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出来てますか??部下だけじゃなく、上司の『マネジメント』

「おや?」
と思って偶然記事をクリックしてくれたり

「面白そう」
と興味を持って、このnoteを開いていただいた皆様。

本当にありがとうございます。

私は幼少時代のいじめブラック企業のお手本のような会社での
勤務経験を経て、ブラック上司やポンコツ部下に関する相談を聞いたり
アドバイスをさせていただいているふみふみと申します。


どんな人生を送ってきたかはプロフィールに書かせていただいてますので
お時間があれば、是非ご覧ください。

僕のプロフィールはコチラ

何度か転職もしてきましたが、働く場所が変わっても一癖も二癖もある
人達の囲まれ、常にどブラックな環境で20年以上働いてました。

どれくらいブラックだったか、前職場を環境を簡単にご紹介します。

企業理念(のようなもの)
・終電ギリギリまで、仕事をする姿は美しい
・休まず、働く社員はもっと美しい
・目標を達成しても、ボーナス交渉をしてこない社員はもっともっと美しい
・給料を下げても、文句を言わない社員は社会人の鏡である
・会社の資金=全て社長だけのお金である
・会社の口座=社長専用のお財布である
・上司の失敗は、部下の責任
・部下の失敗は、部下の責任
・部下の実績は、上司の実績


謎のルール
・上司からメールは5分以内に返信(休日、深夜、年末年始含む)
・上司から電話は3コール以内に出る(休日、深夜、年末年始含む)
・お客様が目の前にいても電話は上司の電話はやっぱり3コール以内に出る
(休日、深夜、年末年始含む)
・ランチは10分以内に済ませる(移動~注文時間含む)
→これらを出来ない社員は、公開処刑&個室で長時間罵倒

・上司からお使いを頼まれた時は断らない&部下が自腹で購入する
・飲ミュニケーションは、意識改革に絶大な効果があり、絶対に参加である
→参加できない社員は理由の説明と証拠を提出しなけらばいけない

ざっと一例を書き出しましたが、こんな企業でした。

上司の機嫌の悪さがMAXの場合、ノートパソコンが投げつけられることも
ありました。(頑丈で有名なパナソニッ〇のノートパソコンです)


今でも思い出しても、ゾッとするような環境ですが
日々揉まれながら、苦しみ、なんとか乗り越えてきた経験。


その会社は人材派遣や紹介などの事業がメインだったので
人材や組織のマネジメント、コミュニケーション術やクレーム応対など
様々な専門の講師から、学んだ人に関する知識

在籍当時は日々を生きるのに精一杯でしたが、今となっては
血となり、肉となり、自分自身の大切な財産になっています。


それもあってか、これまでの僕と同じような環境で働いている人達から
人間関係の悩みに関する相談を受けることが多々あります。

特に多い年齢層は、自分の世代と同じ30~40代の人。
昇進して、管理職を初めて経験するいわゆる、中間管理職になりたての
人からの相談が多いです。

中には入社から数年経ち、後輩が出来、それなりの仕事やポジションに
立つようになった20代後半の人などもいます。

相談の一例を上げると
・無茶ぶり大好き、部下への罵倒も大好き、パワハラ上司
・他人に業務を押し付け、自分だけが楽をしようとするラクスル同僚
・返事と気合は一流、実務では不平不満ばかりで全く仕事をしない三流部下

etc…..
色々な悩みがあるものですが
相談者に共通してお話をしていることがあります。


その人のことを理解してますか?

もっと掘り下げると
各個人に合わせたコミュニケーションやマネジメントをしていますか?
という質問です。


部下Aさんは、ノリや勢いで任せられる仕事を重視する
部下Bさんは、的確な指示やその仕事をする意味を重視する

上司であれば
上司Cさんは、結果→原因の順で話すよう指示をしてくる
上司Dさんは。原因→結果の順で話すよう指示をしてくる

このように、一人一人好むことや特徴が違うのに
部下のマネジメントはこうするもの!
上司への接し方はこうするもの!

