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新卒1年半で転職を決断した理由




私は10月末で現職を退職することにした。

一般的に見れば充分に早い退職であると思うし、自分でも自覚している。

ただ、自分の人生だからこそ「ワクワク」する選択をしたいと思っているからこその決断である。だからこそ、決断に至った背景と覚悟を残しておこうと思う。

1、就活中に考えたこと


私は大学3年生の1月に就活を終えた。

大学時代は情報学部にてtech系の知識やスキルを学んでいたため、自ずとIT企業への就職を目指していた。その中でも、特にビジネスモデル上、成長している業界であるSaasのツールベンダーを志望していた。

いくつもあるSaas業界の企業から、自分の軸と向き合った。軸を考えるにあたっては、過去の経験から自分が大事にしている価値観や想い、そこに至った背景などを深掘り続けた。そして、いわゆる4P(people, philosophy, profession, privilege)に分けて整理した。


整理した中でも、一緒に働く人や会社の目指す方向性という観点を重要視していた。そして、多くの面接や面談を通してカルチャーフィットしていると強く感じることが出来たため、今の会社に意思決定をした。

もっと詳しくは会社のブログ記事にも書いているので良ければ、、


考えて考え抜いた意思決定であったと自負しているし、ここしかないというくらい自信があった。そして、その決断に後悔はないし、入社してからもギャップを感じることは無かった。

2、今の会社での仕事について


今の会社はWebマーケを支援する会社である。支援の方法は、web広告を正確に計測することが出来るツールを開発・提供することである。その中で、私は広告代理店(電通やサイバーエージェントなど)向き合いのカスタマーサクセス職に就いていた。

※カスタマーサクセスとは、お客様に長く契約を続けてもらうために面談やお問い合わせ対応を行う職種である。なかなか馴染みがない職種であると思う、、、友達には「saasってのはアマプラとかネトフリとかで、そのサブスクを解約されないようにフォローする仕事だよ」と伝えていた。

広告代理店の人は忙しい。
web広告は24時間365日配信されるわけで、常に成果のトラッキングと改善に追われている。その中でカートやボットシステム、計測ツールを複数使っているし、媒体のアップデート情報をおったり、クライアントとの打ち合わせがあったりする。その中で、複雑なツールの使い方を覚えて、使いこなしているのを見ると尊敬しかない。

僕らの仕事は、そんな人達に対して、ツールを通して理想実現のお手伝いをすることであり、ツールを通して意思決定に変化を与えることである。

ツールを導入してくれるお客様は、何かしら実現したい理想や解決したい課題がある。だから僕らは、理想と現状を聞き、そのギャップを解決するためにどのようにツールを使っていくかをすり合わせる。特に、目的(why)と方法(how)を特にすり合わせるのが大事だと感じている。

また、広告代理店の先には広告主がいて、ツールの費用も広告費を出すのも広告主であるわけなので、広告代理店のみならず広告主にも価値を実感して頂く必要がある。
だから、広告主と広告代理店と僕とで3社mtgをしながら提案をすることもあった。時には、成果指標を新しく置きましょうという提案や、広告費のアロケーションに意見を出すこともあった。


総じて、やりがいがありとても楽しく働くことが出来ていた。その理由は、大きく分けると3つある。

①数字の分析をすることが好きでデータを元にした議論を楽しいと感じられること。
②web広告はアップデートが激しく常に情報収集が求められるため知的好奇心を擽られるし、学んでいて飽きないこと。
③カスタマーサクセスとして顧客と長く深く密接に関われるため、顧客と話すことが楽しいこと。

就活の時はSaas業界やカルチャーフィットを軸にして決めた部分が大きいが、Webマーケ業界やカスタマーサクセスという職種は自分にすごく合っていた。合っていたと感じるのは、今の仕事が、自分の好きなことであり、自分の得意なことであると感じるからである。

我ながらいい選択をしたと思うし、いい選択をしたからこそ、日々が充実したものであった。この感情に一点の曇りもない。

※お客様からも褒められて嬉しい!

3、転職をしようと思った背景


転職を考えるきっかけになったことはいくつかある。

①自分の可能性をもっと最大化させたい
②将来のためのスキルを身につけたい
③事業成長している会社で熱い仲間と働きたい
④年収を上げたい
など。

①から詳しく書いていく。
そもそも今の仕事の中で自分が好きだと感じるのは、分析業務や分析を元にした提案、知識を身につけることや知識を整理して社内展開することだった。

上司からも認めてもらえている


また、ツール自体がかなり複雑であるからこそ、要件定義書を読み解いたり、計測ロジックを追求することは楽しいと感じるし、他の人より数段得意であった。
また、その強みを活かしてカスタマーサポートの方がやっている数値乖離などの調査業務も担当した。計測不備の要因を特定し伝えることが出来ると、お客様からもかなり信頼して貰えていた気がする。

自分の好きであり得意である仕事を出来ているのは凄く嬉しいことで、またそのことに気づけたのも凄く幸せな事であったと感じる。

だからこそ、自分の好きであり得意であることをもっと深めたいと思った。それはつまり、広告代理店がやっている業務を自分がやることである。(と私は考えた。)


また、広告代理店の方と対等に話すためにGoogleの認定資格や計測ツールの資格、統計の資格など1年間で6つ取得した。日々、データ分析やディスカッションをすることで代理店業務を体験出来ている部分もあった。

けれども、僕らはあくまでツールベンダーであり、意見はあくまで意見のままで終わることも多かった。「提案は凄く魅力的」と言ってくれるけれども実際に行動するのは広告代理店や広告主であった。
もちろん、広告代理店の方にも考えがあり背景があるとは思うし、他に優先すべき事項があるのだろうと思う。

だからこそ、もっと広告代理店の仕事を知りたいと思ったし、自分がその仕事をしたいと思った。


②について。
私はいつか地元にUターンしたいと考えている。さすがに東京で暮らすのはお金がかかりすぎるし、自分が生まれ育った環境で子育てをしたいと考えている。
そのためには、専門性がいる。なぜなら地方には雇用が少ないから。

また、地方にはまだまだITやwebマーケの知見が少ない企業も多い。そこに対して自分が携われると感じており、Uターンしたらwebマーケ領域で地方企業を支援したいと考えている。
なぜなら、そこにチャンスがあり、私の好きで得意な領域であると感じているからだ。


③は長くなるので別記事で書こうと思うが、
④について一言で言うと1.5倍になった。


まとめると、自分のキャリアやライフプランを見つめ直した時に、このタイミングでの転職がベストだと感じて、意思決定をした。

4、最後に


絶賛転職の手続き周りを進めていて、同時に引っ越すことにもなるので引越しの手続きをしている。

10月はバタバタして圧倒いう間に過ぎていくだろうけれど、今の会社としっかりとお別れをしたいと思う。

「別れ際に性格が出る」と考えているので、業務を引き継ぎつつ、自分の知識を整理して残しておきたいと思う。また、同僚には少しづつ伝えていっており、やはり感謝は直接口頭で伝えるのに限るなぁと思う。

※「別れ際に性格が出る」について詳しく書いた記事。


総じて、ワクワクしているので、
このまま進んで行けたらいいなぁと思う。

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