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のまりれね
2022年11月14日 02:30
古い熱がまだこの胸を焦がすのにあなたは前を向いて笑ってるわ私にはもうどうしようもないけど狐につままれた夢の途中この傷はあなたの愛のしるしだったから今でも痛いくていいの後生大事にこの傷を飼ってるわ弔いと祈りは似ているのかもしれないね「私のすべてなの」そういえばもっと傷つきそうで言えないわ望まれてない未来は人知れず流れていくいつの時代も革命が起こってる全てをかけてひっくり返し
2022年10月24日 16:31
夏、あんなに手の届きそうだった雲秋になって、気づけば空高く、遠くに浮かんでいる。穏やかで柔らかなひかりが降り注ぐ空には手を伸ばしても何も掴めない。新しい季節の始まりに、手を伸ばす。何にも届かない。近くて遠くてそれでいて覆われている。何も考えたくない、感じたくない私の横をいてつく秋風がかっさらっていく。わたしは夏より弱くなった。弱くなった訳じゃなくて、元のちからに戻っ
2022年11月6日 07:06
視線で放った赤いバラ思わせぶりな立ちんぼお兄さんわたしといいことしようよ赤い口紅白い頬ミニスカートの若い小娘寂しいんだねここは昭和か元禄か今宵はわっちとあそびましょうブラウン管で笑うアイドルわたしの素肌は透けている主様、わっちを見てちょうだい8畳一間に煎餅布団ここは赤く囲まれてわっちは場末のひとでありんすそれでも期待に添えるなら望まれなくても叶えましょう
2022年11月4日 15:46
シャリシャリした上着私より背が低いんだふくよかな耳たぶ困ってないかしら?それならいいの。子どものように手を引かれる照明の人感センサーを切るダンボールの山瞳の中には私だけ?リビングから透ける光小鳥のさえずりゴミ回収車のエンジン音背中を這う指先予感しなかった吐息感電、漏電、通電鳴るアラーム行ってらっしゃい