打ち勝つのではなく負けないように
10月初日
本社工場から支社工場に戻った。
応援の期間が終わったことでホッと胸をなでおろした。
現在、支社工場の仕事が少ない。そのため残業もなく定時には帰ることができている。
*
「ブログを書いているんだって〜?」
同僚が、ニヤニヤしながら話をかけてきた。
「ブログ(note)やってますよ。見せませんけどね笑」
何度も自分の文章を見たいといってきたので、天狼院にアップされている文章を見せた。一応、ウェブメディアには載っているので人に見せても支障はない。そのため、誰に見られても構わない。
しかし、これだけでは終わらなかった。
「行動だけが人生を変える〜?仕事でも発揮して欲しいな〜」
「この表現の仕方おかしくないか〜?」
文章をバカにされた感じだった。
「あなたは毎週2000字のコンテンツを作れるのか?」
「自分よりも良い文章をかけるのか?」
本当に言い返してやろうかなと思ったんだけど、さすがにそれはできなかった。いってしまえばよかったのかな…
また、それだけではない。
支社工場に帰ってきてからネチネチと…
「おまえは、社会性がない」
「もう、帰るか?」
「1年経ったけど、仕事全然できへんやんけ」
どうやら、戻ってきてからそんな感じの扱いだ。
仕事がないから暇なのかな?と思ってしまった。それとも、1ヶ月ほど応援にいっただけで「居場所」というものが無くなってしまったのかもしれない。
そんな感じで今に至る。
*
そして、今日…
「来週から本社に応援いってくれ」
と不意打ちに言われる。
仕方のないことだが、ここは黙って返事をする。
「いつまで本社なのでしょうか」ここも忘れずに聞いておく
(はっきりしておかないといつまでもいいように振り回されるからだ)
「わからん」
(またうやむやにするのかな)
「そうですか」 こんなやりとりで話が終わる。
*
帰り際、割と仲がいい先輩が声をかけてきた。
「来週、応援やってな…頑張れよ、Mさん居ないけど…」
「どういうことでしょうか。」と不安がよぎる
「黙っていて欲しいんやけど、うつになって2〜3日お休みをしているんやって…」
どうやら、そのために急遽応援の要請あったという。
自分も鬱になりかけたことがあるため、
正直、他人事ではないと感じてしまった。
打ち勝つのではなく負けないように。
そう心に誓いながら、来週から再び本社工場にいく。
いざって時は逃げるというコマンドも押していいと思うのだ。
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