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FUNGRY's CREW #07 居合道を学ぶWebディレクターが語る!キャリアアップに求められる経験とスキルとは

こんにちは!ファングリースタッフの小山です。

皆さんの中に、「居合」の経験者はいらっしゃいますか?

「お医者様はいらっしゃいますか?」みたいに聞いてしまいましたが、現代において居合をたしなんでいる(たしなんでいた)人はそう多くないでしょう。全日本剣道連盟によると、2024年3月末時点で「居合道」有段者登録数は98,074人。実は、個性豊かな集団であるファングリーのスタッフに、居合道に打ち込む社員がいるんです。

居合道を学ぶ社員とは一体どんな人物なのか。ファングリーではどのような仕事に取り組んでいるのか。そして、特技の居合は仕事に役立っているのか。ちょっとお久しぶりの、ファングリーに関わる“人”にフォーカスしたマガジン「FUNGRY’s CREW」。第7回目は、居合道に打ち込むWebディレクター・佐藤さんのお話をお届けします。


Webインテグレーション部 佐藤さん
2023年4月にグループ会社のブランディングテクノロジーからファングリーへジョイン。
上長として部をまとめながらWebディレクションをこなす二刀流社員。
ちなみに居合で使う刀は一本。

仕事の話よりも聞きたいことが……!

――企業広報noteなので仕事の話を聞くべきなんでしょうけど、まずは居合歴について教えてください! ……どうしても気になるので!

佐藤さん:とりあえず仕事の話じゃなくていいんですね(笑)。居合歴は4年くらいになります。ちなみに、小学生から中学生にかけて剣道を7年やってました。

――剣道からの居合道ですか……!居合は大人になってから始めたんですね。

佐藤さん:そうですね。これはちょっと怒られるかもしれないんですけど……剣道をしていたとき、「剣道は『剣の道』というけどリアル感がないよな」と感じていました。なので、大人になって「本物の剣」を使う居合道にチャレンジしてみようと思ったんです。

――リアル感を求めた結果、居合道に行きついたと。ただ、一口に居合道といっても、「林崎夢想流」をはじめさまざまな流派があって、やることも大きく変わりますよね? 

佐藤さん:お、知ってますね(笑)。そうなんです! なので「ちゃんと斬れること」を考えて道場や流派を選びました。私は「無外流」という流派で、幕末には新選組の斎藤一も学んだといわれているんです。また、「Rise of the Ronin(ライズオブローニン)」というゲームにも登場していますよ!

――仕事をこなしながら稽古をというのは大変かと思うのですが、今後も居合は続けられるんですか?

佐藤さん:たしかに仕事をしながらは楽ではありませんね。実は、今年は大きな案件に対応していたので、1回も稽古には参加できていないんですよ……。ただ、これからも居合は続ける予定です。年齢や経験を重ねて、渋さや雰囲気のあるかっこいい居合ができたらなと思っています。

――ちなみに、居合の経験が仕事に生きていると思うことってありますか? 

佐藤さん:ないです(笑)。居合道ではきれいな姿勢が求められるので、日常生活でも少し姿勢を気にする程度でしょうか……。

――まぁそうですよね……(笑)。一応お聞きしますが、逆に仕事の経験が居合に生きていることはありますか?

佐藤さん:率直にいってないです(笑)。ただ、居合とは離れちゃうんですけど、自分の経験から思っていることがあって……。

――居合以外にも何か特殊な経験があるんですか!?

