海外で日本人が、地味だけどじわじわ食らうギャップ
こんにちは。
オーストラリアのワイナリーで働いているフミです🍇
余白のある暮らしをしている住み込み先の夫婦に、
日々感動しています😮💨
ただ、やっぱり育った環境の差ってあります。
今日はそんな話を書きたいなと。
言語の壁は言うまでもないのでさておき、
今回は精神的な差を感じた時のお話をします。
山ほどあるのだけど、
たいていは、ただの『差』として受け止められる。
でも、たまに、すごく戸惑う。
私目線ですが、「わかる」と言う方もいるだろうと思い、書いてみます✍️
前置き:私の性格をご紹介
・生真面目
・責任感が強い
・約束は守る
完璧主義と言われることも多く、
細かいところまで分かっておきたく、
納得しないと動けなかったり、
精神的に背負いやすいです。
小学生から大学生まで、
宿題を出さなかったことはなかったし、
遅刻もしたことがないです。
会社員時代の繁忙期には、
仕事のことを考えて一睡もできない日が
よくありました。
もう、お察しかと思うのですが、海外とのギャップがエグい人!笑
① 求められているレベルの差
そんな私がオーストラリアの家族と生活していると、
相手の求めていることと、私の受け止めに、
程度の差があることが分かってきました。
まずは、具体的に感じた時の話を。
日々いろいろな指示をされる中でのこと。
「この部屋を全部キレイにして欲しい」
「庭中の野菜を収穫しておいて」
「毎日やって欲しいことリスト」
「毎週やって欲しいことリスト」
…
私はだんだん、指示が怖くなってきました。
完璧にしなきゃと思うからです。
「全部やらなきゃ」
「端から端まで漏れはないかな」
「ていうか毎日、『いつ』やればいいの?毎朝2時間前に働き始めろってこと?」
エヴリ、オールと言われるたびに、
程度が分からず、200点で返さなきゃいけない、
と思って苦しいのです。
そこで、「毎日リスト」について、
思い切って自分の次元で相談してみました。
「仕事A〜Eを毎日このくらいするためには、
1時間かかるので、こう言う日はBはできないし、
Aの頻度はこのくらいだったらできそうである。」
案の定(と言うのもどうかと思うけど笑)、
「え、全然できなくていいのよ!
空いてる時間があればやって欲しいなって感じ!」
とみたいな返事でした。
相手からしてみたら、
「ふと手が空いてしまった時に
毎日でもやって欲しい仕事」
くらいのニュアンスなのですよね。
日本で仕事してる時に
「毎日やって欲しいことリスト」
が渡されたとしたら…
だいぶニュアンスが違うな、と思ったのでした。
それからは、「マイペースを努める」と言うことを心がけてタスクをこなしています。
余談ですが、
庭には、5種類のトマトがあります。
普通のトマト、黒いトマト、縦長いイタリアントマト、赤いミニトマト、黄色いミニトマト。
庭中のトマト(その日だけで20キロ)を収穫してと言われた時に、種類ごとに分けていたら軽く引かれました。
過半数の日本人は、トマトの収穫を頼まれて明らかに色や大きさが違えばケースを分けたりするのでは?
うんうん、と思ってくださった方、海外に行くと「なんでも120%で打ち返して引かれる人」でしょう😆
② 話好き
これは、海外というか、オーストラリアです。
オーストラリア人は話が好き、ということはなんとなく聞いていました。
が、「想像を絶する話好き」でした。
文化なのでしょうか?
田舎だからなのでしょうか?
アポ無しの来客、
車で通りかかった近所の人、
兄弟からかかってきた電話、
などなど、長い時は2時間以上、
唐突に世間話をし続けることがよくあります。
仕事中でも、
極寒の中鳥肌を立てていても、
次の予定が押しても、
待ちぼうけの私が何の仕事をしたらいいか分からなくなっていても…
最近は慣れてきたけど、最初はやはり、
「え?!?!いつまで話すの???!!!」
ってなってました。
イライラとか通り越して、理解不能でした。
まだ完璧には理解できていないけど、
彼らのコミュニケーションのスタイルなのだと信じています。
③ 締めは、いいギャップについて
オーストラリアに来てから、
何度もキュンを「食らってる」、
いいギャップについて話します。
それは、気遣いが想像よりずっと細やか!
もちろん、個人差はあると思うのだけど、
なんとなく海外の人って、
他人のことをあまりケアしないイメージがありました。
心の中で少し困った時に気づいてくれたり、
コップの水が少なくなったら水を注いでくれたり、
与えてくれた部屋に干渉しないでくれたり。
「海外に行ったら察すると言う文化はない、
自分で主張できないと生きていけない」
みたいに思っていたけど、
自然に生きていても窮屈に感じない、
そんなあたたかさがあります。
おわりに
日本人はこう言う性格だからよくない!
とか、
海外だとこれが普通!
というふうには捉えたくないなと思っています。
ノーと言えないことが、悪いとは思わないし、
そうやって私たちコミュニケーションをとってきたの。
私は日本で生きてきた背景を持っているし、
合わせられるところは合わせるけど、
分かってもらいたいことは、伝えたらいい。
そんな考え方を前提にした上で、
より長い物差しを持てたらいいな〜と思って、
余裕のある時には、ぜひこのギャップを楽しんでいこうと思っています✨
そしてプラスマイナスしていってみれば、
圧倒的にオーストラリアが好き🐨!
また考え方の変化なども起これば、
綴ってみたいと思います☺️
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