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市民科学アーカイブに携わります

アーカイブスって皆さんご存知ですか?Archivesとは、英語で「記録・保管所」の意味で時代を記録した映像などを保存・活用する施設や機能という定義もあります。

NHKもこんなものを作っています。

そして最近市民科学研究室というNPOに携わっているのですが、アーカイブ研究会に属し、市民科学に関するアーカイブに携わることになりました✨

市民研にはものすごく科学に関する本や、講演会をした際のデータ、資料やテレビ放送のDVDなど様々あります。
特に本をアーカイブ化する作業をやります‼️


これはほんの一部ですが、この本を棚から出してISBNコードを図書館によくあるようなスキャナーで読み取ってパソコンにタイトルと著者などを入れてどんな本が何冊あるのか?をリストアップしていきます。
これは割と楽な作業なのですが、困るのがISBNが無い本たちです。

ISBNコードはそもそも1966年にできたものですし、日本に広まったのは1981年からだそうです。するとそれ以前の本は当然ないわけで、手入力をします。当然結構骨が折れます。その分、貴重な資料も多くとてもやりがいがありますし、こんな本があるんだ〜と宝探しのようです。

入力して、本棚に戻せば良いわけではなく、ちゃんとアーカイブを利用しやすいように分類しなければいけません。
普通の図書館では、図書館分類法というものが制定されているので、それに従って分類すれば良いのですが、市民科学ならではのわかりやすい分類方法がきっとあるはずです。

例えば、市民科学の主要トピックである原発、食品、電磁波、科学技術コミュニケーション、などなどで分けても良いですし、物理、科学、地学などの分け方があっても良いかもしれません。
どのような分類方法をどこまで細かくするのが最適か?も答えは一意ではないのでとても迷う所です。

一番大切なのは、市民研の所長、上田さん曰く、NPOとして市民科学に関する活動をしていて、NPOの資金で資料を集めたり、寄贈してもらったり、貴重な資料を引き取った以上、きちんと世に開放して利用したい人が利用したいときに活用できる体制を整えていくべきと仰っていました。

僕はそこに感銘を受けて、今まではアーカイブ?何それ美味しいの?という感じでしたが、年内に目処がつくといいねと言ってくださったので頑張ろうと思います💪
一応大学院で広島の原爆資料に携わっている方からアーカイブ学の講演を授業で聞いたことがあるので何かしらいかせたらいいですね。

最後に宣伝ですが、市民研では「くらしとかがくのアーカイブ」と言って講演や音声のアーカイブをネット上で公開しておりますので是非ご覧ください🙇‍♂️

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