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クリスマス・アドベント

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 クリスマスがすぐそこですね。2年前に家族で行ったアメリカ・ヨセミテの宿泊施設からグリーティングのメールが届きました。

 普段なら読み飛ばしていそうですが、切迫早産での入院生活を送っている身としては嬉しくて、ついつい読んでしまう。次はお腹の赤ちゃんも一緒に行けるといいなぁ。

 2年ほど前まで働いていた職場の取引先からも、グリーティングメッセージが届きました。

 なかなか凝っていて、メンバー全員が登場する動画。懐かしい顔にこちらも嬉しくなりました。

 元職場からは、こんなの作ってる暇あったら仕事しろ、と冷笑されていそうなのが目に浮かびますが、、チームワークが良い取引先がとてもうらやましかった。できることなら取引先側で働きたかったくらいです。退職後も繋がりが続いていることに感謝。

 昨日、家族からの差し入れがあり、シュトレンを持ってきてもらいました。

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 お世話になったパン教室先生お手製のものです。

 私がこのシュトレンと出会ったのは、5年前のこと。シュトレンというものを食べたことはありましたが、クリスマスを待ちながら毎日少しずつ食べるもの、その間、シュトレンそのものが熟成していき、その味を日々楽しむもの、と教えてくれたのは先生です。

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 それ以降、パン教室で作ったものを持ち帰って食べたり、ダメ生徒となりレッスンからフェイドアウトした後も先生お手製のものを注文したり、毎年このシュトレンでクリスマス・アドベントを楽しんでいます。先生のパンは絶品なのですが、このシュトレンも絶品。ラム酒に漬け込んだドライフルーツと生地が徐々に熟成していき、味に変化が生まれていきます。

 先生は、今年いっぱいで教室をたたむことになりました。最後となる今年、息子が大好物である先生のロールパンなどのレッスンと、先生お手製のシュトレンをお願いしていたのですが、私の入院によりレッスンをキャンセルすることに。シュトレンだけは、先生や一緒に通っていた友人、家族のおかげで無事に病室まで届けてもらうことができました。

 早速つまみ食いをしました。やはり美味しい。これから熟成していく味です。毎年食べているから詳しい…。

 夫に半分に切ってもらい、もう半分は自宅にあります。夫はワインと食べるのかなぁ。ワインとも合うんですよ。先生最後のシュトレン、ワインと楽しむことができず残念。

 先生に会えず、これからのことを聞けずじまいでした。でもまたいつかどこかで先生のパンと出会えるといいな。

 来年はシュトレンどうしよう。今、いろいろなものが出てるし、新しいものを試してみてもいいかもしれない。でも、先生のシュトレンロスになってるような気もする。そんなことを考えながら、最後のシュトレンを味わいたいと思います。

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