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2021年3月の記事一覧
それがあたり前だからと言えるもの
いまは何かにつけて「理由」が必要になる。良いことでも、そうでないことでも。それもちゃんとロジックが通る理由じゃないと、人が納得しないことが多い。
ビジネスの文脈ではなおさらだ。なぜこの企画なのか、この仕様になってるのはなぜなのか等々、そこに合理的な理由がないと話は進まない。
もちろん経済合理性がすべて駄目なわけではなく、それはそれでまったくなければないでおかしなことになる。でも、たまに「そこは
心が忙しくなる絵葉書
時間を感じさせてくれるものが好きだ。積み重なり、同時に流れていく「時間」というふしぎな存在。
飛んでいる矢は止まっているし、止まっている矢は捕まえることができない。
だから僕は時間のことを考えるとき、いつも自分がこの場にいてこの場にいない感覚に襲われる。たぶん、伝わらないこと言ってる。
まあ、だいたいいつも考えてることはおかしいのだけど、殊更、時間について羽が生えたみたいに考えてしまうのは、
必要なときだけ現れる人生
「ほんとに、そんなのできるんですか?」
僕がたずねると、取材相手は「全然できますよ」と軽い感じで答えた。いや、実際はもう少し丁寧にたずねてるけれど。
それでも相手の口調は、お菓子のゴーフルを空中に浮かせたぐらいの軽さだったから、きっと本当になんでもないことなんだろう。
取材相手はIoT系のベンチャー経営者でありエンジニアだ。
「シリコンバレーでは枯れた……というとあれなんで、成熟した技術だ
「正しい」はどこにあるのか
本当に正しいものが虐げられてる。正しいはずなのに無視されて悲しい。
たまに、そんな言葉というか感情に触れることがある。その気持ちはわかる。わかるのだけど、同時に「難しいな」とも思う。
本当に正しい、正しいはずという「正しさ」の危うさも一緒に感じるから。
正しさの危うさなんて、またちょっとわからないこと言ってる。だけど、基本的に「正しい」は危うい。というか常にフラジャイルな性質を持ってる。薄い
健全な批判のために必要なものメモ
きょうはあまり文章書くライフが残ってないのでメモ。この前、負傷した指はだいぶ回復した。自然治癒力すごい。
山でハリエンジュって樹木を伐採してて(それも生きる仕事のひとつ)、ハリエンジュっていうぐらいだから若い樹には鋭い棘があるのだけど、そいつが分厚い作業用革手袋を突き破って親指にぶっ刺さった。
今回のやつは恐竜ですごい背中に棘のあるやつ、アンクロサウルスぐらいの棘の大きさと強さがあったので腫れ
なぜ街に告白するんだろう
日本人は羞恥心が強いとか、思っていても口には出さないとか、ステレオタイプな論があるけど、本当はそんなことないんじゃないか。
むしろ「言葉」に関しては意外にストレートなこともあると思う。愛の告白だってそうだ。
この前も、ある街を歩いていて目の前に《好きです、この街》とだけ描かれた看板が現れた。
いきなりの公衆の面前で愛の告白。いくらなんでも大胆すぎる。誰がそんなに想いを募らせたのだろうか。