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ネタは無限にある[1]− それこそ宇宙のハナシ

#創作大賞2024 #エッセイ部門

たまにライターさんが「ネタがない」と嘆いている。
もう書けないよと夜中につぶやいた友だちの劇作家さんもいた。

いやいや、ネタはあるだろと毎度毎度ツッコミを入れてうん10年。

ホント、ネタは無限大にある。
ひとつひとつの題材をいろいろとかけ合わせ、乗算することで、ネタはより無限に近づいていく。

ただしネタのアウトプットがすべて〝面白くなる〟とは限らないので「ネタは無限にあるけど、面白く書くほどの実力はない」と嘆くのが正解。

例えば、ネタ = 無限大について、いざとなれば、宇宙の話を書くという手もある。

はじめは、太陽や月などの地球共同体から太陽系の話だけで、20本は書けるだろうし、星座となればギリシア神話の話もかけるので、星座の数以上の100本は書けるだろうし(映画『アルゴ探検隊の大冒険』のアルゴ座も昔はあったし、わたくし星座の共著あり)。

さらにいま現在、銀河系にある星だけで2000億以上、全宇宙となれば1000〜2000兆レベル。真っ暗だと目に見える星の数は、3000個以上なので、3000本は書ける。

そして、星にはすべて名前がついていて、有名なのは「北極星(ポーラー・スター)」とかあるので、例えば。

北極星って、真北の上でずっと移動しない〝星〟として知られているけど、実は地球の公転によって、3万年後は別の星が北極星と呼ばれるようになる……つまり永遠に変わらないと思われていたこともいつか変わる。

そういえば『冬のソナタ』でも北極星の扱い方間違っているーーー!

そんなツカミで歴史の話も芸能もビジネス話も書けるかもしんない。
もちろん面白くなるかどうかは分からないけど、書けることは書ける。

さらに固有名がついていない星はさらに多く、例えばアンドロメダ座の星「WASP-1」みたいな英数字だけの星は、10億近くあるとも。

例えば、WASP-1ってなんや?
まずなんて読むんだよ、これ。ワスプワン?
モバイルルーターかよ!……書くこともできるかもしんない。
面白くなるかどうかは分からないけど、書けることは書ける。

だからネタがないのではなく、
ネタはあっても、面白く書けない。

そこから再スタートすると、誰でも脳でシナプスがつながっていくと思う。

次回は、専門学校時代やセミナーでお話していた「ネタの探し方の第一歩」についてお話しつつ、わたくしもアップデートしたい。

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