カメムシとの戦いに終止符を打つために。
先週のことである。玄関をドアを開けるとカメムシの死骸が転がっていた。最初はかわいいものだった。毎年、なんだかんだ自宅マンションの廊下で1匹や2匹ほど死骸が転がっていて、秋の風物詩のようであった。日が経つにつれて廊下、特に自分の部屋の前だけ死骸が集まっているのであった。
「何かがおかしい……!」ふと、見上げてみると、鳥肌が立ち表情が硬くなる感覚を覚えた。それもそのはず、ちょうど蛍光灯が自分の部屋の真下にあり、いつ落ちてきてもおかしくないようなほどカメムシが集まっていたのだった。