佐藤さん:特殊というわけではないですが、実は高校卒業後に4年制の音楽の専門学校へ通って、そこでエレキベースを学んでいたんです。プロとして活躍する先生たちのもとでがっつり学んだので、実は居合よりもエレキベースのほうが得意だったりします。

その4年間に詰め込まれた経験がクライアントとの交渉やディレクションの調整などで役に立っていると感じますね。

1クオーターでさまざまなジャンルの曲を20曲近く演奏せねばならず、テストではアドリブソロも求められ、シビアに採点されます。期間内に高いレベルで演奏きるようにすることや、インプット・アウトプットを繰り返すという経験は、仕事に向き合う姿勢を身に付ける良い機会となりました。

また、お金をもらうプロとしての意識や求められるレベル感、「何かを極める」という心構えに触れられたのも大きかったですね。ディレクターなどの専門職は教わらず自身で学ぶべきことも多いので、そういった部分は常に意識したいと考えています。

そろそろ仕事の話とか聞いておこうかな……

――居合や音楽の話をもっと掘り下げたいのですが、さすがに仕事の話もしておかないと……。佐藤さんはファングリーでどのような業務をしているんですか?

佐藤さん:基本的にはWebディレクターとして、サイト制作の指揮およびプロジェクト全体の進行管理・品質管理・原価管理などを行っています。また、部をまとめる立場でもあるので、スタッフへの仕事の割り振りやマネジメントなどもしていますよ。

――ちなみにWebディレクター暦ってどれくらいなんですか?

佐藤さん: Webディレクターの暦でいえば6~7年くらいですかね。

ブランディングテクノロジーに入社してからは営業職として4年間働きました。ただ、営業時代は制作のコアな部分に関われないことに物足りなさを感じていたんです。そこで、営業ではなく「Web案件のプロジェクトマネージャー」という専門性を身に付けてキャリアアップを目指そうと思い、大手ディレクション会社へ転職しました。それが2018年の頃です。

その後、一度離れたブランディングテクノロジーからWebディレクター人材を求めていると声をかけていただき、戻ってきた後にファングリーへジョインしたという流れですね。

――営業職として大手ディレクション会社へ転職というのはまたチャレンジングな選択でしたね。

佐藤さん:今思えばそうかもしれないですね。ただ、大手企業相手の制作ディレクションを学ぶことが、Webディレクターとしてキャリアを重ねる上では大きな力になると思いました。

Webディレクションではデザインやコーディングなどさまざまなフェーズに関わるため、考えなければならないことがかなり多い仕事です。また、プロジェクトの規模が大きくなれば関わる人が増え、専門的な知識を求められたり、進行や各種管理に膨大な時間や手間がかかったりもします。なので、規模が大きなプロジェクトに関わる経験というのは貴重であり重要です。

私がいた頃のブランディングテクノロジーでは、大規模なプロジェクトがあまり多くなかったので、「大手のディレクション会社ならより多くの経験が積めるはず!」ということで思い切りました。

――Webディレクターのキャリアアップで大事なことってありますか?

佐藤さん:私としては、「Webディレクターというのはキャリアの一つの終点であって、そこからいかに対応できる幅を広げられるか」が大事だと考えています。「アクセス解析など運用スキルを伸ばす」「システム開発案件のディレクションスキルを伸ばす」など、自身の役割を広げていくことを考えるのが大切かなと。そこから別の職種も担えるようになると思います。

あとは、「規模の大きいプロジェクトを回せるか」というところ(スキルと経験)は大きいですね。大規模な案件では、プロジェクトマネジメント能力やディレクションスキルがダイレクトに成功と失敗を左右するので……。

また、AIの進化などWebサービス自体も変化し続けています。その変化についていくこともWebディレクターとしてキャリアを重ねる上では欠かせないでしょうね。今は、自分の将来を見据えて専門知識やスキル、経験を積むために、大学院での学び直しも検討しています!

