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いま月経前症候群(PMS)があると将来の更年期障害が酷くなるのか。

現代女性を取り巻く環境はすごいスピードで変化し、30年前に同じ子育て状況であった実母でさえも現代の状況を理解できない。私自身が実母に家事、育児、仕事の現状をつたえてもチンプンカン。

最近は個人で起業!ママも起業!と多くのチャンスがある。それについてコンサルティングをする方もたくさん。そのチャンスを活かすために今を生きるために。

女性の身体は女性ホルモンに左右されるといっても構わないくらいに一生で身体が大きく変化する時期がある。実はそのホルモンに日常を左右されてる人もたくさん。自分の身体は日々、変化していきます。人生色んな事にチャレンジしたい。その身体のコンサルティングは誰がするのか?身体が健康であってこそ、命があってこその人生。24時間のライフスタイルを振り返るキッカケの1つになれば。

今回は性成熟期におけるPMSが将来の更年期障害に与える影響について概説する。

簡単に言うと若いころにPMSがあった人は更年期になったら更年期障害に悩まされるのか?この関連を調べている。

PMSは月経前である黄体期に、基礎疾患の無い状態で身体的または精神的な不調により社会的生活に支障をきたす病態の総称である。

更年期障害とはエストロゲンが低下し、卵巣刺激ホルモンが上昇する閉経周辺機に出現する。

この2つの背景にあるホルモン動態に全く異なるにも関わらず、PMSも更年期障害も1人の患者が多種多様な症状を訴えることが多く、また出現する症状も類似している。この2疾患の関係性については不明な点が多い。

月経前後でこんなにも女性ホルモンに翻弄されているのにようやく閉経を迎えられると思ったら、また更年期障害に悩まされるのか…と気になる部分である。

巷では若い女性が月経前に頭痛、肩こり、気分が落ち込む、イライラする、チョコレートが無性に食べたくなる、身体が浮腫む、食欲が抑えられないなどの話はよく聞く状況。一方、産婦人科外来で更年期の女性が肩こり、頭痛、倦怠感、ホットフラッシュなどの症状を訴えている状況にも遭遇する。

この2つの疾患の患者が訴える症状は似ている。しかしその症状を引き起こしているホルモンの流れは違うがどちらとも女性ホルモンの変動する時期に起こる疾患である。

では月経前後の女性ホルモン変動にPMSがあった女性は更年期の女性ホルモン変動に対応できず、更年期障害になる可能性があるとの見解である。

多数の文献検討からここでは以下の2点が述べられていた。

・重度のPMSは閉経期の身体症状の予測因子なっていた。
→PMSが重度な人ほど更年期の身体に現れる症状が予測できる。

・月経前の水分うっ滞症状は、閉経期におけるけ血管運動症状(ホットフラッシュなど)の予測因子となっていた。
→月経前にむくみに悩ませれる人は更年期にホットフラッシュなどが出現する予測ができる。

・訴える症状は似ているがその誘因であるホルモン状態が違うので更年期のホルモン補充療法はPMSを再発することもあり、状況を分析する必要がある。

最後はPMSや更年期障害における機序が解明されていないので今後の議論が必要であると締められていた。

PMSと更年期障害は確かに女性ホルモンの変動で起こる状態なので何らかの関連はありそうだとわかった。しかし、ここからどうするのか?

月経前の不快な身体や心の状況を打破するのかうまく付き合っていく方法はないのか。個々人が探していく事になる。では、いつ?どうやって見つけたらよいのか?これは自分探しの1つではないだろうか。

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