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ちょっと、立ち止まって深呼吸。



同期の子が、「最近、生活に新鮮味がなくなってきた」と言った。「ちょっと分かる」と返すと「慣れなのかな」とその子は言った。

そりゃあ、社会人の日常ってだいたい見慣れた光景じゃないですか。乗り慣れた通勤電車、見慣れたオフィス。

平日は頑張って働いて、土日はしっかり休む。

僕の場合、土曜日の午前中はゆっくり起きて、買い物、掃除、洗濯、一週間分の料理を作り置きする。

日曜日は近くの図書館でじっくり本を読み、一週間頑張った自分へのご褒美としてケーキを食べる。

平日は、朝起きるとランニングして朝食を摂り弁当を作り、お菓子を持って出社。オフィスでお菓子も買えるけど、家から持っていった方が安い。残業もするから、家事は体力があればするが、基本的には土日の自分に任せている。
だいたいこんな感じ。

最初のころは社会人生活も東京生活も、すべて新鮮で出来ることも毎日増えていたけど、徐々に当たり前になってくる。

特段目新しいことは少なくなって感動も減って、気付いたら年を重ねているってことは、ちょっといやかもしれないと思ったりする。




先輩は「失敗してもいいんだから」と言う。「そうですね」と返すと「失敗できていいね」と意味深なことを言う。

正直、仕事は上手くいかないことの方が多い。
知識がうろ覚えのせいで、聞かれたことに咄嗟に答えを返せない。

2ヶ月後には後輩が入ってくるのに、1年経ってもまだ何も成し遂げていないことへの焦りもある。

このままで良いのかという焦りから、転職サイトに登録したり、副業を探したりするも、これまで以上に負担を増やすのは、ちょっとしんどいなと思い返す。

今は、出来ることも任せてもらえる範囲も少なくて「楽しい」という感覚は、そこまで持てているわけではない。

でも、責任やプレッシャーの観点から見ると、1年目はそこまで気にしなくてもいいため楽なのだろう。

唯一「1年目の時より5年目の今の方が絶対楽しい」と言った先輩の言葉が救いだ。出来ることが多いと楽しいだろう。



大学時代の友達は院に行く人が圧倒的だった。
「なぜ院に行くか」と尋ねると「専門性が欲しいから」と返された。

今なら分かる気がする。
知識は体系的に持っていた方がいいし、
知識は深い方が何かと生かせる範囲が広い。

ちょっと触れただけなんて趣味にしかならない。逆に趣味も深めれば仕事になったりもする。
欲張るとすると、自分の業務だけでなく、業界や業務以外にも知っていた方が、理解が深く相手と対等に話せる。

だから仕事終わりの平日や土日の時間に、
今ままで得た知識やスキルを言葉に残しておこうと思っている。断片的な知識よりも圧倒的に体系化された知識は強いんだから。


それにして、今週は忙しかった。20時間くらいは残業をした。普段扱っているソフトウェアをアップデートしたためお客さんからの問い合わせが多かったからだ。仕方ない、。


ただ、やはり思う。
「労働=正義」ではないし「残業=偉い」でもない。なんとなく社会風潮的にそういう考えってあるじゃないですか〜。え、もう帰るの?みたいな。

働き過ぎると自分のプライベートの時間は少なくなる。1人暮らしをしている身からすると、家が荒れる。肌も荒れる。そして心も荒れる。

だから、立ち止まってみるといいよね。
じっくり自分の体を休めて、自分と向き合う時間はとても大事だね。




p.s.
友達といったスーパー銭湯が
安くて長居出来たのでよかった。

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