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コロナの影響で考える海外移住

今年の4月からアメリカに住んでいる主人の元で一緒に暮らせるはずだった大阪のオカンです。3年の歳月をかけてやっと念願のグリーンカード(永住権)をとったけど、このコロナやで。飛行機飛ばんかった。マジたまらん。

あちらに行ってから仕事しようと思ってたから3月で会社を退職。いきなりただのプータロー。(ニートて言いたかったけど35歳くらいまでしか使われへん用語らしい)で、いきなり金欠なるわけやん。
このコロナが落ち着いたらとりあえずは渡米を予定してるけど、正直この状況、「どうなん?」って感じ。コロナがジワジワ来てるときから周囲からは「はよいけ!」「今なら滑り込みや!」とか言われてたけど、今のタイミングで海外移住の方がリスク高いのでは?と感じる。

で、渡米ミスってちょっとショックやったけど、この10日で日本の状況の方が酷くなってきて、移住予定のアメリカもあっという間にコロナ感染者数も世界一になってるやん?!
今回のこのコロナで「海外移住」って一般的な「ええやん」って言える状況では全くないんです。思わず感情的になりましたが、私なりの今の状況で渡米する時の注意点をまとめてみました。

リアルにアメリカで暮らす旦那のリアルな状況もお伝えします。

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■①医療費について


まず、海外に行くときに一番重要なこと。
特に私たちのような駐在でもなく、個人で「海外移住」となる場合、健康保険は基本的に任意保険となります。
その医療費の高さは有名ですが、例えば以下のような感じです。

歯医者一回→約8万円
救急車一回呼ぶ→約3万~5万円
入院一日→約20~30万円

といった具合に医療にかかると100万円があっと言う間に飛んでいくのも恐ろしい事です。日本の医療保険が大変ありがたいものか実感するところです。末期のがん患者の方が家を売り、そのお金で医療を受けるという話も嘘ではないと分かります。
そんな背景もあり、アメリカでは医療に頼らないように自己予防の文化が根付いています。(そのことについてはまた今後お伝えしていきたいと思います。)
では私の場合、どのように保険に入ることができるのか。私の場合、


①夫の保険に入る。
②日本で長期滞在用の保険に入る。
③アメリカで長期滞在用の保険に入る。


を検討に入れました。
アメリカの医療に詳しい方なら分かると思いますが、保険によって行ける病院が指定されていたりします。行きたい医者にいけないという複雑なシステムがあります。検討した結果①にしようとしたのですが、

①夫の保険→更新月が毎年11月でこの月にしか入れない、という問題が。

そういえば、自分の保険もそんな月だった気がする。1年に一回しか申し込み出来へんのや。11月迄半年くらい。何とか持つかなと思いつつ仕事の関係で3か月後に一度帰国する。

そういえば・・。とクレジット付帯の保険について調べてみたら最低レベルの保険は付いていそうだったので、いったんこれで耐えてみることにした。
11月、無事に移住できてたら保険に入ることにしました。

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■②仕事について


駐在員などの立場は日本からの出向という形なので影響はあまり受けていないようですが、アメリカでは2020年4月10日時点で1600万件の失業保険が申請されています。コロナの影響で飲食店は早い時期から営業制限を受けていました。当然この時点でホールスタッフは必要とされなくなりますよね。後はテーマパークなどの接客業も営業されなくなり解雇されてます。
とはいえ、リモート環境で完結できるような業種の人は仕事を続けています。この状況で明暗がはっきり分かれたという感じです。単純作業のような仕事は特に今はありません。ちょっとアルバイト感覚でレストランのホールスタッフも今は需要がありませんので、渡米前に収入源は確保してから行きましょう。
また日本とは違い、副業が当たり前のアメリカ。本業とは別に違うところで収入を得ている人も少なくありません。柔軟な働き方ができるのは良いところです。


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■③物価上昇について


この10年アメリカの物価上昇は著しく思います。3年前10ドルで買えていた「マヌカハニー」もあっという間に15ドルを超えてきました。食料品だけではありません。家賃、ネット料金、インフラに関わることも日本に比べて高い。ホームレスがここ数年増え続けているのもこの影響です。大学生でさえもテント暮らしなど、日本では考えられない光景も目の当たりにします。

税金も高くて有名なのがカルフォルニア州とハワイ州です。毎年TAX-return
(日本の確定申告のようなもの)をしなければいけませんが、その高さにびっくりします。もちろん最低賃金も上がってきているので一概に「物価上昇」だけに注目してはいけませんが、この3.4年、アメリカに行くたびに体感できるほどなので、今後も上がっていくだろうと予想できます。ほんとにお金がある人でないと住みにくくなってきているのが実状です。


私もアメリカで働くつもりですが、現在のアメリカはコロナで不安定な経済であることは間違いありません。今は世界中がそんな状況ですよね。
アメリカは成果主義です。やる気によってはチャンスもあります。自分の生活も維持しつつしたい生活ができるのか。自分のライフスタイルをよく考えて行動する必要がありますね。

今後も私の人生から経験したことを綴っていきます。
お役に立てますように。




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