このようにワンパターンでのコミュニケーションになっている人が
多く見受けられます。

それではマネジメントはおろか
上司、部下との関係を悪化させてしまうだけ。

マネジメントとは自分の考えや方法を押し付けるものではなく
相手に合わせた言動やコミュニケーションを行うことで、気持ちよく目標に向かって仕事をしてもらうもの。

このように僕は思っています。

そのためには周りにいる一人一人の性格を特徴を知ること。
その特徴に合わせて、接し方を変えていくこと。

これがとても大事です。

では相手に合わせるには、どんなことを知識としてを身につければ良いか。

それをこの記事で書かせていただきました。



このnoteはこんな方におすすめしたいです。

1.人を見る視野を広くしたい人

2.死ぬまで活用できる人間関係の知識を身に付けたい人

3.テクニック以外の改善方法が知りたい人


では前書きはこれくらいにして本題に入ります。

【人間関係で何よりも大事にすべきこと】

前述のとおり
相手の性格や特徴を把握したうえで、接し方を変えること
です。

少し話は逸れますが
人間は自分を知ってもらいたい、認めてもらいたいと思う生き物。

このような考えは承認欲求※と呼ばれます。
※心理学者アブラハム・マズローが提唱したもの

これは老若男女問わず、誰もが持つ、自然な欲求です。

どちらも間違ってはいないと思います。

ですが、相手を知ろうともせず
自分のことばかり知って欲しい、理解して欲しい。

これでは、いつまで経っても状況は変わりません。

そもそも周りの人は、貴方にあまり興味がありません。

貴方だけでなく、周りの人に興味がありません。

人は他人に全く興味が無いと言っても過言ではないかと思います。

貴方が相手のとっての
恋愛対象だったり
推しのアイドルだったり
憧れるスポーツ選手や偉人とかでも無い限り

貴方のことを知ろうとはしていません。

何を当たり前な事を、、、と思われる人もいらっしゃるかも知れません。
しかし現実はこの事実から目を背けている人がほとんどです。

僕自身も
オウム返し※1とか
ペーシング※2など
コミュニケーションスキルはたくさん学びました。

しかしそれは一時的なコミュニケーション方法であり
「改善」という根本的な対策にはならないのです。

※1 相手の言ったことをそのまま返すという会話のテクニック
真剣に話を聞いているという姿勢を相手にアピールできる

※2 話す速度・声の高低、うなずきの頻度などのタイミングなど
相手にあわせることで信頼関係を生みだせるテクニック


しかしながら、相手の為に、相手を知ることができれば
相手が喜ぶこと、嫌がることを把握できるます。

結果、自分自身の心の余裕にも繋がり、苦手と思っていた人とも
楽に接することが出来るようになります。

もう一度、書きますが自分を知ってもらう前に、相手を知る。
相手に真摯に向き合う。

向き合った結果、相手が心を開き、関係が良好になる。
これこそが重要な要素であり、絶対に忘れてはならない事です。

混同してはいけないのは
相手を知ること=相手を好きになること
ではありません。

好きになるということは心の問題であり
自分でコントロールできるものではありません。

無理やり「好きになった」と思っても、自分にとっては
ただの心の負担にしかなりません。

なので、好きになることから始めるのではなく
相手を知ることから始める。

相手を知ることによって
「Aさんはこう思っているのか、だからあんな言い方をされてしまうんだ」
「Bさんにはこれは嫌なんだ。これからは気をつけよう」

このような視点から、知らなかった相手の一面を知ることになり
やがて自然と相手を好きになっていく。

これが相手を好きになる、本来の流れです。

もう一度書きますが、好きになることを優先するのではなく
知ることを優先する。
知ることでやがて好きになっていく。(好きなところを見つけていく)

このことを忘れないでください。


それではここからは相手を知るための知恵を増やしていきましょう。

以下からは有料記事になります。

先にお断りしておきますが・・

長文です・・
覚悟してお読みください。


まずは人間のタイプ分けに関する内容です。

人をタイプ別に分けるという考え方は
エニアグラムビッグファイブなど
人格・性格論など様々なものがあります。

エニアグラム
1950年代に精神教師のオスカー・イチャソなどが作った
理論実践が基となったもの。
人間は9つの性格に分かれるとされた性格論。

ビッグファイブ
オレゴン大学の名誉教授であり、心理学者の
ルイス・R・ゴールドバーグが提唱したもの。
人の個性は5つの因子によって分類されるとした学説。

このように様々な学説などがあります。
多少の違いはあれど、基本的な性格の分類は
共通している部分もあります。

それはコミュニケーションスタイルによって分類
その中で今回、主として書かせていただくのはハーバード大学出身で
アメリカの心理学者で

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