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【読書】 これからの男の子たちへ / 太田啓子さん

「男の子なんだから泣いちゃだめ。」
「女の子なんだから上品にしなさい。」

みなさんの中にも、
こんな言葉を耳にしたことがある方が
多いと思います。

男の子はやんちゃで元気な方がいい。
女の子はニコニコしてる方がいい。

実はそんな世間の考え方や思い込みが、
大人になってからも、女性に対して
差別的な態度をとる男性を
生み出しているのではないか。

そして、そういった性差別的な男性を
減らすためには、どのような教育や
社会的な取り組みが必要なのか。

こちらの本では、
学校での性教育やメディアの表現、
実際に子育てをする時の接し方など
あらゆる角度から考えさせてくれます。

著者の太田さんは
お子さんをお二人育てていらっしゃる
現役の弁護士さん。

性暴力被害にあった女性や
離婚に関する弁護を担当している際に、
あまりにもコミュニケーションを取れない
男性が多かったことが、
この本を執筆するきっかけに
なったそうです。

性差別で悩む人を減らすために、
そして、男性自身も
「こうでなくちゃいけない」という
プレッシャーから解放されるために、
一人でも多くの方に読んでいただきたい、
今、必要な一冊だと思います。

***

ー 響いたフレーズ ー

心の痛み、悔しさ、悲しさなどの
「弱い」感情を「男らしくない」と
切り捨てて直視しないままでいると、
自分の感情に対する「解像度」も
低いままになってしまいます。

自分自身の感情の解像度が低い人に、
他人の感情を想像できるはずが
ありません。

***

ー 今日のごほうび ー

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ヒナタイロさんの"野菜のお菓子"。

一見すると何の変哲もないマドレーヌ。

しかし、一口かじってみると
口の中に広がったのは…
タマネギの味!?

"野菜のお菓子工房"という名前が
ついているヒナタイロさんでは、
なんと「無添加野菜を使ったスイーツ」
という、他では見られない珍しい
商品をたくさん扱っていらっしゃいます。

他にも"ごぼう"や"しょうが"、
"長ネギ"などが入ったお菓子もあり、
野菜が苦手なお子さまでも
楽しく食べられてしまう素敵な
お菓子でした♪

お店の外観や内装もかわいくて、
近くにあったら全部の味を
食べてみたかったな〜

『これからの男の子たちへ』
著者: 太田啓子さん
出版社: #大月書店
装画 : #マシモユウ さん

instagram:ごほうび書店 fum*fumでは、
ジェンダーやフェミニズムを含めた
あらゆる差別の解消につながる本を
おすすめお菓子と一緒に紹介しています。


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