ちょっと変わったイベントやってみました!「非常食ランチ会」
こんにちは。人事総務部のまちゃんです。
先日、ファンギルドではちょっと変わった社内イベントを開催しました。
その名も「非常食ランチ会」!
今回はその様子をお届けします。
非常食ランチ会のきっかけ
現在、FGでは92名の仲間が働いています。平均年齢は32歳。若い層がとても多い会社です。
調べてみると2011年の東日本大震災を「職場」で経験した社員は約4割、残り6割は学生でした。
当時、会社から帰宅できず、「会社で非常食を食べたよね」と話す人がいる一方で、「会社に泊まったんですか?」「非常食って食べたことがありません…」というメンバーが結構いたのです。
有事の際、出社していて帰宅できなくなった場合、会社に備蓄している非常食を食べることが想定されます。
しかし、実際どのようにして食べるのか、どんな味がするのかご存じでしょうか?
そこで、皆で食べて経験してみよう!という話になり、非常食品の会社の尾西食品さまに相談。メニューの選定や、当日の運営についてもたくさんアドバイスをいただき、従業員向けの非常食ランチ会が実現しました。
非常食ランチ会、いざ実施!
事前に社内告知を行ったところ、なんと従業員の半数以上が参加希望!
人事総務部で様々な種類の非常食を準備し、参加者には好きな非常食を選んで食べてもらいました。
今回は、堅苦しい試食会ではなく、気軽に参加してもらい、普段接する機会のない体験を行うことで日常を見直すきっかけになればと思い、「ランチ会」として実施しました。
ちなみに、非常食一番人気は断トツでカレーライスでした!(正式名称:CoCo壱番屋監修 尾西カレーライス)
こちら、カレーもご飯もついているんです。中をあけるとスプーンまで。これひとつで完結するんですね。
「普通のカレーで普通に美味しいんだけど…!」「お米って水で作ると1時間も待たなきゃいけないの?」「ごはん、全然パサついてない!」「温めたらもっと美味しそうだけど、地震の時は温められないのか…」など様々な声が飛び交っていました。
またアルファ米と呼ばれる、水で戻せるお米をご存じですか?こちらはおにぎりや雑炊など、種類が豊富!ランチ会では約10種類を提供。
下記、みなさんの感想です↓
「思っていたより美味しい。味もしっかりついている。」「結構なボリュームでおなかいっぱいです。」
中には、「水の配分を間違えておかゆみたいになっちゃいました。」なんて声も。
その他にも、パンやクッキー、豚汁など、様々な種類の非常食をみんなで食べました。
私自身、非常食がこんなにバリエーション多くあること、味が普段のご飯と変わらないこと、お湯が使えない状況だと水で戻すのに1時間もかかること等、初めて知りました。
こうした取り組みから何気ない防災への意識をどれだけ広めていけるのか、今後も考えていきたいと思います。
「50人の壁から100人へ」
ここまで、ファンギルドの防災について話をしました。
今回、このようなお話をしたのには理由があります。
突然ですが皆さん、「50人の壁」「100人の壁」という言葉を聞いたことはありますか?
組織が成長し、企業規模が大きくなり社員数が増加していく中で発生する様々な問題(壁)のことを言います。
問題もそうなのですが、法令上の義務も発生してくるんですね。産業医を導入しなければいけなかったり、防火・防災管理者を選出しなければならなかったり…。
2020年に50人を超えたファンギルドは、産業医制度の導入や毎月の衛生委員会など本格的な取り組みをスタートしました。そこからあっという間のスピードで会社の成長と共に働く仲間はどんどん増え、現在92名の仲間が働いているわけです。(100人目前!!)
昨年は、増えてきた仲間たちにも【安全で衛生的に仕事ができる職場環境】となるよう、オフィスの安全衛生や防災対策について勉強会を実施しました。
説明会の中では、休養室の説明や、体調が優れないときには無理せず休んでほしいこと、また会社の防災備蓄状況についても伝えました。
非常食に関しては、「ただ在庫を確保する」だけでは意味がありません。
不安が募る災害時にこそ、普段と同じような食事が食べられるように、朝・昼・晩×3日分=9食をどのようなメニューにするか、食べる順番はどうしたらいいのか等、尾西食品さまと相談し備蓄のメニューを決めました。
また災害時に必要なヘルメットも従業員の増加に伴い追加で補充。有事の際、すぐに従業員が装着できるよう、倉庫だけでなく、執務エリアにも置くようにしました。
簡易トイレや女性用の衛生用品も、会社は余裕をもって準備をしています。
そして、従業員はもちろん、お客様や同じビルに入っている会社の方にも使っていただけるように、ファンギルドのエントランスにAEDも設置しました!
設置前までは、一番近いAEDはビルのエントランスの1階にあるものでした。
5Fにオフィスがあるファンギルドで何か起きたとき、1階に取りにいっていたのでは間に合いません。(私が階段ダッシュして往復6分…結構時間がかかりました。)
ちなみに、日本AED財団の公式ホームページによると、電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下するそうです。
近年、AEDの国内設置台数は年々増加しているそうで、駅や公共施設で見かけることも多くなってきました。私も、外出先でどこにAEDがあるのか気になるようになり、最近では息子もAEDマークを見つけると「お母さん、AEDあったよ!」と教えてくれます(笑)
一般企業においても、従業員への「安心」の提供とともに、地域への貢献や、CSR向上の一環として導入されるケースが増えているそうです。
いざという時、大事な人の命を守る、そしてそういうことを普段から意識する。今後も大事にしていきたいと考えています。
このように職場内での防災対策や従業員の安全衛生について考え、実行することもファンギルドが取り組むESG(※)です。
※ESG…環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を考慮した投資活動や経営・事業活動のこと
これからも、どんどん一緒に働く仲間は増えていくと思いますが、一人ひとりが安心して活躍できる環境を今後も作っていきたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!