――音楽の話でも出てきましたが、「極める」ことへの佐藤さんのアツさが伝わりますね!では、佐藤さんが考えるWebディレクターの難しさややりがいを教えてください。

佐藤さん:難しい点を挙げるなら、「相手に自分の考えややってほしいことをしっかり伝えること」でしょうか。意思の疎通やコミュニケーションができていなければ、想定通りに制作を進めるのは難しいですからね。相手に合わせてどれくらいの粒度で伝えるべきなのかというのは品質にも関わってくるので、常に考えておかなければいけません。

やりがいは「成果物が評価されたとき」ですね。ファングリーの売上への貢献はもちろん、成果物がクライアントの業績アップにつながったなどの反応をいただいたときは素直にうれしいと感じます。制作したWebサイトなど、目に見える成果物があるというのは大きなやりがいです。

部をまとめる立場として「チーム全体のレベルを引っ張り上げたい」

――佐藤さんはWebインテグレーション部の次長という立場ですが、実際どんなことをしているんですか?

佐藤さん:Webインテグレーション部は、Webディレクターが所属するディレクションユニットとデザイナーが所属するデザインユニットで構成されていて、それらのユニットをまとめる役目です。実務面のマネジメントや業績の責任などを負う立場ですね。

――なかなかにプレッシャーのかかりそうな立場ですね。部をまとめる上で難しいと感じることはありますか?

佐藤さん:幸いまとめることの難しさはあまり感じていないですね。 ただ、スタッフのキャリアやスキルアップを考えなければいけない責任感やプレッシャーはあります。また、体調やモチベーションにはどうしても波があるので、自分を含めて組織全体のモチベーション維持・向上という点は特に注意しています。

――佐藤さんは月間賞なども獲得していますが、マネジメントとクライアント業務の両立の難しさなどを感じたことはありますか?

佐藤さん:あります。難しいです(笑)。私は大規模な案件を担当することが多いので、自分のメインプロジェクトで手一杯な状況でスタッフのマネジメントも……というのは、自分にとっては物理的に不可能なケースもあります。俗にいう「詰んでいる」状況ですね。

ただ、そのような中でもリソースのバランスを考えてこまめに少しずつコミュニケーションを図るなど、できることをやるようにしています。プロジェクト規模にもよりますが、業務をこなしながら自身やスタッフのリソースを管理して……というのは本当に難しいですね。

――考え方によっては、スタッフのマネジメントも「ディレクション業務」に近いですよね。

佐藤さん:そうかもしれませんね!やっぱり立場上、マネジメントスキルというのは常に問われていると思います。「メンバーの売上やモチベーションをアップさせましょうプロジェクト」を常に受託している気分です。

――では、マネジメントする立場として、求めている人材や一緒に働きたい人について教えてください。

佐藤さん:まずは「いろんなことに興味を持って日々インプットをしている方」ですね。Webディレクターは、プロジェクト管理に関することはもちろん、デザインやコーディングなど制作に関する知識も求められます。なので、幅広い視点を持っていたりインプットを癖にできていたりする方は仕事でも活躍できるかと。また、「将来のビジョンや目標が明確な方」であれば、私もマネジメント面でしっかりサポートして応援したくなります!

Webディレクターはエネルギー消費が激しい業務だと個人的には思っているので、「なんとなく良さそう」といった場合はあまりおすすめしませんね。

――最後に、自身の担当クライアント業務をこなしながらチームを引っ張る佐藤さんの、今後の目標や展望を教えてください!

佐藤さん:まずは個人として、より専門性の高い知識やスキルを身に付けるために、PMや情報アーキテクチャを大学院で学ぶことを考えています。そして、自分のスキルや知識をチームに伝えることで、全体のレベルアップにつながれば良いなと思っています。「ただのWebディレクター」ではなくて、あらゆる規模の案件や状況に対応できるような「強みを持ったWebディレクター」のチームにしていきたいです。

常に上を目指すWebディレクターが活躍中!

常に上を目指し、スキルを極めようとしている佐藤さんのお話を聞いて、身が引き締まる思いでした……!Web業界は新しい技術やツールの開発・アップデートによって、日を追うごとに目まぐるしく変化しています。だからこそ、常に「極める」ことを考えて上を目指していきたいですね。

私は、自分の好きなhip hop & フリースタイルバトルを極めるところから始めたいと思います。

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