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アパレル考察

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アパレルについての自分の考えをまとめました
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#洋服屋

安売りの悪循環

安売りの悪循環

何日か前のガイアの夜明けで捨てられる衣料品をテーマにした回が放送された。それが兎に角酷かった訳である。私の解釈だとその捨てられる衣服を買って売る、素晴らしい取り組みです、こんな事やってます。みたいな事を言いたかったんだと思うのだが、そこに素晴らしさは皆無だった。

2社の取り組みが放送されていたがどちらもただただ悪循環を生む取り組みでしかなかった。うち1社はアパレル大手だからこれがまた恥ずかしい。

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気候変動とアパレル

気候変動とアパレル

世界各地の気候変動の映像を見るといよいよ本当に地球も従来通りではないなと恐怖を感じるし実際のところ恐れるような変化はまだ実感しないものの自分が住むこの地域も明らかな暖冬である事は間違いなく日中と深夜の気温差は激しい。

洋服屋をやっている身としてはこの気候変動に対して他人事ではいられないわけで根本となる気候変動へ対して自分でできる事から始めないといけないというのも根っこにはあるがお店で売る商品に関

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実店舗がネット完結型の宣伝、広告を打つ無意味さ

実店舗がネット完結型の宣伝、広告を打つ無意味さ

今月は友人の店が色々と動く。コーヒー屋さんは1月でいったんお店を閉めてしまうし、ハンバーガー屋さんは移転をする。特に年齢も近く仲も良いので二つのお店がほぼ同じ時期に一旦ではあるが閉まってしまうのが寂しい。特に当店に来てくれたお客様にご紹介する事の多かった2店舗なのでそれが出来なくなるのもなんだが寂しい。

両店ともパワーアップしてより良いサービスを提供する為のステップアップなので後ろめたさは無く、

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小さな願い

小さな願い

洋服の勉強を始めた専門学校時代。やはり自分の興味は世界各地のコレクションであった。パリ、ニューヨーク、ミラノ、そして東京。年に少なくとも2回開催される。全て網羅すると物凄い数のブランドになるがインターネットを介してそのコレクションのLOOKを見る事が出来た。何年かしてリアルタイムでの動画配信も始まった頃であった。

日本のデザイナーは東京コレクションでデヴューし皆、パリやミラノ、ニューヨークへ活躍

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