知ることができる良い機会になるかと思いますので、ぜひ手にとって読んでみてください。そして、ご自身の中でのゲームチェンジを起こすきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひ、廣田氏が初めて執筆した書籍「図解ポケット 次世代プラットフォーム イーサリアムがよくわかる本」も
手にとって読んでみてください。


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