閲覧注意 3回見ると死ぬ? ベクシンスキー・ギャラリー 【ポーランド】
ネットで偶に形容しがたい不気味な絵画に出くわすことがあります。
それらは面白半分で「3回見ると死ぬ絵」などという文言とともに紹介されています。
シュルレアリスムを用いた作風のマグリットやダリの絵がそうした悪ふざけに利用されていることもありますが、最も多いのがズジスワフ・ベクシンスキー(Zdzisław Beksiński)であることを疑う人は少ないと思います。
ベクシンスキーの作品は退廃的で、空虚で、死を連想させるようなものが多いのですが、精神に異常をきたしていた…という訳ではないそうです。
そんなベクシンスキーの作品がこちらです。
…どこがでしょう?
ベクシンスキーはポーランド出身であり、大学時代にクラクフにいた縁もあってか、クラクフ郊外に多数の作品が展示されているギャラリーがあります。
2018年12月、2度目のポーランドを訪れていた私は興味半分で寄ってみました。
アクセス
名称 Galeria Zdzisława Beksińskiego w Krakowie(Nowohuckie Centrum Kultury 内。公民館の一角がギャラリーのような感じです)
場所 al. Jana Pawła II 232, 31-913 Kraków, ポーランド
料金 大人10ズロチ(約300円、クレジットカードのみ)
開館時間 月〜土 11時〜19時、日 12時〜19時
※お土産が売っている売店はありません。
クラクフ中央駅から少し歩いたトラムの停留所Lubiczから10番のトラムに乗って、Plac Centralnyまで向かいます。
所要時間は30分程度です。
なぜかGoogle Mapではトラムの路線を表示してくれないので、上記のルートは徒歩ルートで代用しています。
Lubiczの外観
停留所にはちゃんと券売機があります。
トラムの電光掲示板にPlac Centralnyと表示されたらそこで降りましょう。
トラムを降りるとロナルド・レーガン広場という広場があります。
ここからは歩いて5分とかかりません。
ここがベクシンスキー・ギャラリーのある建物です。
カルチャーセンター、公民館のようなものです。
この扉を入って突き当たりにカウンターがあります。
そこの脇にちょこんと小さい自動券売機がありますので、そこで入場券を購入します。
「ベクシンスキー作品の展示はこちらですよ」という案内があります。
親切ですね。
こちらがベクシンスキーです。
何か書かれていますが、ポーランド語なのでわかりません。
展示作品
ギャラリー内は暗く、おどろおどろしいBGMが流れているので、より一層奇妙な雰囲気になっています。
写真撮影はフラッシュさえ焚かなければ許可してもらえました。
ベクシンスキーの絵には基本的にタイトルがありません。
ただこの絵はポーランドに進行してきたナチスドイツのことを表現しているのだろうなと思いました。
暗澹たる変な気分になった後、このギャラリーを去りました。
「ポーランドまで来て何をしているのだろう…?」という思いは、クラクフ旧市街で飲んだホットワインにかき消してもらいました。
ベクシンスキーの作品が好きだという方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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