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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2016年1月の記事一覧

人見知り、コミュ障の人ほどライターを目指すべき

人見知り、コミュ障の人ほどライターを目指すべき

突然ですが、人見知りしてますか?

ぼくは、今でこそ書籍ライターで取材やら打ち合わせやら何やらで人と会って仕事してますが、基本、人見知りです。できればそっと暮らしていたい。

いやいや、違うでしょ。人見知りやコミュ障で取材とかできないでしょ。
よくそう言われますが、

ぼくからすれば逆なんですよ。人見知りだから取材ができる。

自分でもおかしいって思いますよ。なんでだろうって。
でも、最近その理由

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ほんとうに感動した文章は分解できないんだ。

先日書いた、物語のような繊細な文章を書くコツを西加奈子にまなぶが、予想以上に多くの人に読んでもらえた。

そっか。みんな、どうやってよい言葉を紡いだらいいのか、どうやって感動させることができる文章を書けるのか、その方法を考えて探しているんだ。そう気づいて、もう一度自分が感動した文章の分析を書いてみたいと思った。

そう思ったときに、いちばん最初に思い浮かんだのが、小川たまかさんの「私、女性誌のキラ

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物語のような繊細な文章を書くコツを西加奈子にまなぶ

ロジカルで分かりやすい文章を書く…というのも必要なスキルですが、最近憧れるのは、物語のような洗練された文章を書くこと。

そんなスキルを身につけるために注目したのは、大好きな作家である西加奈子さんです。

西加奈子さんといえば、サラバ!をはじめとしたさまざまなヒット作で知られている大人気の作家さん。

今日はそんな西加奈子さんの著作である「窓の魚」を題材にして、洗練された文章を書くコツを探ってみ

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