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〜Wellness Golf〜ゴルフって最強の健康ツールだと思う理由

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ゴルフって最強の健康ツールだと思う理由
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色々な健康にまつわる情報が出回っています。ウンウンと頷きたくなるものから怪しいものまで情報が溢れかえっていますね。そうした情報の中には本当に怪しいものいっぱいありますが、その中でも私が間違いなく重要だと思うのが二つあります。


一つ目は昔から言われている「適度な運動」です。二つ目は「腸」ですが、ここではまず「適度な運動」についてお話します。


では適度な運動はなんなのか?
色々な運動が「適度な運動」となりますが、一つ簡単で典型的な物としては「Forward Locomotion」すなわち「ウォーキング」があります。
そしてこの 「ウォーキング」が大前提な「ゴルフ」というのは最強の健康療法だと思うわけです。


「Forward Locomotion」=「ウォーキング」=「ゴルフ」が最強!


じゃぁ、歩くのが大切なのであればジムに行ってトレッドミルの上を歩くのは?買い物やショッピングで歩くのは?それらでも「歩く」ということには変わりないと思うかもしれませんが、それは「違います」。
また、筋トレ?ヨガ?ピラティス?などの運動も良く言われますよね。もちろん、それらも大切ですし有効だと思います。ただ「ウォーキング」とは根本的に意味が違ってきます。


「ウォーキング」がなぜ大切なのかそれを進化の過程という視点から考えてみましょう。


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進化の過程を考える
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猿から我々が進化してきたことはみなさんご存知だと思います。ルーシー (アウストラロピテクス)が318万年前に初めて二足歩行で歩いた猿人だと言われています。


では、この頃の人々が何をしていたのか?


それは狩猟ではないでしょうか?獲物を探し移動しても、獲物(食事)が取れたり取れない時もある。そこで食べたエネルギーはなるべく貯蓄し無駄なエネルギーを抑える。そのような生活に順応するために我々の体は進化してきたわけです。


狩猟から農耕するようになり定期的に食料を得られるようになったのが1万年前ぐらいと言われています。その頃にはヒトは定住するようになったわけですが、農地を探しては移動するという生活習慣は常に存在していたと考えられ、劇的に運動量が減ったとは考えられないと思います。


1万年前の人間は、ほぼ現在の人間と変わらない構造になっていたと言われています。要するに300万年間の間をかけて現在の人間の進化は現在人とほぼ同じのレベルに達していたというわけです。


そう考えると我々は長い年月をかけて「狩猟」と「移動」に適した進化をしてきたわけです。


社会変化に対応できない進化のスピードが追いつけない時代の到来
劇的に我々の生活が変わったのは産業革命の200年間です。さらにこの20年のデジタル革命でさらに人々の生活は急変しました。


獲物を探し回ることも、農耕することもほぼなく、スマホのボタンひとつで食料が配達されるそんな時代に突入したのですが、これは時系列の中で激変的な生活の変化であることは疑いの余地がなく、生物の進化が追いつけるものではないです。


医学の進歩で寿命そのものは長くなりましたが、現代は食べすぎて運動しないことからあらゆる病気になるようになりました。


現代病と言われるそのほとんどの原因はこれに起因するのではないでしょうか?認知症、糖尿病、ガン、脳卒中、循環器疾患、腰痛・肩こり、アレルギー、頭痛などがその例です。


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移動の意味を考える
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先にお話したように人はその進化の過程を「移動」する社会習慣のなかで過ごしてきました。


移動をしない、つまり植物のように動かない、もしくは動いたとしてもその範囲が極めて限定されていたり、意識を持って移動しない生物には基本的に脳はありません、例えば散財神経系を持つイソギンチャクや食虫植物には脳はありません。


移動をする生物のみが「脳」を持っているわけです。ですので「移動」と「脳」というのは切っても切り離せない関係があるのです。


車や飛行機がなかった時代、人間の移動手段は「ウォーキング」です。


なので、体を動かす運動の中でも同じ地点で黙々と運動して「移動」しないトレッドミル、ヨガ、筋トレ、等々などと「ウォーキング」は根本的に意味が違うわけです。


トレッドミルは確かに「歩く」と言う動作を伴いますが、空間の中を移動しないので、空間を移動することで得られる目から入ってくる視覚、肌から感じ取る触覚、耳から入る聴覚、三半規管から入ってくる平衡感覚、自分の体の場所を感知する固有感覚などへの刺激が少ないです。


さらに体の中心線を左右にまたがって動く「ウォーキング」は左右の脳の働きのバランスを整え、左右の脳との連絡経路を活性化し、脳全体の退化を防ぐのに最適な運動です。


「移動」する大切さはこれだけではないですが、単純に筋肉を鍛える運動、関節を動かす運動と物理的にA地点からB地点に移動する「ウォーキング」の違いがご理解いただけたのではないでしょうか?


「毎日歩くと認知症の発生率を50%近く減らせる」というデータもありますが、こうした生理学、生物学、進化生物学的に考えると腑に落ちますね。


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「ウォーキング」=「Forward Locomotion」=「ゴルフ」が最強な健康促進法な訳!
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さて、話を元に戻しましょう。進化のスピードはゆっくりです。1万年前の人と現在人では生物学的に変化したことは少ないでしょう。

何百年万年の時を経て、狩猟という生き方に適していくために進化してきた行為に従うということは生物として一番自然なことであるように思えます(もちろん今は狩をする必要はないですが。。。)


ゴルフは外の広い空間を「ウォーキング」しながらプレーします。


風を感じ、匂いを感じ、土を感じ、音を感じ、そして空間の中で移動をする。

そんな体験が出来るゴルフは脳に必要な刺激を与え、生理的、ホルモン的、そして運動学的に必要な要素を多く盛り込んでいます。


もちろんハイキングなども「ウォーキング」ですが、スポーツ性の楽しみは少ないでしょうし、または週に何回もハイキングに出かけられるかと言ったらそれも無理があるのではないでしょうか?


なのでスポーツとしての楽しみを兼ね、そして余裕さえあれば定期的に毎日でも行える頻繁性を考えるとゴルフは最強の健康促進法であるわけです。


ゴルフが最強な健康促進法である理由はご理解いただけましたでしょうか?


P.S.
もし現在カートに乗ってプレーしている人は、1ホールでも良いので歩いてみてはいかがでしょうか?健康エージングの一役になるはずです。


高田洋平


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